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2017年02月15日

デビスカップとフェドカップ(二月十二日)



 デビスカップのチェコ代表は、全豪オープンが終わった翌週に、オーストラリアでワールドグループの一回戦を戦った。タイトなシーズン最初のグランドスラムが終わった直後、しかも一回戦ということで、今回もベルディフはお休みで、昨年から絶不調で世界ランキングでも100位以下に落ちてしまったロソルも辞退したようだ。ロソルは私生活の問題もあってスキャンダル誌のねたになっていたからなあ。
 ということで、キャプテンのナブラーティルが招集したのが超ベテランで最近怪我勝ちのシュテパーネクと、期待の星と呼ばれて久しい左利きのベセリー、それに確か初選出のシャートラルとコラーシュの四人。ランキングの一番高いベセリーがエース格ということになるのだろうけど、この選手、かつてのロソルと同じでデビスカップで勝てないんだよなあ。

 なんてことを考えていたら案の定、金曜日の相手の二番手との試合にあっさり負けてしまった。二番手のシャートラルが、オーストラリアのエースに歯が立つわけもなく、金曜日の時点で二敗、土曜日のダブルスで負けたら敗退決定という状態に追い込まれた。それに追い討ちをかけるように、ベテランでダブルス、特にデビスカップのダブルスで無類の強さを発揮してきたシュテパーネクが、怪我を再発させて欠場が決定。踏んだり蹴ったりとはこのことである。
 当然、ベセリーとシャートラルで臨んだ試合にはあっさり負けてしまった。結局三試合で一セットも取れないまま敗退が決まるという残念な結果に終わった。日曜日の敗退が決まった後の試合でベセリーが勝ったけれども、初出場のシャートラルならともかく、あまり意味のない勝利だった。

 やはり、デビスカップのチェコ代表は、ベルディフとシュテパーネクの二人がそろっていないと駄目なのだ。とはいえ、二人ともいつまでも第一線で活躍できるわけはないし成績も落ち気味だから、チェコがデビスカップで優勝するのは当分先のことになりそうだ。幸い来年のワールドグループ参戦をかけたプレーオフには、ベルディフも出場を約束しているということなので、下に落ちることはないだろうと信じたい。

 そして今週末に行なわれたフェドカップであるが、こちらは現時点で最高のメンバーが集まった。世界ランキングで三位まで上がったプリーシュコバー、三十位ぐらいが定位置だったのがいつの間にか十位台半ばまで上がってきているベテランのストリーツォバー、シングルスでは不調が続いているけどダブルスでは好調のシャファージョバー、そして初選出のシニアコバーである。左手の負傷で欠場中のクビトバーは、もちろん出場できないが選手たちとファンに向けてビデオメッセージを送ったらしい。
 会場は縁起のいいオストラバ。テニスの町というとプロスチェヨフなのだが、多くの観客を集められる会場のことを考えると、プラハ、ブルノ、オストラバの三箇所ということになる。その中でも、フェドカップ、デビスカップが行われることが多いのがオストラバで、オストラバでの試合はほとんど負けていないというのも理由の一つになっているはずである。チェコ鉄道と組んでペンドリーノでテニスを見に行こうなんてキャンペーンもやってたかな。とまれ、会場がオストラバで、これだけのメンバーが集まったことで、相手がどこの国であれ負けることはあるまいと、ほぼ確信した。

 土曜日の初戦では、ストリーツォバーが、スペインのナンバー1の選手から一セット取ったものの負けてしまった。全体的な印象はそんなに悪くなかったのだけど、サーブの調子が上がらなかったのが最大の敗因だったようだ。比較的サーブがよかった第二セットだけ勝って、第一と第三はあっさり失ってしまった。この時点で、最悪シングルスが終わった時点で2対2、ダブルスで勝敗を決することになるかと考えた。
 第二試合では、チェコの一番手プリーシュコバーが、スペインの二番手の選手を、第二セットの最後ちょっとてこずったけれども、それ以外は問題なく圧勝した。本当に頼れる大黒柱に成長したなあと、ここ数年中継があるたびに見てしまっている人間は感動してしまった。

 二日目の試合は、シングルスは二試合とも、チェコのプリーシュコバーとストリーツォバーが二セット連取で勝って、二回戦進出決定である。結果が決まった後のダブルスには、一昨年までの二枚看板の一人シャファージョバーと、今後の戦力として期待される初出場のシニアコバーが登場したのだが、結局スーパータイブレークというよくわからない第三セットで負けてしまった。
 チェコのファンとしては、復帰のシャファージョバーが笑顔で楽しそうにプレーしているだけで、もう大満足で、シニアコバーも将来フェドカップのチェコ代表に定着しそうな期待を抱かせてくれたし、勝ち負けなどどうでもよかった。

 この週末の試合を見て、今年もチェコが優勝しそうなそんな予感を抱いてしまった。それだけでなく、これから先最低でも数年は、フェドカップで、毎年チェコが優勝とはいかないだろうけど、チェコを中心に回って行きそうである。男子と違って有力な若手が次々に登場し、フェドカップの試合を経験することで確実に成長していくという好循環が起こっている。パーラいい仕事してるわ。

 テニスというスポーツ自体は、そんなに好きというわけではないのだけど、国代表がチームとして戦うデビスカップと、フェドカップはついつい見て応援してしまう。この辺は団体スポーツ好きの日本人ゆえかもしれないが、応援するのは、日本代表ではなく、チェコ代表なのである。
2月13日23時。



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