アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2015年12月15日

「二匹の流れ星」ゲーリーハドソンロレダナヌシアクノラオルランディ

1967年製作のマカロニウエスタン「二匹の流れ星」は、主演俳優が無名ながらなかなか魅せてくれる映画である。

冒頭でマカロニとしては珍しい海岸の風景に髭面の男が出てくる。

二丁拳銃を下げたこの男の名はジャンゴ(ゲーリーハドソン)である。ジャンゴは賞金稼ぎが商売で死体の

お尋ね者を町へ護送中であった。ジャンゴが馬で荒野を移動中に目つきの鋭メキシコ人に会う。メキシコ人の名前

はマヌエル、この男も賞金付きの犯罪者である。二人は偶然すれ違ったがお互い無言でやり過ごす。

マヌエルは、自分を告発した牧場主に復讐するために脱獄したのだ。マヌエルは町へつくと牧場主の娘を誘拐する。

二匹の流れ星 MWX-006 [DVD]

新品価格
¥420から
(2015/12/15 15:10時点)






牧場主は、ジャンゴの凄腕を聞きつけて、娘をマヌエルから取り戻すように依頼するが、ジャンゴは気乗りせずに

この仕事を断る。

そのころ町の酒場で、マヌエルは仲間と賭けポーカーに励んでいた。これを見かけたジャンゴは賭けに加わるが

ポーカーをしていた他の男の八百長を見破り、マヌエルが八百長に怒ってイカサマ男を射殺した。

マヌエルは、ジャンゴに自分と同じものをみて奇妙な友情を覚えるが、ジャンゴは酒場を出たときに何者かに

ライフルで狙撃されて重症を負う。

しかし、ジャンゴは酒場の女ミジャーヌ(ロレダナヌシアク)の手厚い看護でなんとか回復する。

ミジャーヌの夢は、この町を出てサンフランシスコに住むことだった。ジャンゴはミジャーヌと一緒に平和な生活を

夢みるが、仕事を断ったジャンゴの前に再度牧場主が現れるのだった・・・


主人公は、ジャンゴを名乗っているがもちろんフランコネロの作品とは何の関係もない。

ただジャンゴの恋人役のロレダナヌシアクは同じである。そしてヌシアクの役柄も「続荒野の用心棒」と似ている。

これはおそらくパクったのだろう。また、マヌエルの親父役にマカロニの悪役で有名なフェルナンドサンチョ

が出ている。

それにマヌエル役のクラウディオカマチョの睫毛が異常に長く、睫毛に砂塵

がついているのが妙に気なるのだ。

またマヌエルの肩についたホルスターもかっこよく決まっている。ジャンゴが首まで埋められて蠍が顔に接近する

シーンはヤキモキする。

主演のゲーリーハドソンもクラウディオカマチョも他の作品は知らないが、銃の扱いは手馴れていてなかなか

いい。クライマックスでヌシアクがいつの間にか殺されているのが訳がわからないがB級作品としては楽しめる作品

である。

監督は、ロモログエッリエリ 音楽の担当のノラオルランディは女性で「皆殺し無頼」のサントラも手

がけている人だ。


哀愁のあるテーマ曲もどこか物悲しくガンマンの孤独を表現している。ラストでかかる歌の詩が「もう殺すことはない。

神様が見ているぞ」というのは何かの暗喩だろうか。サントラは、アマゾンからデジタルミュージックで購入できる。

ロレダナヌシアクは、目鼻立ちのはっきりした美女で、ミストリエステに選ばれたのをきっかけに映画界に入り

「続荒野の用心棒」の助演で知られるようになったが、不治の病で64歳で逝去している。


10.000 Dollari Per Un Massacro

新品価格
¥1,500から
(2015/12/15 15:15時点)


最新記事
プロフィール
ハヤテさんの画像
ハヤテ
プロフィール
カテゴリアーカイブ
検索
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。