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2020年10月16日

息詰まる生活再び(十月十三日)



 チェコテレビのニュースが終わって、次はスポーツニュースだと思っていたら、プリムラ厚生大臣が画面に登場して演説を始めた。本来は、昨日月曜日に政府の会議で決まった新たな規制について説明するために午後8時から行われることになっていたのだが、政府の会議が長引いたために中止になったのである。昨日の夜10時過ぎに会議が終わって主要な閣僚が雁首並べて記者会見をしたんだから、今更何を話すんだというのが正直な感想である。

 それはともかく、バビシュ政権は、時間をかけて話し合いをしているという印象を与えるためか、感染症対策に関して、深夜近くになってから記者会見を開いて新たな規制を発表することが多い。それで、朝早くから仕事に出る人たちはすでに寝ている時間なので、規制について知らないまま仕事に出かけるという事態がまま起こる。担当を交替しながらひねもすニュースを流しているテレビ局はともかく、新聞や雑誌の記者たちは、政府の会議が終わる予定だった夕方からずっと待ち続けだったわけだからいい迷惑である。慣れてはいるのだろうけどさ。
 政府の会議は、先週の月曜日から始まった非常事態宣言とともに導入されたさまざまな規制をさらに強化することについてで、事前にさまざまな憶測が流れていた。レストランの営業時間の更なる短縮とか、学校での授業の禁止とか。長らく待たせた挙句に登場した政府の発表は、その憶測よりも厳しいものだった。

 マスクの着用が、屋内だけでなく公共交通機関の停留所にまで拡大されたのは、バスやトラムに乗る際には着用を義務付けられるのだから特に反対もなかろう。一番物議をかもしたのは、レストランなどの飲食店の完全営業禁止だった。非常事態宣言中はずっと適用されるというのだが、宣言事態の延長の可能性も高い以上、春以上に飲食店の倒産が起こりそうである。レストランは持ち帰り用の食事の販売は許可されたが、それだけでは経費すらカバーできないところが多いようだ。最近は外で飲食する機会はほとんどないから実害はないのだけど、月曜日にモリツの前を通ったら、営業禁止でもないのに休業していたのが心配でならない。

 それから、学校に関しても規制が強化され、幼稚園、保育園の類を除く、すべての学校で対面授業が禁止され、オンラインでの授業に移行することが義務付けられた。これは文部大臣の奮闘で、11月2日までという期限がつけられており、二週間ちょっとで少なくとも日本の小学校にあたる部分は再開される予定となっている。
 子供たちが学校に行けないせいで、仕事に出られない親たちに対しては国からお金が出されることになっている。これは仕事のない企業にとっては給与の負担が減ることを意味する。ただ、医療関係者や警察、消防などでは、子供が自宅にいるせいで休まれては仕事が回らない。それで、例外として一部の学校を開けて、そこに医療関係者などの子供たちを登校させることになっている。

 また、高校や大学などには、実家から通うのではなく、寮に入っている生徒、学生も多いのだが、水曜日までに退寮して実家にもどることが求められた。これに関しては、学校側から問題しかないことが指摘され、今朝になって特別な事情がある場合には残ってもかまわないという変更がなされた。その事情としては、自分自身が感染、感染の疑いで隔離されている場合、実家の家族が隔離されている場合、実家に病気の人や高齢者など感染させるのを恐れるべき人がいる場合などが挙げられている。寮から実家にもどる移動の途中での感染の恐れも考えれば、寮の中でじっとしているのが一番だとは思うのだけどね。

 他にも細かいことはあると思うけれども、以上の規制は、停留所でのマスクが火曜日から適用される以外は、水曜日の深夜からの適用だと発表された。それがまたわかりにくいと批判されることになる。水曜日の深夜というのが、火曜日の夜遅く12時過ぎて日付が変わってからを言うのか、普通に理解した場合の水曜日の夜遅く木曜日になるときを指すのかわかりにくいのである。何月何日何時からと言えばいいのに、政治家というのはややこしい言い方しかしない。

 それはともかく、プリムラ厚生大臣の演説の大半は、前日の記者会見の繰り返しだった。特筆すべきことがあるとすれば、珍しく自己批判をして謝罪の言葉を並べたことぐらいである。本当の意味で政治家ではないからできることということか。ただ、失った信頼を取り戻すに足るようなものではなく、この人の言うとおりにすれば、状況が改善されると思えるような希望はもたらさなかった。
 なぜか例外として結婚式とか葬式のようなものが、特別な対策を取ることで開催が許可されているようなのだが、意味不明である。一説にはゼマン大統領が熱心に準備を進めている10月28日のプラハ城でのセレモニーが行えるような規制にする必要があったからだともいう。
2020年10月14日16時30分。










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