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2012年03月25日

日本のスパイ映画市川雷蔵「陸軍中野学校」

37歳の若さで夭折した市川雷蔵主演の「陸軍中野学校」は見ごたえのあるスパイ映画である。

中野学校は、風雲急を告げる当時の世界情勢に危機感を覚えた陸軍が、情報員を本格的に養成
するために設立した。

まず、幹部候補生の中から一般大学出身のものを中心に選抜された。陸軍士官学校出身のものは
少なかった。
なぜなら、士官学校出身のものは軍人教育を受けているため態度や知識に偏りがあり幅広い見識
を求められるスパイには不向きなためであった。

この映画に主人公の三好次郎(市川雷蔵)も選抜された一人であった。

スパイとしての適性を知るため教官(加藤大介)は面接で机のうえのものを新聞で隠し、

何が置いてあったか、三好に当てさせた。三好は当然のようにすべて答えた。

恐るべき記憶力である。教官が地図を見てチモール島の位置を指さすように言うと三好は「この地図にはチモール島はありません」と即答し教官を感嘆させた。

三好を始め、選抜されたメンバーはさっそく教育を受けることになるが、それは奇妙なものであった。

講師に泥棒や忍者を招き、偽造や通信、格闘技、ダンス、語学などを学び軍人とは思えないユニークなカリキュラムである。
しかし、その任務の秘匿性から家族にも真実を打ち明けられず人間として苦悩する学生もいた。

三好は許婚の雪子(小川真由美)にも何も告げず黙って姿を消したところから雪子を手がかりを

求めて陸軍参謀本部へ転職して次郎の行方を探るのだが・・・

無理解な陸軍上層部との対立もあり、中野学校の前途は多難であったが、三好を始め学生たちは自分の使命に目覚めスパイとして生きることを決意する。

中野学校は、昭和13年に設立されたが、これはアメリカのOSS(CIAの前身)より早くまた質も高かった。
開戦当初のマレー作戦、パレンパン降下作戦、ビルマ作戦など彼らのおかげで成功した作戦も少なくない。
しかしその秘密性からその全貌は未だ謎である。

戦後再び中野学校が注目されたことがあった。ルバング島での小野田さん発見のニュースである。
小野田さんは中野学校二俣分校の出身であったのだ。


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posted by ハヤテ at 17:19| スパイ映画
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