一方の京都サラブレッドクラブは「大レースは狙わない」とある意味、公言している部分があり、年間通してレース数の多いダートや芝の短距離線に絞った血統の馬を募集しています。また降級制度がなくなったJRAにおいては成績が頭打ちになり稼げなくなるケースも多いため、今後、地方競馬馬主の取得を念頭におき、ファンドを解散しない状態で南関東への参戦も視野に入っているようですね。ちなみに南関東以外への転入は概念にはないとのことです。これに関しては私も賛同するところが多いです。私も以前、地方馬主免許を10年程度所持していた時期があり、4,5人で共有で数頭、持っていた時がありました。南関東は賞金も高いのでC1クラス以上でランク維持ができれば遠征もできて月2走の出走も可能になるため賞金を稼げる確率もJRAよりも高まることも期待できます。ただし、C2以下となると遠征もそれほどできなくなるため出走機会も多くはなく、能力の見極めは難しいところではあります。
20年以上の一口馬主ライフの中で「使ってもらえない」「使うレースがない」というのはストレスが貯まる要因でもありましたし、人気厩舎の場合、入厩争いに勝てない出資馬は出走機会に恵まれず、挙げ句の果てに転厩なんてことも多かったですね。やっぱり、「出来るだけ使ってもらいたい」という思いは一口馬主をやられている方に共通するものだと思います。そういった観点から「京都サラブレッドクラブ」には期待しています（笑）。
京都サラブレッドクラブの月会費はゴールド会員とプラチナ会員の2種が有り選択制になっています。ゴールド会員は月会費が税込3,300円ですが、出資保有馬の中で1番若い馬が2歳9月までは1,500ポイント、2歳10月～3歳9月までが600ポイント、3歳10月以降は0ポイントとなりポイント還元がなくなります。私が出資している現2歳世代は9月までは1,500ポイント還元対象で、10月以降は600ポイント還元なりますが、おそらく9月頃には1歳馬募集がスタートすると思われますので、新たに出資すれば1番若い出資保有馬になりますので1,500ポイント還元が継続されていくシステムのようです。ポイント還元率が高いので3,300円の月会費では有りますが、実質半額近い月会費と言えます。1,500ポイントを貯めていくと金銭持ち出しをせずにポイントで出資できるようになります。既に私は14,000ポイントを貯めているので現2歳馬への追加出資もポイントで出資が可能ですが、すでに4頭の維持費(1,200円×4頭＝4,800円）がランニングコストとして発生しています。実際に稼働し始めれば出走手当などで少なからずの配当で相殺できるようになりますので、次年度募集に使う予定で貯めていきます。
プラチナ会員は月会費が税込5,500円ですが、出資保有馬の年齢に関係なく毎月2,500ポイント還元があるので実質半額です。ただ、ゴールド会員との比較をした場合、ゼッケンプレゼントや馬主席招待、口取りの抽選優遇があるくらいなので大きなメリットを感じませんでしたのでゴールド会員を選択しました。
ここのクラブは募集価格がすごく安いです。代表のブログで読んだのですが、本業が医師なので競馬で儲ける必要がないとのことで、その分、募集馬を安くして長く楽しんでもらうというものでした。ポイント還元も高いのもその表れなのかもしれません。
前身のニューワールドレーシングクラブの評判が芳しくなかったのでイメージ的にも?マークがつきますし、この先も未知数では有りますが、私自身の「一口馬主ライフを楽しむコンセプト」にマッチしたクラブの一つとして見守りたいと思います。
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