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2018年02月18日

HETリーガ開幕近し2(二月十五日)



 今日はヨーロッパリーグの春の部の開幕で、ブルゼニュがセルビアまで出かけてパルチザンと対戦した。チェコテレビがこれも第二放送で中継してくれたので見たのだけど、春の初戦ということで、低調な内容だった。まだ試合勘を取り戻せていないのか、パスが相手のディフェンスに引っかかったり、短すぎたり長すぎたり、プルゼニュらしくないドタバタぶりだった。

 前半はいいところなく終わり、確実に相手チームのほうが試合を支配していた。後半に入ってからもその状況は変わらず、しょうもないミスから失点するまでは、押されっぱなしという印象だった。失点後ペトルジェラに代わってゼマンが入って多少攻撃が活性化され、80分過ぎに何とか同点に追いついた。得点者は、この日よかったのか悪かったのか評価の難しいサンドバックのジェズニークである。
 その後、相手にちょっと厳しいイエローカードで退場者が出て、再度突き放される心配は減ったのだけど、プルゼニュのプレーもそれほどいいものではなく、逆転できそうな気配はあまりなかった。同点になりそうな気配もなかったところに同点に追いついたから、可能性はなくはなかったのだろうけどそのまま引き分けで試合が終わった。順当と言えば順当な結果だが、夏のチャンピオンズリーグの予選で、ステアウア相手にブカレストでは引き分けておきながら、プルゼニュで負けて敗退した記憶と重なるところがある。日曜日のオロモウツとの試合で、もう一段階調子を上げて、勝ち抜けを決めてほしいところである。

 ということで昨日の続き、思いつくところから行けば、降格圏からなかなか上がってこられないオストラバが積極的に補強を進めている。監督のクチェラは解任されず留任したが、そのアドバイザーに、これもオロモウツと縁の深い引退した監督のペトル・ウリチニーを招聘するという話が出ていた。秋は前の監督のペトルジェラが同じような役職についていて、監督から相談されたことがないとかぼやいていたけれども、ウリチニー招聘が実現したら、ペトルジェラがどうなるのかどうかよくわからない。辞任したのかな。ちなみにクチェラとウリチニーは何年か前に二部のズノイモでも組んだことがあるらしい。

 加入選手選手としては、テプリツェからフィロを獲得したのが一番大きいだろうか。もともとプルゼニュにいてノルウェーのチームを経てテプリツェで活躍し、プルゼニュやスラビアなんかも狙っているという話も出ていたのだが、本人がバニークを選択したようだ。今プルゼニュやスラビアに移籍しても中盤の選手層は厚いからあまり出番はなかったかもしれない。
 それから、プルゼニュがチャンピオンズリーグの本戦に出たころからの中心選手で代表でも活躍したバーツラフ・プロハースカが移籍してきた。数年前に、クラブでも代表でも調子が上がらなくなって、新たなモチベーションを求めてトルコに移籍していた選手である。調子さえ上がれば、去年二部でディフェンスの中心選手だったザーポトチニーをシーズン前に放出した穴を埋めることができるだろうけど、国外からの復帰選手はふたを開けてみるまでどうなるかわからないところがあるので、バニークのディフェンスはザルのままかもしれない。
 もう一人、バニークが優勝したときのゴールキーパー、ラシュトゥーフカがスラビアから放出されてバニークに戻ってきた。代表にも選出されチェフの控えを務めることが多かったこのキーパーは、長年ウクライナで活躍した後、昨年一部に昇格したカルビナーでチェコリーグに復帰し、今シーズンからはスラビアでプレーし、かつてのバニアクのようにベテランキーパーの力でチャンピオンズリーグ進出に向けて牽引することが期待されていたのだが、チャンピオンズリーグの予選はチーム全体が低調で敗退し、ヨーロッパリーグのグループステージでは、ラシュトゥーフカのミスから失点して敗戦し敗退の原因になったこともあって、スラビアでは代役のキーパーを獲得して放出要員になっていたのである。

 バニークについて一番の心配は、シーズン開幕前に復帰して攻撃の中心となっていたあのバロシュが怪我をしたという情報である。いつまでもバロシュに頼りっぱなしというわけにもいかないのだけど、資金力に限りのある(チェコのほとんどのチームがそうだが)バニークとしては、そうそうバロシュの代役になれる選手を取るわけにもいくまい。そのわりにはこの冬は積極的な補強をしているが、オーナー代わったのかな。
 ここにあげた三人以外にも補強をしていて下手すれば先発メンバーの半分ぐらいが新しい選手ということになりかねない。スパルタやスラビアは今シーズンの開幕前に新しい選手を採りすぎたことが、期待通りの成績を収められないことにつながったが、下位に低迷するバニークの場合はどうだろうか。こういう場当たり的な補強は二年前のオロモウツもそうだったけど失敗に終わることが多い気がする。救いは他の下位のチームもそれほど積極的に補強に動けていないところで、イタリアから戻って以来調子が上がっていないとはいえ、チェコ的には大物のラブシッツを放出してしまったイフラバなんかが特に危なそうである。モラビアのチームが二つ降格というのは避けてほしいのだけど。

 他のチェコ的な大物としては、ムラダー・ボレスラフの永遠の若手スター、ヤン・フラモスタがヤブロネツに移籍した。これはかなり意外な移籍で、一時プルゼニュにレンタルで加入したときもそれほど活躍できなかったし、フラモスタはボレスラフでないと活躍できないようなイメージがある。この移籍はテツルがスラビアに移籍した穴を埋めるためだというのだけど、スラビアとスパルタに関しては今回も大きな動きがたくさんあったのでまとめて書くことにする。
2018年2月16日20時。









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