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2016年12月30日

「吸血鬼ゴケミドロ」高英男、佐藤肇、吉田輝夫、

日本の怪奇SF映画と言えば「吸血鬼ゴケミドロ」にとどめをさすだろう。

羽田から伊丹へ向かう1機の航空機があった。なぜか空は血のような真っ赤に染まっていた。不安な状態で

迎える途中、パイロットに無線で連絡があった。何物かが時限爆弾を仕掛けたという。パイロットの杉坂(吉田輝雄)

はなんとか乗客にきずかれないように持ち物検査をするが、たまたまこの飛行機には暗殺事件を起こした

テロリスト(高英男)が乗っていた。

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テロリストは航空機をハイジャックして乗客たちを脅すが、オレンジ色の謎の光体が接近し航空機は

危険を避けて岩山に不時着する。

そして多くの乗客が死にわずか10名だけが生き残る。杉坂とスチュワーデスの朝倉(佐藤友美)、

極悪政治家の真野(北村英三)と武器商人の徳安(金子信雄)宇宙生物学者(高橋昌也)にテロリストの寺岡

らであった。

食料も水もなくどこの場所かもわからない山中に取り残された乗客たちが次第にエゴをむき出しにしていく。

そして生き残ったテロリスト寺岡は、朝倉を人質にここから脱出しようと山中を彷徨う。

そんな二人の前に巨大なオレンジ色の謎の光体が現れる。寺岡は光体の光に洗脳されてふらふらと歩いていく。

そんな寺岡の姿を不安そうに見ていた朝倉だったが、突如寺岡の額がパカッと割れたかと思うとゼリー状の

気味の悪い生物が寺岡の頭に入っていった。あまりの気持ち悪さに朝倉は絶叫し気絶する。

そんな危機の中でも真野を初め乗客たちは些細なことで言い争っていた。しかし寺岡に寄生した宇宙生物

ゴケミドロの恐怖はじわじわ迫っていたのだ・・・

シャンソン歌手の高英男が怪演技をしていることでカルト的な人気がある作品である。航空機の窓のまるで

自殺するかのように鳥は体当たりして血で染まるシーンが不気味である。高英男の額が割れるシーンは

絵で描いているのが丸わかりでチープだがかえってそれが気持ち悪いのである。宇宙船のクマンバチのような

飛行音と宇宙人の「我々の目的は人類の皆殺しだ」のセリフが妙に怖い。原案はうしおそうじ

監督は佐藤肇で「キーハンター」を撮っている人でこの作品のノリも似ている。特撮シーンだけでなく

ドラマ部分もよくできていて、金子信雄の悪党ぶりやそれを上回るずるがしこい北村英三の卑怯そのものの

演技が面白い。またテーマには反戦のメッセージも込められている。絶望的なラストには唖然とする。

菊池俊輔の音楽も不気味でいい。

杉坂の「何もかもが遅すぎたんだ」のセリフがいつまでも印象に残る。日本怪奇映画の記念碑的作品である。


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posted by ハヤテ at 20:25| SF映画
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