2019年07月30日
ありがたいコメント(七月廿八日)
この前コメントをいただいた方から、またありがたいコメントをもらうことができた。すでにチェコを離れバンコクということなので、南回りを使われたようだ。そういえば、以前もう十年以上前になるかな、オロモウツに留学に来た学生が、往復5万円のチケットで来たと自慢していたことがあったのだが、それが、台湾、バンコク、インド、中東のどこか、イスタンブール、ウィーンと乗り継ぐ便だった。時間がかかって大変じゃないのと言うと、一回あたりの飛行時間が短いから楽な面もあるなんてことを言っていた。確かに一度に十時間以上乗るのは辛いけど、2、3時間ずつだったら、耐えられそうな気もする。
最近はさすがにこんな何度も乗換えが必要な便で来る人はいないが、ドバイかどこかの中東で乗り換える南回りで来る人は一定数いる。以前はあまり聞かなかった中東の航空会社も意外と評判は悪くない。残念ながらチェコへは日本からの直行便が飛んでいないので、どこかで乗換えが必要になる。実際にどのくらいの時間がかかるのかは知らないが、プラハから一度西に行く、ロンドンやパリ、フランクフルトなんかで乗り換えるよりは、距離的には近そうな気がするんだけどどうなんだろう。
こちらの対応を丁寧と評価してくださるのは、ありがたいのだけど、実態はちょっと違う。実際はコメントを記事を書く際の参考にさせてもらっているというのが正しい。テーマを決めるのに使う場合もあるし、内容まで利用させてもらうこともあるが、初めて以来三年半もほぼ毎日書き続けていると、ネタに詰まることも多いのだ。だから、コメントをもらうと、まずどんな記事にできるだろうなんてことを考えてしまう。ありがたいやら、申し訳ないやら。
以前コメントをしたことのあるチェコサッカー関係のブログで、返事がもらえるとうれしかったので、コメントをもらったら返事をしようとは、ブログをはじめた時点で決めていた。ちゃんとしたコメントが来るまで、長い時間がかかったのだけど、それは置いておいて、問題は管理ページからどうやってコメントに返事をすればいいかわからなかったことだ。今でもわからないんだけどさ。
それで、関連しそうな内容の記事を書くことで返事の代わりにすることを思いついたのが、現在まで続いているというのが実際のところだ。一本の記事はできない場合でも。関連しそうな記事の冒頭で、文字数稼ぎがてらコメントをもらったことを書くようにしている。迷惑コメントすら記事のネタにしてしまったし、あんまりほめられるようなやり方でもないような気もする。
それはともかく、今回もコメントに出てきたブルノの本駅、もしくは中央駅の状況について説明しておこう。2018年の12月初めから、2019年の12月初めにかけて、ほぼ一年がかりで改修工事が行われており、一部の電車を除いて、停車することも通過することもない。そのため、南のほうに向かう場合のドルニー駅と、北に向かう場合のジデニツェ駅の二つが、主要な代替の駅として機能している。ドルニー駅は、歩いても10分ぐらいで連絡用のバスが出ているが、ジデニツェ駅のほうには中央駅から特別な電車が出て利用客を運んでいる。
ジデニツェ駅は始発終着の駅にできないぐらいの駅で、北の方に向かう電車の始発駅はクラーロボ・ポレ駅なのだが、ここはブルノの北のはずれともいうべき場所で、市内の中心部に向かうには交通の便が悪すぎる。それで、ジドニツェが実質的は始発の駅に選ばれたのだろうが、この駅もドルニー駅もそれほど大きい駅ではなく、切符の販売窓口なども少なく混雑する可能性もある。ブルノから電車に乗るなら、切符はネット上で購入するか、中央駅で購入してから移動するかした方がよさそうだ。
プラハからブルノを経てブラチスラバや、ウィーンのほうに向かう電車は、ジデニツェとドルニーの両方に停車するが。ブルノが目的地の場合は、中心部への近さを考えるとドルニー駅で降りたほうがよさそうである。ジデニツェでクラーロボ・ポレ発中央駅行きの特別電車に乗る手もあるが、接続がいいとは限らないし、ブルノ止まりの急行の中には中央駅まで行くものもあるにはあるが、時間が余計にかかって本数がそれほど多くない。
オロモウツから行く場合には、プロスチェヨフ経由の電車は、ジデニツェ駅を経てクラーロボ・ポレ駅に向かう。ブジェツラフ経由のものはドルニー駅どまりである。時間はブジェツラフ経由の方が30分ぐらい余計にかかり、運賃も倍近くになる。ただ車両の快適さはこちらの方が上なので、どちらを使うか悩むところではある。もっとも車内でPCを使うことを考えなければ、電車なんて使わないでレギオジェットのバスが一番いいのだけど。途中全く停車しないので、一時間以内に到着するし、運賃も安く、到着するのは中央駅近くのホテル・グラントのところのバスターミナルである。そう考えると、高速道路D1の渋滞さえなければ、プラハ−ブルノもバスの方が便利かもしれない。
最後に国際列車のことを書いておくと、レギオジェットのような私鉄を除くと、国際列車は他の国の鉄道会社と共同で運行されているため、便によって、同じ便でも日によって使用される車両が異なることがある。以前はどこの国の車両でも、特にスロバキアやポーランドに行く場合には大差なかったのだが、チェコ鉄道の客車が、新車の購入やオーストリア鉄道からの中古の購入によって、大部分新しいものに更新された結果、チェコ鉄道の車両であれば、快適な車両に乗れることが多くなった。
以前、真夏にプラハに行ったときに使った国際特急の車両がポーランドのもので、それが冷房はない、窓は開かない、音はうるさいという大はずれだったことがある。以来、ポーランド鉄道の車両が使われている電車には乗らないようにしている。スロバキア鉄道の車両も新しくなったものが増えて、快適は快適だったが、チェコの車両と違って冷房が効きすぎて、時に寒いのが問題だった。噴出す風の強さだけでも調整できるとよかったのだけど、そんなものはどこにもなかったし。
もちろん、今でも急行、特急で外れといいたくなるような古い車両に当たってしまうことはある。地方自治体や地方開発省が車両の購入と運行に助成金を出しているローカルな普通電車の車両の方が新しくて快適なこともある。この前もシュンペルクから乗った普通電車に、オロモウツからブジェツラフを経てブルノに向かう急行とほぼ同じ車両が使用されていて、急行だと思って乗ったら各駅停車だった。パルドルビツェとフラデツ・クラーロベーを結ぶ各駅停車も同じような車両だったか。各駅停車に一等の座席があるのは、おかしいはずなのだけど、二等の切符で乗れるのかなあ。
2019年7月29日24時。
タグ:鉄道
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