2018年06月02日
本が届いた。あるいは、カロウセクに勝った(六月二日)
ご無沙汰が続いてしまっているが、ようやくちょっと時間が取れたのと、書くべきできことが発生したので、一時復活する(この部分を書いたのはすでに半月以上前のこと)。これまでもがんばれば書けなくはなかったのだが、一度休んでしまったせいで、毎日かんばって書き続ける気力をかきたてることができなくなってしまったのだ。欠けてしまった分を追加で埋め合わせることも考えているのだけど、どうなるかは、まだわからない。怠け者の本性が、無理することはないとささやきかけてくる。
さて、本題に入ろう。四月の確か上旬にhontoで注文した紙の本が無事に到着した。その過程で、小包が配達された日には、自宅にいても不在の連絡票が入って、近くの郵便局にとりに行かなければならないことが多い理由がわかってしまった。歩きで配達をする郵便配達の人には、2kg以下で手紙扱いになっているとはいえ、持ちきれないことが多いらしいのだ。そのため、最初から郵便局に置いたまま配達に出て、在、不在を問わず、不在の連絡票を入れて、自分で取りに行ってもらうことになる。自動車で配達するはずの、本当の小包でも同じ対応をされたことがあるから、それだけが原因とは言い切れないのだけど、それなりの理由があることを知れたのはよかった。
今回の買い物で確認したかったのは、手紙扱いで送れる2kg以内の買い物の場合にチェコの消費税を取られるかどうかだったのだが、結論から先に言えば取られなかった。だから、今回買った二冊の本は、日本で買うよりも送料の分だけ高く、日本の消費税の分だけ安かったということになる。差し引き1200円ぐらい高かったのかな。一冊あたり600円と考えれば、そんなに悪くない。悪くないけれども、調子に乗って何冊も買おうと思えるほどではない。今後もhontoで買い物を続けるかどうか、悩むことになりそうである。
いや、その前に電子書籍の割引クーポンを使って、講談社学術文庫の現代語訳『権記』を買うかどうかである。語釈とか人名解説が付いた上での翻訳なら是非もなくほしい。ただ、今回購入した『小右記』の現代語訳は、巻末の簡単な語彙、人名解釈を除くと本当に訳しか出ていなかったんだよなあ。『権記』は原文も手に入れていないから訳だけでも読んでおいたほうがいいのかもしれないけど。何のためにとは聞くなかれ。
購入した『小右記』の現代語訳は、訳文が独特の文体で慣れるまではちょっと読みにくかったけれども慣れてしまえば問題ないし、原文を読むよりも早く読めるのはありがたい。ただ個々の記事に語注がないので読んで手に入る情報量が原文を読むのと大差ないというのがちょっと不満である。巻末に語注はあるけれども、辞書引いても出てこないような変な言葉は取り上げられていないしさ。編者が使用を勧めているジャパンナレッジで調べられるような言葉や人名は省略して、辞書にはでてこないような言葉、人名を巻毎に内容を変えて取り上げてくれたらよかったのに。それだと一般読者受けしなくて販売戦略上問題が出てくることになりそうではあるけど。
どこかの出版社が、原文、書き下し文に簡単な語釈の付いた『小右記』を出してくれんもんかね。小右記研究会が出したような厳密な注じゃなくてもいいからさ。次は『小右記注釈』を取り寄せようかなあ。一冊で2kg越えてるってことはないだろうし。
表題はカロウセクが導入した外国人いじめの税金二重取りを回避できたことへの喜びがあふれたものである。
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