新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2020年05月15日
自宅監禁日記(五月十二日)
午前中、昨日終わらせられなかった仕事を含め、やるべきことを片付けた。昨日の午後から卿之午前中にかけては、久しぶりに追い込みをかけて、頭が疲れてしまった。コーヒーも切れたしちょうどいいということで、昼食後2時ごろにうちをでた。五月半ばの氷の男たちの三日間の初日だからか、気温が下がって肌寒いぐらいだった。山のほうでは雪が降っていたらしい。
涼しいのは運動を兼ねているからありがたいぐらいで、普段よりも速めのペースで歩いて、まずはコーヒーを買いにコドーに向かう。途中で何ヶ所かザフラートカを見かけたが、気温が低いせいか客はあまり入っていなかった。時間が午後2時過ぎという昼食後の時間だったからということもかんがえられるか。
ホルニー広場のカフェ・オペラのサフラートカでは暖房用と思われる火が焚かれていたが、周囲に壁などなく風が拭きぬける状態でどれだけ効果があるのか不思議だった。隣のモラフスカー・レスタウラツェのほうは、周囲を透明なビニールシートで覆って風が入らないようにしていたが、これは許可されているのだろうか。屋外の席とはいえ屋根もあるのだから、周囲を覆ってしまえば、屋内席と環境はそれほど変わらなくなる。遠目から見た限りでは客は入っていなかったようなので、まだ営業を開始していなかった可能性はあるのだけどさ。
コドーに近づくと、ちょうど店から出てくる人を見かけた。自宅監禁生活を始めて何回目かで初めて自分以外の客がいた。中にも誰かいるかと思ったのだが、客は一人もいなかった。品書きをみると二つほど線で抹消されているものがあって、コロナ騒ぎで入荷が遅れているのかとも思わなくはないが、恐れていた完全に品切れになるという自体は起こらなさそうだ。業績悪化で廃業なんてことにならないように願っておこう。ニュースでは廃業を決めた小規模業者の例としてうちのが何度か生産者市で商品を買ったことのある業者が紹介されていたし、コドーもちょっと心配である。
その後、旧市街をあちこち店の様子などを見ながら歩いた。ガレリエ・モリツの近くでトラムの線路の改修工事が行われていて、旧市街を抜けるトラムは運休中のようだ。4月1日から運賃が上がることになっていたのだが、どうなったのだろうか。旧運賃の切符はそれまでに使いきろうと考えていたのに、自宅監禁生活が始まって何枚か残ってしまった。どうしよう。
人出は、平日の午後早い時間、まだ仕事が終わらない時間だということを考えると、コロナ前とあまり変わらないかな。お店の中にいる人の数は少なさそうだけど普段からあまり買い物しないからよくわからない。店によっては入り口に、同時に入店できる人の数が表示されているところもあって、5人までとか書かれていた。何のお店だかは覚えていないが、入り口の前の歩道に外に行列ができている店もいくつかあった。
街を歩くだけでは運動が足りない気がしたのでフローラの公園の中を歩くことにした。運動不足の人のためにいくつかのお散歩コースが設定されていて、地面に色分けして表示されているのである。それが、すべて真っ赤に塗りつぶされていてどのコースなのかわからなくなっていた。取りあえずすべてのコースの基点であるフローラのパビリオンAのところに行ってみたら、白のコースの表示だけが生き残っていた。ちなみに赤い四角の中に白いハートが描かれているのは、心臓の象徴らしい。運動不足ではなく、心臓を鍛えるための散歩コースだったかな。
歩き始めて気づいたのだが、これ一番距離が長くて負荷も大きなコースだった。距離にして2キロほどかな。上り下りも多くなるように設定されていていい運動になった。歩き終えるころには足が痛み始めるほどで、途中から日が照り始めたこともあって、暑いと感じてちょっと汗をかいてしまった。気温が低かったのも歩きやすかった理由なのだけど、うちに帰りついたときには疲れていて、しばらく動きたくなかった。
今後も、毎日は無理にしても、二日に一回、三日に一回ぐらいは、外に出て歩き回ったほうがいいよなあ。というところで今日の日記はおしまい。今日のは自宅監禁日記中始めての純粋日記かもしれない(話の都合上そうしておく)。このブログで純粋日記とは、なかなかにトマソンである。
2020年5月13日12時。
https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19
https://www.krajpomaha.cz/