個人馬主の山上和良さんが代表になってリニューアルされた京都サラブレッドクラブ。新体制になって昨年募集された2019年産の先陣を切ってアップトゥザナインとフルムの2頭が新馬デビューを終えました。
アップトゥザナインは6着。フルムは3着と新生・京都サラブレッドクラブの出足はまずまずのスタートだと個人的に感じており、なかなか期待が持てる感じです。両馬とも出資馬ではありませんが、「損をできるだけさせない」というコンセプトに基づいた募集馬だけあって、血統も地味、厩舎も地味、ジョッキーも地味なので、クラシックはもちろん、重賞レース、特別レースにも縁遠いイメージで、注目度もほとんどありませんでした。
アップトゥザナインの父はリヤンドファミユで募集価格は400万円。1/500口でわずか8,000円という安さです。牡馬でこの価格ですから他のクラブではお目にかかれない募集馬と言えるでしょう。入厩による募集締め切り時での残口はクラブ公式サイトでは355口もありました。二次募集馬ですので募集期間が短かったとはいえかなりの残口数ですね。
フルムは一次募集馬で父はシニスターミニスターの牡馬です、募集価格は1,000万円。1/500口で20,000円です。全体的に一次募集馬の方が価格は高めですが、育成費用なども加味されてますのでこれは仕方ないでしょうね。それでも他のクラブと比べたら異常な安さです。価格の安さでは定番のシチーブランドを擁する友駿ホースクラブの上を行っています。入厩による募集締め切り時での残口は109口とまだまだ余裕残しでした。
そんな中、私も注目していた2頭の新馬戦。両馬ともに人気以上の好走で、特にフルムは若干仕掛けが早いイメージでしたが、長い東京の直線の逃げを持ちこたえて3着と健闘しています。
価格的にも1勝すれば、まず馬代はペイできる感じで、あとは走れば走るほど維持費の捻出と利益を生める流れに持込そうな感じの2頭のデビュー戦でした。
まだスタートしたばかりですが、「損をできるだけさせない」クラブとして、今後に期待が持てる感じです。
さて私の出資馬もブレイヴルーラーが既に入厩を終えゲート試験も無事にパス。普通なら一旦放牧してじっくりと馬体を作ってデビューの流れになることが多いのですが、ブレイヴルーラーはこのまま厩舎で管理し8月の新潟ででデビューするとのことです。とにかく1つ勝てば、長く楽しめる、もしかすると利益を生んでくれそうな期待が高まりました。
↑ゲート試験もパスし8月の新潟でデビューを迎えられそうなブレイヴルーラー。(写真はクラブサイトより転載)
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2021年07月06日
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