2018年12月12日
遅刻をしてしまうのは脳の障害かも?遅刻癖を改善する方法
知り合いや、会社の同僚などで「遅刻癖」があるな、って人いらっしゃいませんか。もしくは自分自身が遅刻癖に悩んでいませんか。
遅刻は社会生活に大きな影響を与えるのですぐにでもなおしたいですが、実は「慢性遅刻症候群」なんて脳の障害もあるのです。
今回はこの「遅刻癖」を医学的な観点で医師に解説をしていただきました。
遅刻癖のある人の性格の特徴
■その日の予定をきちんと把握していない
■確認やその日の約束についての連絡事項が少ない
■大体、大ざっぱに物事を把握するタイプが多い
■交通機関の状況など所要時間に関して楽天的である
■待ち合わせ場所に先について、人を待つことが苦痛
遅刻をする人の思考&行動パターン6つ
1:時間の計算が苦手
例えば、朝の車の渋滞や電車の乗り換えの時間を全く考えずに最短時間で到着時間を計算してしまい、遅れることになる。
2:待ち合わせ時間ギリギリに家を出る
スタートの時点で、出る時間が遅くなったことを相手に伝えられず、結果やっぱり遅刻してしまう。
3:朝早く起きることができない
朝が弱く、ほとんど早く起きるのは不可能であるのに、朝一番の約束を入れたり、職場からそれなりに距離のあるところにアパートを借りてしまう。
4:寝坊して間に合った経験がある
下手に時間があると、妙に余裕を感じてしまい、気づいたら家を出るべき時間を過ぎていることが多い。寝坊するとダッシュで着替えや身支度を済ませるので、却って間に合う。
5:出発時間を遅刻ギリギリラインで設定する
その設定が本当にぎりぎりであることが多く、その時間を設定したことにある種安心してしまい、結局そこからまた何分か遅れないと出発できないことが多い。
6:部屋の時計を早めたことで余裕を感じてしまう
その時計を早めた事実だけ記憶してしまい、この時計は少し早くなっているはずだから大丈夫と考えてやっぱり遅刻してしまう。
遅刻癖がある人がよく使う言い訳ベスト3
1位
電車が遅れた
2位
お腹の調子が悪かった
3位
忘れ物を取りに戻った
慢性遅刻症候群とは?
原因
脳の障害で、時間の経過を正確に把握できないことが原因と考えられています。
症状
あらゆる約束に遅刻してしまう。自分にとって大切な約束だったり、どんなに気を付けていても遅刻してしまう。
治療法
今のところ特に、効果的な治療法は考えられていないようです。
遅刻癖が酷い場合に考えれる病気
認知症や、注意欠陥多動性障害などは遅刻ばかりしてしまう原因として考えられると思います。
有効な遅刻癖の5つの治し方
■約束の時間を少しはやめて認識するようにする
■会社や学校の近くに住むようにする
■朝起きられない場合は午前中の重要なミーティングなどはできるだけ入れないようにする
■時計を数分間早める
■出発時間の5分前にアラームをかけるようにする
遅刻癖は周囲にとってはもちろんのこと、本人にとっても非常に悩ましいものです。ただ、病的なものは除いて、遅刻癖はやはり見通しの甘さによるものが多いと思います。
社会生活にも大きな影響を与える遅刻癖、少しずつでも直したいものですね。
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