2019年05月29日
いろいろ終了(五月廿七日)
スポーツのイベントがあれこれ終了したので、忘れないうちにまとめておく。結果があれなので、長々と書く気にならないのである。
まずは、先日期待できそうだと書いたアイスホッケーの世界選手権。準々決勝でドイツに干渉したところまでは、予定通り、期待通りだったのだけど、準決勝のカナダの壁は厚かった。スロバキアに苦戦していたから、チェコももっといい勝負ができると思ったのだけど、グループステージのロシア戦と同じで、特に第一ピリオドは何だか腰が引けているような、遠慮がちなプレーぶりのように見えた。チェコがこれやると勝てないので、途中で見るのをやめてしまったのだけど、案の定完敗。無得点では終わらず、最後に一点返したから、ロシアとの三位決定戦に希望が見えてきた。
翌日の三位決定戦では、チェコは見違えるようなプレーを見せて、これは行けると思ったところで失点。それでもすぐに逆転して第一ピリオドは終了。正直この時点で、勝利は固いと、にわかファンとしては思ってしまったのだが、第二ピリオド開始直後に不運な形で失点して同点に追いつかれてしまった。
その後も、チェコが押していたのだ。いや圧倒していたと言ってもいい。それなのに、最後のゴールだけが決まらなかった。運がなかったというのもあるのだろうけど、ロシアのキーパーがめちゃくちゃすごかった。途中からはチェコの選手がキーパーと1対1になってもシュートが入りそうな気がしなかったし。
結局延長でも決着がつかず、勝負はPK戦みたいなのにもつれ込んだんだ。チェコのキーパーも頑張って2本止めたんだけど、ロシアのキーパーは一本もシュートを決めさせず、チェコのメダルの夢は儚くなってしまった。残念。それでも今年のチームは、最初のロシア戦と準決勝のカナダ戦を除けば、すごくいい試合をしていた。オールスタームにも、ボラーチェクとフロネクの二人が選ばれたし、若手選手も多いから今後に期待が持てそうである。今後と言えば、今年代表で大活躍した、現在はスイスのチームにいるクバリークが特に楽しみである。
チェコが負けてどうでもよくなった決勝では、フィンランドが勝って、久しぶりの優勝を遂げた。今回のフィンランドは、NHLの選手がほとんどおらず、前評判は決して高くなかったのだけど、選手の名前だけでは結果は決まらないということを証明してみせた。その代わりに、まだ十代の選手が活躍して話題になっていた。
ところで、サッカーでは、一部リーグの順位が完全に決定した。残っているのは二部との入れ替え戦と、ヨーロッパリーグの予選出場権をかけたプレーオフだけである。
上位、6チームは30節終了時点と変化がなかった。リベレツがバニークを抜いて5位に上がっていたのだが、最終節にヤブロネツに負け、プルゼニュと引き分けたバニークに再度逆転されて元の木阿弥に戻った。優勝のスラビアと2位のプルゼニュがチャンピオンズリーグの予選に出場と、3位のスパルタと4位のヤブロネツのヨーロッパリーグ予選出場が確定した。残る一席をかけて、5位のバニークと、中位4チームのプレーオフで勝ち上がったムラダー・ボレスラフが対戦することになる。バニークもボレスラフも、ヨーロッパのカップ戦では毎回ボロボロだから、リベレツが勝ち上がってくれるとよかったんだけどねえ。
下位六チームのほうは、結構順位の入れ替わりもあって、追加のリーグ戦をやった甲斐がある感じなのだが、最終的には降格チームと入れ替え戦に回るチームは、30節終了時と同じになった。早々に最下位と降格が決まったのがドゥクラで、残留が決まったのがスロバーツコだった。その後、カルビナーの入れ替え戦と、オパバの残留が決まり、プシーブラムとボへミアンズが最終戦まで残留をかけて争うことになった。プシーブラムがドゥクラに勝って、ボヘミアンズがオパバに負けた場合だけ順位が入れ替わって、ボヘミアンズが入れ替え戦に回るという条件だった。最終的にボヘミアンズが残留を決めるまでの流れはなかなか劇的だった。プシーブラムが3−2で勝利した後、0−1で負けていたボヘミアンズが試合終了直前の90+4分に同点に追いついて、残留を決めたのである。
ただ理解できないことが一つある。ボヘミアンズとプシーブラムは最終的に勝ち点40で並んだのだが、こういう場合、普通は直接対決の結果で順位を決める。この2チームの直接対決の結果は、プシーブラムの2勝1分だから、ボヘミアンズが残留ということは、得失点差で順位を決めるというルールになったとしか思えない。ざる守備のプシーブラムは35試合で、最下位のドゥクラより多い73失点もしているので、得失点差が−30なんて数字になっているのだ。ちなみにボヘミアンズは−10でドゥクラは−42である。
二部でも最終節を終えて、順位が確定しており、チェスケー・ブデヨビツェが優勝で昇格。二位のイフラバがカルビナーと、三位に入ったブルノがプシーブラムと入れ替え戦を行う。この四チームなら、イフラバとカルビナーに一部にいてほしいのだけど、なかなか希望どおりには行かないものである。モラビアとシレジアのチームを応援しているとはいえ、正直な話、たちの悪いファンを多数抱えるブルノとバニークには二部どころか三部辺りでおとなしくしていてほしいものである。
ハンドボールについても書くつもりだったのだけど、長くなったので分割する。
2019年5月27日23時。
へジュークって……。正しくはヘイドゥク、ヘイドゥクである。あのアイスホッケー選手のブランドだろうか。
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