アフィリエイト広告を利用しています
<< 2024年02月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    
検索
リンク集
最新コメント
チェコの銀行1(十二月二日) by ルイ ヴィトン 時計 レディース hウォッチ (03/20)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしやん (12/30)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしゃん (12/30)
メンチンスキ神父考再び(七月卅日) by にっしゃん (12/30)
カレル・チャペクの戯曲残り(二月朔日) by K (08/16)
最新記事
カテゴリーアーカイブ
記事ランキング
  1. 1. 『ヨハネス・コメニウス 汎知学の光』の刊行を寿ぐ(四月十日)
  2. 2. no img 『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』(三月十九日)
  3. 3. no img コメンスキー――敬虔なる教育者、あるいは流浪の飲んだくれ(九月廿七日)
  4. 4. no img すべての功績はピルスナー・ウルクエルに(一月廿六日)
  5. 5. no img 「トルハーク」再び(三月廿日)
  6. 6. no img トルハーク四度(十月二日)
ファン
タグクラウド










ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

広告

posted by fanblog

2021年03月21日

ひっでえ試合(三月十八日)



 いやあ、ひでえ試合だった。昔、日本のサッカーファンが、韓国や中国との試合があると、テコンドーサッカーとかカンフーサッカーなんて言って、試合前には日本選手に怪我人が出ることを恐れるような発言をし、試合の後には怪我人が出たこと嘆く発言をしていたのを思い出すぐらいひどい試合だった。誰だ、レンジャーズのことを称賛していたのは。ラフプレーどころか、暴力サッカー、殺人サッカーと評されても不思議はないレベルでひどかった。よかったのはスラビアがまたまた2―0で勝って準々決勝に進出を決めたことだけ。いやそれを入れても近年見たことのない最悪の試合だった。
 それでも、怪我人が出なくてよかったと言えればよかったのだけど、後半に入って強烈な顔面キックを食らったキーパーのコラーシュが脳震盪に加えて流血で顔面血まみれの状態で、立ち上がることもできずに担架で搬送された。正直この時点で、没収試合にして試合を終わらせてくれんかなと思ってしまうほど衝撃的なプレーで、レンジャーズの選手たちのプレー振りを見ていると次なる惨劇が起こるのは時間の問題にしか思えなかった。

 次の惨劇は幸いにして負傷退場なんてことにはならなかったけど、その内容はコラーシュがやられたのよりもはるかに悪質で、後味も悪いものになってしまった。ボールを持ったクフタを明らかなファウルで倒したレンジャーズの選手が、明らかに意図的に、倒れているクフタに蹴りを入れようとしたのだ。幸い足があたったのが頭ではなく、偶然ボールが間に入るような形になったから、大事には至らなかったが、やらかした選手は悪びれる様子もなく、倒れたほうが悪いというそぶりを見せてスラビアの選手を激高させ乱闘になりかけた。
 その激高したスラビアの選手の中で、前半から暴力ファウルにさらされてきたクーデラが、下手すりゃ命に関るような暴力的なプレーを仲間が受けたことにぶちきれて、相手選手の耳元に差別的な(とレンジャーズの選手が主張する)言葉をささやいて、収まりかけていた乱闘が再び起こりそうになった。クーデラとレンジャーズの犯人がイエローカードをもらっていたけど、これをイエローで済ますような判定をするから、こんな糞試合になってしまうのだ。

 それにしても、特にスラビアが2点目を取ったあとのレンジャーズの選手たちは、スラビアの選手たちに怪我をさせるのが目的のようなファウルを繰り返し、審判がイエロー出さないどころファウルすらとらないこともあって、クーデラがぶちきれたのもわからなくはない。相手の耳にささやくなんてせこいことしないで、面と向かって大声で罵ってやればよかったのにとさえ思う。クーデラがなんと言ったのかは知らないが、明らかに自分がファウルで倒した選手に蹴り入れて、倒れるほうが悪いなんて態度を取られたら、お前らなんざ人間じゃねえぐらいのことは言ってもしかたなかろう。
 しかし、この試合がここまでひどいものになった最大の原因は、審判がスコットランドのサッカーに配慮して、イエローカードをあまり出さなかったことにある。明らかなイエローレベルのファウルがノーファウルで流されることも多かったし、前半の笛がレンジャーズの選手たちにここまでやっても大丈夫だという意識を持たせ、負けていて焦りが募る中でその大丈夫のラインがどんどん上がっていって、殺人サッカーのレベルにまで至ったわけだ。

 レンジャーズのファウルは前半だけで12だったというけれども、見逃されたのを入れれば実際の数は20に近かったし、少なくともそのうちの半分はイエロー、まともな判定なら一発退場物のファウルも一つ二つはあった。それなのに、出されたカードはイエロー2枚だけ。ビデオ審判は何やってたんだという話である、これがスコットランドのサッカーだというなら、そんなものは国内リーグでだけやればいいのであって、ヨーロッパの舞台ではそれにふさわしい判定をしてほしいものである。あれが許容されたら、選手が次々に壊されてサッカーにならなくなる。負傷退場がコラーシュ一人で済んだのは、運がよかったとしか思えない。
 レンジャーズの選手たちの悪質なファウルには、どうせファウルするなら相手を痛めつけなきゃ損だと考えているような印象を受けたし、明らかなファウルなのに倒れたほうが悪いといちゃもんを付け、自分がファウルされる場合には、大してあたってもいないのに大げさに声を上げて審判に訴えるというみっともないプレーが多くて、正直幻滅しか感じられなかった。そういえば、去年のネイションズリーグで当たったスコットランド代表も、ここまでひどくはなかったけど似たような印象だったなあ。
 そういえば、2019年のラグビーのワールドカップで、品性のなさをさらして世界中の笑いものになったのもスコットランドのチームだったか。この国、明らかに実際よりもはるかに高く評価されているよなあ。
2021年3月19日9時。










この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10612143

この記事へのトラックバック
プロフィール
olomoučanさんの画像
olomoučan
プロフィール


チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。