2016年04月29日
《 西熊山 - 三嶺 》高知で一番高い山
やま Wiki 〜この山に関するWikipedia 西熊山-三嶺 |
さて、「土佐山歩〜とささんぽ」も、この5月で一周年となります。
沢山の方々のアクセス、ありがとうございます。
「高知県で一番高い山は?」もちろん答えは、ここ「三嶺」。高知では(さんれい)徳島では(みうね)と読みます。Wikipediaでも、読み仮名「三嶺 みうね/さんれい」と表記されています。
というわけで、一周年記念、標高1,894mの三嶺トレッキングです。
登山口ルート 高知市役所〜ヒカリ石登山口 |
※この記事のデータは、ピークの標高以外の距離・勾配等、全てSUUNTO Ambit3のものです。
1.西熊渓谷方面へ
途中までは、土佐矢筈山と一緒です。笹方面へ進まず、西熊渓谷を目指します。
ここから、2〜3kmも進むと携帯の電波はありません。
2.ヒカリ石登山口
三嶺への高知県側の登山口、ヒカリ石登山口です。藤の花が綺麗に咲いています。
今日は、高知県側から登ります。登山口の標高は913mです。今回は、SUUNTO Ambit3の高度計を、913に微調整して登ってみます。前から思ってましたが、つい面倒で。
5.登山道の迂回路
登山道は、崩落しているので、迂回路を使って堂床キャンプ場を目指します。
登山口の少し上に、登山口があります。
三嶺登山道の崩落による通行止め(香美市ホームページ)
http://www.city.kami.kochi.jp/soshiki/36/houraku27.html
6.迂回路の様子
まずは、林道まで、約500m(比高150m)杉林の中を登ります。勾配が33%ほどあるので、ちょっとしんどいです。
7.林道へ
トイレに到着しました。左手の車両通行止めのゲートを抜けて進みます。
8.林道を下る
林道を100mほど進み、案内板のところ(写真左手)から、道を下ります。
9.林道下の道
道の様子です。ピンクテープを探して下っていきます。
10.堂床キャンプ場
堂床キャンプ場に到着しました。ヒカリ石登山口から、約1.3km、40分でした。
11.堂床谷出会い休憩所
沢の橋を渡り、堂床谷出会い休憩所で休憩します。
12.堂床付近の花々
サワハコベ (ナデシコ科ハコベ属) | タチツボスミレ (スミレ科スミレ属 多年草) |
テンナンショウ (サトイモ科 テンナンショウ属) | ワチガイソウ (ナデシコ科ワチガイソウ属 多年草) |
13.八丁へ進む
道標がありました。八丁方向へ進みます。
14.鳥のさえずり
鳥のさえずりが、ツツピピー、ツツピピー聞こえます。「シジュウカラ(鳥類スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属)や。」かわいー。
15.綱附森分岐
ここから、綱附森へも行けます。今日はまっすぐ、八丁へ進みます。
16.八丁ヒュッテ
八丁ヒュッテです。
17.お亀岩へ向かう
写真左方向のお亀岩へ進みます。
17.渡渉点
この辺りが渡渉点だと思う。今日(雨が少ない時期)は、水が殆どないので、楽チンです。
18.カンカケ谷を登る
この辺りから、道が崩れかけた区間に入ります。虎ロープを伝って歩きます。
19.大岩
ハシゴを登って進んでいくと、大岩があります。地蔵ノ頭も近くに見えてきました。
20.水場
水場があります。ササが多くなってきましたよ。
21.お亀岩避難小屋
水場から100mほど歩くと、お亀岩避難小屋に到着しました。しかし、ゴールデンウィークというのに、寒い、寒い。ご覧のように、地蔵ノ頭の北斜面では、樹氷が見られました。小屋内で8度。風が強いので(15m/sec以上)体感2〜3度です。
22.豊潤の森・麗し三嶺
避難小屋内の掲示物「豊潤の森 麗し三嶺」です。実に丁寧に作られています。
ぜひ、立ち寄って読んでみてください。
23.お亀岩と周辺の景色
パノラマ(左から、地蔵ノ頭と手前にお亀岩 右側にガスって見えない天狗塚。)
24.西熊山へ向かう
ちょっと「帰ろうかな?」と思うほどの、風と寒さ。SUUNTO Ambit3の温度計は、腕につけた状態で、6.4度でした。避難所で少しお喋りした、徳島から来たパーティの方が、天狗塚に向かって歩き始めました。
樹氷を抜けて、私も西熊山へ向かいます。
25.西熊山
お亀岩から30分ほどで、西熊山に到着! 三嶺方面もガスって、あまり見えません。
26.三嶺を目指す
「おー、急に晴れてきたよ。」三嶺が姿を現しました。素晴らしい景色です。これを見るために、今日は歩いてきました。
27.足取り軽く縦走
モチベーションも上がり、三嶺方向へ、足取り軽く縦走します。
28.山頂直下
山頂まで、あと一息です。肉眼で山頂の人が見えています。
29.三嶺 山頂
三嶺に到着! 時計の温度計は、15.7度です。少し暖かくなってきました。
山頂には、高校生の登山部の面々や、フランスから20代のカップルなどで賑わっています。
フランスの方と、片言英語でお話しました。(フランス語100パー無理(笑)。)
「ディス・プレイス、ミウーネ ハイエスト・マウンテン・イン・コウチ」
これで、良いのでしょうか?女性の方は、何となく分かった感じでしたが…。徳島方面から登ってきたので「ミウーネ」です。おもてなし、おもてなし。
自分が、この日たまたま着ていたのが、ミレーの(フランス)フォルランジャケット。
次は、私がフランスのフォルラン峠に行く番ですね。(もちろん、100パー無理。)
30.三嶺 パノラマ
パノラマ写真をご覧ください。(剣山方面)
(白髪山ー天狗塚方面)
31.フスベヨリ谷へ下山
来た道を少し戻って、フスベヨリ谷へ下山します。
32.下山の景色
33.沢沿いに進む
ここも道が荒れているので、注意して歩きます。
34.フスベヨリ谷の花々
ヤマシャクヤク (ボタン科ボタン属 多年草) | フウロケマン (ケシ科キケマン属) |
ツルシキミ (ミカン科ミヤマシキミ属 常緑低木) | シロバナネコノメソウ (ユキノシタ科 ネコノメソウ属) |
モミジイチゴ (バラ科キイチゴ属) | ミツバツツジ (ツツジ科ツツジ属 落葉低木) |
35.タラノキ
タラノキ(ウコギ科の落葉低木)にテープが巻いてある。おしゃれ。
(「タラの木」で前に書いていましたが、タラノキなんですね。)
36.さおりが原方面
タラの木の向かいを進むと、さおりが原方面へ行けるようです。今日は確認だけ。
37.吊り橋〜八丁ヒュッテ
さらに、下っていきます。右手側のテープを探して進むと、吊り橋がありました。このまま進むと、八丁ヒュッテにでます。
39.木の芽
帰りながら見つけた「木の芽」です。山椒(ミカン科サンショウ属の落葉低木)の小さな芽ですね。ちょっと葉っぱを指でこすると、指からハーブの香りがしますよ。
ex-1.次はさおりが原へ
次はぜひ、さおりが原へ行くぞ。帰りに、途中まで歩いてみた。野鳥が、良い感じ。
三嶺は楽しいな。白髪山からも行ってみようかな。徳島からも行こうかな。
プランが、次々に浮かびます。
補足ですが、携帯は、三嶺山頂付近のみ使えました。そこ以外は、ナッシングということで。
ところで、香美市出身の故やなせたかし先生の「さんれいさんちゃん」ご存知ですか?
まったく見かけない…。もっと使えばいいのに。
後日談:香美市のバスで見かけた。市営と思われる30人乗りくらいのバスの側面に居ました、さんれいさんちゃん。(写真なし)
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