2018年11月24日
「殺して祈れ」マカロニウエスタン、ルーカステル、マークダモン、ピエロパオロパゾリーニ
1967年製作の「殺して祈れ」は異色のマカロニウエスタンである。主演はコロンビアからルーカステル
を招き、あの「ソドムの市」のピエロパオロパゾリーニ監督が俳優として出演しているのだ。映画の最初の
舞台はミズーリ州サン・アントニオ、メキシコ人とアメリカ人との間で平和協定が結ばれた。この土地で
互いに共存することを確認したのである。しかし街の首領で没落貴族のファーガソンは約束を破りガトリング
銃でメキシコ人を皆殺しにしたのだ。そしてその場を偶然通りかかった善良な牧師夫婦に一人生き残った
少年は拾われる。夫婦には娘がいてプリンシーといった。少年は牧師夫婦に家族として育てられプリンシー
とは兄弟のように仲が良かった。そして成長した少年はガンマンとしての腕も上げていた。
そんなある日プリンシーが旅の一座にだまされて街を出ていった。夫婦の嘆きを見て少年から青年に
成長した聖者(ルーカステル)はプリンシーを探しに旅に出る。そしてサンアニオについた聖者だったが
プリンシーはファーガソンの手下につかまり売春宿で働かされていたのである。ファーガソンは娘を
帰してほしければ射撃で勝てば帰すと約束する。その射撃ゲームというのが一人の女にろうそく台を
持たせて、二人は酒を飲みながらろうそくを撃ち落とすという残酷なものだった・・
没落貴族の役を「皆殺し無頼」のマークダモンが演じてるが顔を白粉で塗りまくっていたので最初は
誰かわからないほどである。またパゾリーニはメキシコ人革命家に扮している。主人公の聖者が敵を
殺したあとに聖書を読んで祈るのがこの作品の味噌である。
監督はカルロ・リッツァーニで「ドイツ零年」の脚本を書いた実力派である。音楽もベテランの
リズオルトラーニ。マークダモンは後にプロデューサーに転向して大成功している。カステルは
後年日本の短編映画にも出ている。
を招き、あの「ソドムの市」のピエロパオロパゾリーニ監督が俳優として出演しているのだ。映画の最初の
舞台はミズーリ州サン・アントニオ、メキシコ人とアメリカ人との間で平和協定が結ばれた。この土地で
互いに共存することを確認したのである。しかし街の首領で没落貴族のファーガソンは約束を破りガトリング
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銃でメキシコ人を皆殺しにしたのだ。そしてその場を偶然通りかかった善良な牧師夫婦に一人生き残った
少年は拾われる。夫婦には娘がいてプリンシーといった。少年は牧師夫婦に家族として育てられプリンシー
とは兄弟のように仲が良かった。そして成長した少年はガンマンとしての腕も上げていた。
そんなある日プリンシーが旅の一座にだまされて街を出ていった。夫婦の嘆きを見て少年から青年に
成長した聖者(ルーカステル)はプリンシーを探しに旅に出る。そしてサンアニオについた聖者だったが
プリンシーはファーガソンの手下につかまり売春宿で働かされていたのである。ファーガソンは娘を
帰してほしければ射撃で勝てば帰すと約束する。その射撃ゲームというのが一人の女にろうそく台を
持たせて、二人は酒を飲みながらろうそくを撃ち落とすという残酷なものだった・・
没落貴族の役を「皆殺し無頼」のマークダモンが演じてるが顔を白粉で塗りまくっていたので最初は
誰かわからないほどである。またパゾリーニはメキシコ人革命家に扮している。主人公の聖者が敵を
殺したあとに聖書を読んで祈るのがこの作品の味噌である。
監督はカルロ・リッツァーニで「ドイツ零年」の脚本を書いた実力派である。音楽もベテランの
リズオルトラーニ。マークダモンは後にプロデューサーに転向して大成功している。カステルは
後年日本の短編映画にも出ている。
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