アフィリエイト広告を利用しています
<< 2024年02月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    
検索
リンク集
最新コメント
チェコの銀行1(十二月二日) by ルイ ヴィトン 時計 レディース hウォッチ (03/20)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしやん (12/30)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしゃん (12/30)
メンチンスキ神父考再び(七月卅日) by にっしゃん (12/30)
カレル・チャペクの戯曲残り(二月朔日) by K (08/16)
最新記事
カテゴリーアーカイブ
記事ランキング
  1. 1. 『ヨハネス・コメニウス 汎知学の光』の刊行を寿ぐ(四月十日)
  2. 2. no img 『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』(三月十九日)
  3. 3. no img コメンスキー――敬虔なる教育者、あるいは流浪の飲んだくれ(九月廿七日)
  4. 4. no img すべての功績はピルスナー・ウルクエルに(一月廿六日)
  5. 5. no img 「トルハーク」再び(三月廿日)
  6. 6. no img トルハーク四度(十月二日)
ファン
タグクラウド










ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

広告

posted by fanblog

2021年02月12日

監督交代2本題(二月九日)



 昨日のハンドボールの代表監督の話は、これから書く話の枕のつもりで書き始めたのが、例によって長くなってしまって独立させることにしたものである。ハンドボール代表の新しい監督が決まったのは一月末のことだから、それから数日後に、サッカーのスパルタ・プラハでも監督交代が行われ、週末にその新監督の指揮の下で、最初の試合がオロモウツで行われたという話を書きたかったのである。
 去年も二月になって監督のイーレクを解任して、コタルを就任させたスパルタだが、今年も年明けのリーグ再開後からチームの状態が上がらないのに不満を抱いたフロントが、監督交代を決断した。昨シーズンのコタル就任後も、今シーズンの開幕直後もスパルタは好調で、勝ち点を積み重ねていたのだが、ヨーロッパリーグでは相手が悪いのと審判に恵まれなかったのとで、セルティック相手に二勝しただけで敗退し、チェコリーグでもスパルタの至宝とまで呼ばれた若きエースのフロジェクが負傷して欠場するようになって以来、勝ち点を失うことが増え、内容的にも低調な試合が増えていたようだ。

 それで、コタルの後任として、就任することになったのは以前から何度も交渉を重ねていながら合意に達することのなかった元代表監督のパベル・ブルバである。ブルバはプルゼニュをチェコ最強チームにそだてた後、2016年のヨーロッパ選手権に向けて代表監督に就任。予選は突破したものの本戦では結果を残せず、協会側は継続を求めたものの辞任して、ロシアのマハチカラの監督に就任した。
 ロシアリーグでどうだったのかはよくわからないのだが、一年持たずに解任されていた。このときチームのオーナーが約束した補強をせず、結果を残せなかったなんて話も聞こえてきた。その後、何人かの監督が結果を残せなかったプルゼニュに復帰したのだが、選手の高齢化などもあって、以前ほどの成功は納められなかった。監督、選手、どちらにもマンネリ感が出始めたのがよくなかったなんて話も読んだ記憶がある。

 それで、ほぼ1年前にブルガリアのレドゴレツに招聘される形で監督に就任し、プルゼニュは以前スパルタの監督候補に挙がっていたスロバキア人のグリャが監督を務めることになった。ブルガリアでは最初は悪くなかったようなのだが、今シーズンのチャンピオンズリーグだったか、ヨーロッパリーグの予選だかで敗退したことで、オーナーが解任を決め、以後フリーになっていたのである。
 スパルタは、ブルバがフリーになるたびに、いやどこぞで監督を務めていた時期にも声をかけていたようだが、いろいろな事情があって契約には至っていなかった。それがようやく何度目かの正直で監督就任に合意したわけである。むしろ、ブルバと合意に達したから、コタル解任を決めたような印象もある。もちろんチーム状態がよければ、監督解任なんてことにはならないのだろうけど。今回も、ブルバはバニークからも声がかかっていたらしいから、チームが不調に陥るタイミングが悪かったら、スパルタ監督就任が実現していなかった可能性もあるのである。

 そのブルバ監督の就任が発表されたのが先週の半ばで、週末にはオロモウツでの試合だったから、ほんの二、三日でブルバ流のチームが出来上がるわけもなく、オロモウツでの試合も最初はこれまでのスパルタと同じで、あまりいいところがなかったらしい。前半はオロモウツが1−0でリードして終了。後半も信じられないような守備のミスから失点。キーパーが前線に出したパス一本でシュートまで持ち込まれて失点するなんてスパルタとしてはありえないなんてOBがテレビで批判していた。イーレク就任以来の守備のミス乱発はあれから1年半以上たっても改善されていないのである。
 改善されたのは、恐らくハーフタイムにブルバによって活を入れられ選手が交替した攻撃で、2本のPKにも助けられて逆転に成功した。シグマが2点差をつけた時点で、必要以上に守りに入ったのが悪いと批判する解説者もいた。実はシグマも2−2の同点の時点でPKをもらって再度リードするチャンスはあったのだが、見事に失敗。あそこで決めていれば勝てていただろうに、残念である。

 実はスパルタの1本目のPKはビデオ審判の介入でPKになったもので、解説者の中には何でこれがPKになるのか理解できないという人もいた。実際、映像を見ても攻撃側のファウルにしか見えなかったのだけど、ビデオ審判は何を見たのだろう。主審もビデオを見てPKの笛を吹いたわけだけど。一体に、ビデオ審判の導入で、判定が目に見えて改善したのはオフサイドの判定ぐらいで(これも微妙なものはあるけど)、それ以外は、大騒ぎした割には大差ないような気がする。
 PKになるような反則でも、見逃しは減ったかもしれないけど、その分、それPKにするのは無理があるだろうと言いたくなるような微妙なPKが増えているような気がするし、退場モノのファウルを見逃すことも多いし、主審が明らかな誤審をしてしまったときと同様、ビデオ審判の誤審にも処罰が必要なんじゃないかという解説者の意見には賛成するしかない。主審の誤審の原因がビデオ審判にあることも多いわけだしさ。

 とまれ、ブルバがこれから神通力を発揮してスパルタを、昔の強いスパルタに戻せるのかどうか注目である。スパルタの一番の問題は、監督の替え過ぎだと思うのだけどね。ブルバもプルゼニュで時間をかけてチームを作り上げたわけだし、オーナーが待てるかどうかが一番の問題である。
2021年2月10日23時30分。











この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10533689

この記事へのトラックバック
プロフィール
olomoučanさんの画像
olomoučan
プロフィール


チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。