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2016年08月23日

「ザパシフィック」スピルバーグ、トムハンクス、太平洋戦争

「ザパシフィック」は太平洋戦争における日米の死闘をアメリカ海兵隊の視点で描いたテレビドラマである。

本作は第62回エミー賞を受賞している。プロデューサーはスピルバーグと俳優のトムハンクスとゲーリーゴーツマン

が担当している。原作は元海兵隊のユージンスレッジの「ペリリユー沖縄戦記」と同じくロバートレッキーの回想録

を基にしている。

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ストーリーはガダルカナルから始まり、メルボルンでの滞在、グロスター、ペリリユー、硫黄島、沖縄と海兵隊の

転戦と日本の降伏までが描かれる。

あくまでアメリカ側の視点で描かれているので、日本兵はあまり顔を見せない。ガダルカナルでは銃剣突撃して

くる日本兵がアメリカの機関銃掃射で人形のようになぎ倒される。

日本人をジャップ呼ばわりしたり、スラントアイ(釣り目)とののしったり日本人から見れば気分のいいものではない。

またペリリユーでは、掩体壕に立てこもった日本兵が火炎放射器で焼き殺され、日本の戦車も相手のバズーカで

炎上するなど見ているのがつらくなる。

しかし海兵隊にとっても日本兵は決して闘うのが楽な相手ではなかったのはよくわかる。

戦闘の恐怖で夜尿症になる隊員や気が狂って、独房に押し込められる海兵たちが描かれているのだ。

また海兵隊がなぜジャップは降伏しないのかと疑問に思うのは恐怖の裏返しである。

日本兵の攻撃に頭がおかしくなり、無防備で飛び出す兵隊や憎しみで日本兵を虐待しようとするアメリカ兵の

姿も描かれている。アメリカ海兵隊たちが残虐な攻撃をしたのも日本兵という彼らからすれば得体のしれない

敵に対する恐怖が大きかったのだと思うのである。

いつ果てるとも知れぬ戦争で海兵隊員たちは、泥まみれほこりまみれで戦い死んでゆく。

最後に沖縄戦を終えて日本に新型爆弾が投下されて日本降伏のニュースを隊員たちが聞くが

白けた感想しか漏らさない。作品のトーンは最後まで暗くそれは海兵隊の戦いはそれだけ過酷だったと言える。

ロバートレッキーを演じるのは、ジェームズバッジデール、ユージンスレッジ1等兵を演じるのはジョゼフマゼロ

である。

しかし戦争がつらいのは日本人もアメリカ人も同じである。アメリカを美化していないのがこの戦争ドラマの

いいところと言える。戦闘シーンも迫力はあり太平洋戦線を知る教科書として見る価値はある。

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タグ:海兵隊
posted by ハヤテ at 16:37| テレビ太河ドラマ
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