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2018年02月19日

銀のサーブリーコバー(二月十六日)



 スピードスケートのリンクの存在しないチェコで育ちながら、長距離の王者として君臨しているこの選手には、思い入れがあるのか、大きな大会でレースがあるたびに結果を追いかけてしまう。今回はレースが中途半端な時間に行われたので、中継を見ることもテキスト速報で追いかけることもできなかったのだが、日本の奴を後で見たら、ゴールタイムしかかかれていなかったから追いかけてもあまり意味はなかったようだけど。

 サーブリーコバーの話をする前に、昨日のホッケーの話から始めよう。今年は長野の金メダルから二十周年ということで、優勝すること、最低でもメダルを取ることが期待されている。期待は世界選手権も含めて、毎回されているから、いつもより期待のレベルが高いというのが正解か。今大会のアイスホッケーでは、アメリカが延長でスロベニアに負け、ロシアがスロバキアに負けるなど、番狂わせが頻発しているけれども、チェコ代表も危うく大番狂わせの主役になるところだった。
 グループAの初戦の相手は開催地枠で出場できた韓国で、当然のように圧勝することが期待されていた。それなのに、油断したのか、初戦でまだ調子が上がっていないのか、韓国に先制されてしまうのである。第一ピリオドが終わる前に逆転に成功はしたものの、追加点がまったく取れず、試合終了直前まで同点に追いつかれる恐れがあったようだ。勝ったからいいし、最初から全開で途中で息切れするよりは、決勝に向けて調子をあげていくほうがいいのだろうけど、韓国相手にこれでは心配である。

 そして、今日はサーブリーコバーの前にチェコ三つ目のメダルを、スノーボードクロスのサムコバーが獲得した。ソチオリンピックで鼻の下に髭を書いて金メダルを獲得したことで知られるサムコバーは、決勝で出遅れたものの終盤追い上げ、何とか三位でゴールして銅メダルに輝いた。本人は結果が確定するまでは、3位が4位に修正されるのではないかと不安だったと語っていたが、それぐらい僅差のメダルだったのだ。今回も縁起を担いだ髭は健在で、前回よりも色鮮やかに見えた。

 今回のオリンピックのスノーボード(だけじゃないけど)は、吹き荒れる強風に悩まされているようで、特に女子のスロープスタイル?は、予選が中止で直接決勝になり、一人当たりの本数が減らされた上で、予選が中止になったとき以上の風の中決勝が強行されたとして批判が飛び交っていたが、チェコの選手もその被害に遭っていた。上位進出が期待されていたパンチュホバーが、快調に滑ってきて最後の大ジャンプに向かうところで、あまりの風の強さに途中で停止してしまったのだ。
 本人はあのまま飛んでいたら大失敗ジャンプになって大怪我をする恐れが高かったので飛ぶのを止めたと語っていた。これまでも大怪我をして復帰したことがあるので、成功していてもせいぜい五位ぐらいにしか入れないような状態では、選手生命を賭けてまで危険な風の中無理をすることはできなかったのだという。その判断は選手本人にしかできないことだし、尊重しなければならないと語っていたのはコーチだったかな。とにかく無事に終わってよかったというところだろうか。

 そして、本日のメインのサーブリーコバーだが、3000メートルではたまに二位、三位になることがあっても、ここ十年ほど大きな大会では一度も優勝を譲ったことがない(はずの)5000メートルである。一月に練習を再開したばかりで調子は上がりきっていないとは言うものの、出られる以上は優勝候補の筆頭である。だからというわけではないのだろうけど、今回も最終組でのスタートである。サーブリーコバーの前に、オランダの選手が意外なほどの好タイムを出したのも3000メートルと同じだった。
 スポーツニュースの説明によれば、本来最終盤でもラップタイムをほとんど落とさないことで、他の選手を圧倒するサーブリーコバーが、今回は優勝したオランダの選手に最後の部分で差をつけられて二位に終わったのだという。こういうところに今シーズンが順調に進まず練習が不足している影響が出ているのだろう。ちょっと残念である。
 それでも、一時はオリンピック出場も危ぶまれた状態から、短期間でここまで立て直してきたのは賞賛に値する。本人も4位に終わった3000メートルとは違って、悔しさのかけらも見せずに、メダルが取れたことを心の底から喜んでいるようだった。背中の怪我に悩まされた苦しみを乗り越えた分喜びも大きかったのだろう。

 サーブリーコバーは、これで6つめのオリンピックのメダルを獲得したことになる。そのうちの半分3が金で2つが銀、次のオリンピックまで現役を続けるかどうかはまだわからないけれども、現時点では引退は考えていないと語っていたから、7つめ8つめを期待してもいいかもしれない。いや、是非期待したいところである。オリンピックは出場することに意義があるとは言っても、メダルを取るのが目標になるのも確かである。チェコは日本ほどメダル至上主義ではないけどさ。
2018年2月16日24時。







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