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2015年12月03日

「荒野の七人」ユルブリナー、スティーブマックイーン

黒沢明の「七人の侍」のハリウッド版リメイク「荒野の七人」は永遠の名作ウエスタンとして今尚耀き続ける

作品だ。舞台は西部開拓時代のメキシコの貧しい村。農民たちはつつましく暮らしていたが、山賊のカルベラ

一味(イーライウォラック)に収穫の農産物を略奪された上にカルベラに逆らった農民の一人が殺される。

鍬や鋤しか持ったことのない農民たちはそれでもなすすべはなく、黙って耐えるしかなかった。

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だがこの状況を変えようと有志たちが、町へ行き銃を手に入れようとする。町で路上に放置されていた死体が

あったが、インディアンということで誰も手を出そうとしなかった。見かねたガンマンの一人クリス(ユル

ブリンナー)が、たまたま居合わせたヴィン(スティーブマックイーン)とともにこの死体を墓場に埋葬

しようとするが、町の無法者たちが心よく思わず銃撃してくる。ヴィンとクリスはたちまち反撃し

無法者たちは恐れをなして屈服する。

それを見ていた農民たちは、二人に助っ人を頼むのだが、その報酬はわずか20ドルということだった。


クリスはさっそく人を集めるために、農民たちとガンマンの面接をする。早速応募してきたのは若い血気盛ん

な若者チコ(ホルストブッフホルツ)だった。クリスはチコの未熟さと血の気の多さを案じて仲間に加えない

ことにするがチコには納得できなかった。

クリスは、他に怪力のベルナルド(チャールズブロンソン)や早打ちのリー(ロバートヴォーン)や

一攫千金を夢見るハリー(ブラッドデクスター)、投げナイフの達人ブリット(ジェームズコバーン)

に声をかけなんとか人数を確保した。

クリスは仲間とともにメキシコに向かうが・・・

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昔の映画と思えないほどテンポが早く飽きさせないし、ガンマンたちのパフォーマンスも素晴らしく


コバーンのナイフ投げの鮮やかさやヴォーンの早打ちの凄さには驚かされる。もちろんリーダーのブリンナー

の貫禄は言うまでもなく、マックイーンのハンドサインや振る舞いは惚れ惚れする。

またブロンソンの朴訥で子供に好かれるキャラもいい。こどもたちが気弱な村の大人たちを批判すると、

激しく怒って「毎日大地にしがみついて作物を作ることのほうがガンマンよりよほど勇気がいる。

その勇気は臆病な俺には一生持つことができない」と説教するのは忘れられないセリフである。

イーライウォラックの山賊でありながらそれほど立場が強くないリーダー役もよかったし、エルマーバーンス

テイン
の音楽のよさは記憶に残る。テーマ曲も素晴らしいが山賊のテーマ曲の方が個人的には気に入ってい

る。


撮影当時は、出演俳優はユルブリンナーを除いてまだ大スターではなかったのでこれだけのメンバーを

揃えることができたのであろう。

ストーリーの面白さを知るとやはりオリジナルの黒沢の偉大さを改めて思い知る。

この作品を現在リメイク中とのことだが、今これだけ個性的で存在感のあるメンバーを集めるのは難しい

と思う。監督はジョンスタージェス。アメリカ映画だがどこかマカロニテイストのある作品だ。

銃撃戦の迫力も当時としては相当のレベルにあると思う。

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posted by ハヤテ at 19:48| 西部劇
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