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2016年09月03日

ロシツキー復帰(八月卅一日)



 うちに帰って、インターネットで何気なく、チェコのスポーツ新聞「スポルト」のページを開いたら、待望のニュースが目に飛び込んできた。ロシツキーが、あのトマーシュ・ロシツキーが、スパルタに復帰することが決定したというのである。これが、チェコリーグに復帰でも、かつてのガンブリヌスリーガに復帰でも、非常に嬉しく思えるのだけど、エーポイシュチェニー・リーガに復帰と言われると、嬉しさが半減するのは、気のせいだろうか。

 十五年前に、ほぼ五億コルナというチェコリーグ史上最高の移籍金で、スパルタからドルトムントに移籍したロシツキーが、アーセナルでの怪我に悩まされた十年間の後にスパルタに帰ってくるのである。これはもう、チェコにとってはお祝いをするしかない事態である。ロシツキー自身は、代表引退を明言しているわけではなく、新監督のヤロリームもロシツキーが元気でスパルタで活躍すれば、代表に呼ばないのは犯罪的だというようなことをコメントしていたが、本気でまだロシツキーを頼りにする気なのだろうか。
 正直な話、チェコ代表はもうお役ごめんでいいよ。スパルタでは、チェコリーグだけでなくヨーロッパ・リーグもあるわけだし、本人の言葉では優勝するために戻ってくるわけだから、来年はチャンピオンズ・リーグの舞台での活躍が期待されるわけである。それに代表の重要な試合なんかが加わったら、怪我がちだったアーセナル時代の再現にもなりかねない。

 この一年ほども、昨年のEUROの予選のアイスランド戦で怪我をして、シーズン前半を棒に振り、年明けにアーセナルで復帰したかと思ったら、またすぐ怪我をして、フランスに間に合うかどうか、間に合っても招集するべきかどうかで大議論になった。結局間に合いはしたけれども、二戦目で怪我をして三試合目は欠場することになってしまった。
 その結果、ただでさえあいまいだった、アーセナル退団後の行先が不透明になってしまった。スパルタは、ロシツキーの復帰を今回の移籍期間の最大の目標として、戻ってきてくれるように声をかけ続けていたようだが、決断にここまで時間がかかったのは、アラブ諸国行きとかアメリカ行きとかの選択肢があったからなのだろうか。

 これでまた一つ、チェコのサッカーを見る楽しみができたと言いたいところなのだけど、最近チェコリーグの一次放映権を握っているのが、どうもチェコテレビではなく、有料チャンネルを展開している会社のようなのである。そこからチェコテレビが二次放映権として毎節二試合分買い取るような形で、放送しているようなので、ロシツキー復帰で人気が高まるとスパルタのチェコテレビでの試合の放送が減ってしまうかもしれない。一時権利者がチェコテレビに売らなくなる可能性が高くなるからね。
 仕方がないので、ヨーロッパリーグのスパルタの試合をチェコテレビが優先的に放送してくれることを願おう。こっちは多分チェコテレビがチェコのチームの試合の放映権は握っているはず。チャンピオンズ・リーグのほうは、チェコテレビは二次権利なので、以前は火曜日の試合も、水曜日の試合も放送していたのに、週に一試合しか放送しなくなってしまった。
 だから、ロシツキーにはチェコリーグよりも、ヨーロッパリーグを優先してくれるように願っておく。チャンピオンズリーグでも見られないかもしれないので、来年もヨーロッパリーグでいいやというとスパルタファンに怒られるかな。

 ついでなので、移籍の情報を追加しておくと、ベルギーのアンデルレヒトに行く予定だったスパルタの若手DFブラベツは、アンデルレヒト行きがつぶれた後、同じベルギーのゲンクだか、ヘンクだかに移籍することになった。ヨーロッパリーグのプレーオフで、勝ち抜けを決める得点を決めるなど、得点感覚に優れたDFである。いずれはプルゼニュのバラーネクとともに、代表のセンターバックとして定着してほしいところである。ベルギーリーグで成長して代表の主力になったDFといえば、オロモウツ育ちのロゼフナルがいるし。

 ズリーン好調の立役者ともいえるポズナルは、結局プルゼニュに行くことになったみたいである。ぎりぎりまでリベレツなのか、プルゼニュなのか決まらず本人もやきもきしたに違いない。
 プルゼニュを出たコラーシュとライトラルは、トルコの同じチームに移籍。チーム名は覚えていないが、シリアとの国境に近い町のチームらしい。ちょっと移籍をためらってしまいそうな場所である。

 アンデルレヒトにぼろ負けしたスラビアは、監督のウフリンを解任した。解任して元ドゥクラ監督で、現在U17を率いているコゼルに白羽の矢を立てたのだが、話がまとまらなかった。オロモウツ、オストラバで選手として活躍し、次の候補であったポーランドで監督として業績を残し始めたラータルもポーランドに戻るらしくダメ。結局イタリアに行って伝説となったゼマンが監督になりそうである。チェコチームの監督としてのゼマンは見たことがないので、ちょっと楽しみ。
9月2日15時。


 ロシツキーに続いて、バーツラフ・カドレツのスパルタ復帰も決定。一億コルナでドイツに売って、七千五百万コルナでデンマークから買い戻したらしい。その結果カドレツはチェコリーグ史上最高金額で移籍視してきた選手になった。さてさてどうなる事やら。9月2日追記。


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