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2020年10月25日

ヨーロッパリーグ意味不明(十月廿二日)



 プリムラ厚生大臣の主導する武漢風邪対策の強化によって、中断に追い込まれた国内リーグと違って、ヨーロッパリーグの試合に関しては例外が設けられたおかげで、国内での開催も可能になった。練習も、プロのスポーツチームに限って、屋外であればという条件付で6人以内という規定が撤廃されたので、チェコから出場する3チーム、スラビア、スパルタ、リベレツは、何とか普段と同じような練習を積んでヨーロッパリーグの初戦に臨んだ。
 このうち、スパルタとリベレツが、ホームで、つまりチェコ国内での試合で、それぞれフランスのリールと、ベルギーのゲントと対戦し、スラビアは、チェコと同様武漢風邪の流行が大変なことになっているイスラエルで、ハポエル・ベア・シェバと対戦した。結果は、リベレツだけが勝って、ほかの2チームは負けたのだけど、この負けた2試合に関して、冗談だろうといいたくなる事態が起こった。

 最初に試合に臨んだのはスラビアだった。対戦相手のイスラエルのチームは、ヨーロッパリーグの予選でプルゼニュを破ったチームである。プルゼニュの方が、試合全体を通して優勢だったらしいのだが、試合開始直後のミスから与えたPKを決められて、同点に追いつけないまま負けた。スラビアも、こちらは前半終了間際に、ディフェンスとキーパーが譲り合いをするという信じられないミスから失点した。一度は同点に追いついたものの、ミスから失点を重ねて、1−3で負けた。
 結果だけを見たときには、トルピショフスキー監督の神通力も切れてきたのかなと思ったのだが、その監督のインタビューを読んで目を疑った。ハポエル・ベア・シェバ側では、感染の検査で陽性だった選手が、2人先発で出場し、1人は控え選手としてベンチに座り、同じく陽性だった監督もベンチから支持を送っていたらしい。

 そもそも、チェコ以前に国全体の閉鎖に踏み切ったのがイスラエルである。規制はチェコよりも厳しいと思っていたのだが、そんなことはなかったようだ。イスラエルの保健所の判断で、これらの陽性の監督と選手は、すでに長期間陽性であり続けているので、他の人を感染させる可能性は低いということで、試合に出場、もしくは監督としてベンチに入ることが許されたのだとか。
 これって、UEFAの、検査を繰り返して陰性の選手だけで試合を行うという規定に違反していないのか? そんな規定はないと言われればそれまでだけど、感染者が相手チームで出場していることが期にならない選手はいないと思うんだけどなあ。スラビアが終始優勢に試合を進め、山のようなチャンスを作りながら1点しか取れなかったのが敗因であるのは間違いないけれども、釈然としないものがのこる。
 当該国の保健所の判断に従うという規定があったのは覚えているけれども、その国の規制が常軌を脱している場合には、UEFAの規定が優先されるべきではないのか。最近イスラエルでチェコ代表が試合を行った際に、検査を繰り返して陰性の選手だけでチームを作って出場したのが馬鹿らしくなってしまう。症状も出てないし、陽性になって一週間、二週間たったから試合に出られるというのでは、しっかり対策をとっているから、試合を行うこと自体は感染のリスクを上昇させないという、プロスポーツの開催を支える論理が崩壊してしまう。

 一般の人に関しては、仮に無症状であっても、検査で二回連続陰性にならないと完治したと認められないことになっていて、それまでは隔離状態におかれることになっている。いや、それだけでなく、陽性になった人だけではなく、陽性の人と接触があって感染の疑いがもたれる人にも、隔離の指示が出されることになっているのである。それなのにスポーツ選手だけは、陽性の判定が出ても例外的に隔離されないというのでは話にあわない。それともイスラエルでは陽性になっても一定期間たてば、隔離から開放されることになっているのだろうか。
 アメリカのトランプ大統領も感染した際に、同じように陰性になる前に退院してホワイトハウスにもどって、職務というか、選挙運動を再開させていたから、スポーツ選手だけというわけではないのだろうが、感染後何日目からは感染力がなくなるとかいう客観的な研究結果があるのかね。とまれ、今回の件に関しては、トルピショフスキーのこれでは何のために検査をするのかわからないという言葉がすべてを物語っている。スラビアの選手たちにも心理的な影響はあったはずだし……。

 もう一つの、スパルタの試合のほうは、一言で言えば、審判がひどすぎたというのに尽きる。判定基準が不安定で、試合を決めるような大事な判定がすべてスパルタに不利になるものだった。フランスリーグで首位を走るチーム相手にスパルタは奮闘したのだけど、審判がこれでは勝ちようはない。退場者を出しながら一度は同点に追いついただけでもよくやったと言いたくなる試合だった。
 スコットランドでの代表の試合の審判も、今回ほどではなかったけど決してほめられた出来ではなかったし、最近、国際試合の審判のレベルが落ちているような気もする。チェコのチームの不利にならなければ文句を言うつもりはないのだけど、最近チェコのチームは審判に恵まれていないんだよなあ。ビデオ審判に慣れてしまって、なしでは判定が安定しないなんていう問題もあるのかもしれない。

 まあ、リベレツが、キーパーのベトナム系チェコ人の選手のおかげで、何とか勝ったから最悪の木曜日にはならずにすんだ。スラビアか、リベレツのどちらか1チームだけでも、グループステージを勝ち抜けるといいのだけど。スパルタは、リールだけではなく、イタリアリーグで首位のACミランも同組だから勝ち抜けは無理だろうし。
2020年10月23日23時。













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