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2016年08月05日

「やくざの墓場くちなしの花」渡哲也深作欣二梶芽衣子

1976年東映製作の「やくざの墓場くちなしの花」は、深作欣二渡哲也コンビの「仁義の墓場」の続編ではないが

同じテイストで作られた作品である。

ただし主人公の黒岩竜(渡哲也)はやくざではなく、大阪府警?をモデルにしたと思われる4課の刑事である。

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関西大組織の山城組と大阪ミナミを中心とした小組織西田組との抗争を軸に、西田組担当となった黒岩の

活動を中心に描かれている。作品の冒頭からサングラスのチンピラが、西田組の若い衆に焼きを入れるところ

から始まるのだが、このチンピラが潜入捜査をしている4課の黒岩刑事であった。黒岩の取り調べは警官とは思えない

苛烈なもので若い衆は容赦なく鉄拳やけりで半殺しにされるのだ。

黒岩の単独行動は府警の幹部からも警戒され黒岩は孤立していた。実は黒岩は何年か前に暴力団幹部のヤサに

踏み込んだ時相手を射殺したことがあったのだ。

しかも幹部の情婦を黒岩は同情から面倒を見て、今は愛人にしていたのである。

そして黒岩は西田組の若い衆を痛めつけたことで西田組幹部の岩田(梅宮辰夫)の怒りを買い、報復で殴り倒された

のだ。

岩田は一本気な男でキックボクシングジムの会長でもあった。しかし黒岩と岩田は何度か衝突するうちに

奇妙な友情が芽生えいつか兄弟杯を交わすようになる。しかも西田組幹部で今は服役している男の女房

啓子(梶芽衣子)と黒岩は恋仲になってしまう。黒岩は西田組といつしか抜き差しならぬ関係になっていく。


しかし府警本部は裏で山城組とつながっていて西田組壊滅作戦を決定していたのだ。

警察の中で孤立し西田組壊滅を進まねばならない黒岩は苦境に立つが、山城組傘下の山光興業に捕まり

黒岩はドイツで開発された自白剤スコポラミンを討たれて岩田のヤサをしゃべってしまう・・・

渡以外の警察幹部に大島渚や金子信雄、室田日出夫らが扮し暴力団よりワルに見える。

この映画はまたただのやくざ映画ではなく、在日民族問題も扱っていて深い。しかし警察と暴力団の癒着は

相当なもので脚本を担当した笠原和夫も書けないことがかなりあったらしい。

東映実録もの全盛期の映画で今ではこの水準の作品を作るには難しいだろう。

なお主題歌の「くちなしの花」は当時渡が歌ってヒットしたもので映画とは直接の関係はない。



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タグ:梅宮辰夫
posted by ハヤテ at 16:13| やくざ映画
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