2019年04月17日
ハンドボールが見られない(四月十五日)
先週の水曜日、四月十日だったと思うが、来年のハンドボール男子ヨーロッパ選手権の予選のベラルーシとの試合がプルゼニュで行なわれた。チェコテレビで放送され、その時間には家にいたというのに見損ねてしまった。
いや、そろそろだとは思っていたのだよ。週末しか試合のない国内リーグのプレーオフも日程の関係以上に間が空いていたしさ。でも、チェコテレビのEPGとかいうテレビで直接番組表を見られる機能の調子が悪く、当日分と翌日分しか確認できない状態になっていたので、中継されることに気づいていなかったのだ。ハンドボール協会のHPで確認しておけばよかったんだけど、年に何回かしかない代表の試合の予定を確認するために、そんなのしょっちゅう見に行ってもいられない。
とまれ、水曜日の夕方は、疲れて寝こけてしまっていて、目を覚まして夕食中に何気なく、チャンネルをニュースからスポーツチャンネルに切り替えたら、ハンドボールのゴールが写っていた。ゴールはハンドボールでも別のスポーツという可能性もあるのだが、このときは本当に本当のハンドボールで、思わずEPGで何の試合なのか確認してしまった。
ヨーロッパ選手権の予選のベラルーシとの試合で、ホームだし負けないだろうと思っていた試合だったのだが、負けてしまった。チャンネルを替えたときは、同点で試合終了間際、チェコが攻撃中だったのだけど、ホラークが無駄に急いで打ったシュートが止められて、その後のベラルーシの攻撃が決まって、リードを許し、まだ一回攻撃できるだけの時間はあったのだけど、守りきられて1点差で負けてしまった。
アナウンサーの話では終始リードを許す展開で、終盤にやっと同点に追いつくという展開だったらしいから、同点で残り一分ほどになった時点で、時間をかけて攻撃をする選択をしてもよかったのになあ。監督がタイムアウトを取る前にホラークがシュートしちゃったというところだろうか。引き分けでも悪くない試合だったんだけど……。
次はベラルーシでの試合だというのはわかっていたのだが、日程は確認していなかった。日曜日に昼過ぎから自転車レースのパリ―ルーべを見るともなしに見ていたら、チェコテレビが放映権を持っているスポーツイベントがこの日に集中し過ぎていたのか、途中の4時半からはチェコテレビの2での放送に変わると言い出した。そして、3時ごろからはゴルフのマスターズの中継をネット上で始めるという。実際に3時になったら、マスターズだけでなく、ハンドボールの試合もネット上で放送されているような画面が現れた。
ロードレースは、高千穂遙がいうところのBGVとしては秀逸だけど、中継の間ずっと集中してみていなければならないものでもないので、見ながらやっていた仕事を放り出してパソコンの前に移動した。そして、チェコテレビのHPでスポーツチャンネルのi中継というのを見ようとしたのだけど……。まともに見ることができず、結局はライブスコアで得点経過だけを追いかけることになってしまった。
チェコテレビのi中継のページまでは行けて、再生のボタンを押してしばらく待っていたら、最初の画面は出てきたのだ。だけど、そこから全く動かないのだ。チェコテレビのネット上の中継は、いつでも問題なく見られるというものではなく、調子が悪いと映像がひんぱんに止まって、飛び飛びになることがあるのだが、今回は止まりっぱなしで何度やり直しても最初の画面が変わるだけで、そこから先に進まなかったのである。
今年は、チェコリーグの試合も放送時間が一定しないせいで見逃すことが多い。中継自体が例年よりも少ないというのもあるのだけど。サッカーのチェコの一部リーグやチャンピオンズリーグの放映権を失ったんだから、ハンドボールの中継が増えてもおかしくないと思うんだけど、サッカーの下部リーグの試合とか、ハンドボール以上にマイナーなスポーツの中継が増えて、ハンドボールは減ってるんだよなあ。協会が抱えるスポンサーの資金力の違いがこういうところに表れているのだろう。
肝心の試合のほうは、チェコでの試合とは全く逆で、チェコ代表が常にリードする展開で、前半は最大で三点差をつけたのだが、13−12とチェコの一点リードで終了。このまますんなり勝つかと思ったら、後半開始早々に逆転されてしまう。幸いその後すぐに再度逆転して、最終的には26−24と二点差で勝利した。
チェコで一点差で負けて、ベラルーシで二点差で勝ったわけだから、同勝ち点の場合には直接対決の結果が物を言うことを考えると、これでほぼ勝ちぬけは決まりだろう。チェコはここまで4試合で3勝の勝ち点6、ボスニア・ヘルツェゴビナも同じく6で並んでいるが、直接対決でチェコが勝っているので現時点ではチェコの方が順位が上である。ベラルーシが勝ち点4で、最下位のフィンランドは4戦4敗で勝ち点0.
ヨーロッパ選手権は出場チームが増えるため、このグループで2位に入れば、出場権が手に入り、3位の場合も他のグループの3位との比較で上から何チームかが出場する権利を得る。チェコの現在の勝ち点を考えると、仮にフィンランドだけカヤの外の上位三チームが三つ巴の展開になって、勝ち点8で並んだとしても、3位の上位チーム条項で救済されて、出場権を得るのはほぼ確実である。チェコでの試合に勝っていれば、2位以内が確定してたはずなんだけどねえ。トルハークは実現しなかった。
今年の12月に熊本で行なわれる女子の世界選手権もそうだけど、ハンドボールの試合をチェコテレビが中継してくれたら、見逃さずに見るぞと改めて決意しておく。
2019年4月16日23時。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8731235
この記事へのトラックバック