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2018年10月29日

チェコチーム頑張った〈サッカー〉(十月廿五日)



 先週は代表の試合が行なわれたが、今週はチャンピオンズリーグと、ヨーロッパリーグの試合である。チャンピオンズリーグのプルゼニュは、マドリッドでレアルとの試合で、デンマークに出かけたスラビアの相手はFCコペンハーゲン、ヤブロネツはホームにカザフスタンのアスタナを迎えることになっていた。試合前は下手すら全敗、特にプルゼニュはまた惨敗するかと心配していたのだが、結果はどのチームもよくがんばったといえるものだった。でも、もう少し運がよかったらなあと思わずにはいられない。

 まず火曜日のプルゼニュである。レアルが現在どん底の状態にあるというのはチェコでも知られていて、もしかしたらプルゼニュにもチャンスがあるんじゃないかと期待する声もなかったわけではない。今勝てなかったら、いつ勝てるんだということなのだけど、チェコのチームはスペインのチームを苦手にしているし、プルゼニュ自体の調子も直前のリーグの試合でボヘミアンズと引き分けるなど、去年の今頃の圧倒的な強さはないのである。
 それが、ふたを開けてみたら予想外の善戦で、相手にチャンスをたくさん作られていたのは確かだけれども、プルゼニュも負けずにチャンスを作り出し、前半だけでも最低三回の決めるべき大チャンスを作り出したらしい。後半にフロショフスキーが待望のゴールを決めて完封は免れたけれども、前半、後半に一点ずつ取られて、1−2で負けた。全体的に劣勢だったことは否定できないが、十分以上に善戦、惜敗と言ってもいい内容だった。

 試合後の選手たちのコメントからも、負けた悔しさよりも、レアルのような大クラブ相手に、互角に近い試合をしたことに対する満足感の方が強く感じられた。ペトルジェラだったかな、以前バルセロナやマンチェスター・シティと相手ホームで試合をしたときには、サッカーをさせてもらえないまま負けたけど、今回はちゃんとサッカーをした上での負けだからなんてことを語っていた。
 チェコのスポーツ新聞には、レアルの会長が試合の結果に不満で貴賓室を出て行ったとかいうニュースも出ていたが、これは格下相手に1点差で勝ったことが不満なのではなく、勝ってしまったことが不満だったのだという。負ければ監督を解任することができたのにということらしいのだが、レアルの状態がすぐに上向きになるということはなさそうだといっていいのかな。ということは、プルゼニュでの次の試合はチャンスがあるのか。うーん。期待しないで結果を待とう。

 木曜日は、ヨーロッパリーグの試合が二つあり、放映権を持っているチェコテレビは、7時からのコペンハーゲンとスラビアの試合を中継した。FCコペンハーゲンは、ヨーロッパ最古のサッカーのクラブチームが母体となっていることで知られているらしいが、チェコ的に重要なのは、このチームでシオンコとポスピェフの二人が大活躍したことで、実況を担当したボサーク師匠によれば、特にポスピェフはクラブの歴代ベストイレブンの一人に選ばれているらしい。

 試合のほうは、途中から見た前半は全く面白くなかった。どちらも失点しないことを重視した慎重なプレーに終始していてチャンスと呼べるシーンはほとんどなかった。強いて言えばスラビアの方が優勢だったけど、唯一の大きなチャンスを作り出していたのはコペンハーゲンだったから、互角の守備的な戦いだった。驚いたのはフォワードで若手のマトウシェクが先発していたことで、試合前のニュースで負傷で欠場していたテツルが使えそうだとか、シュコダも練習に復帰したとか言っていたから、テツル先発、後半でシュコダというメンバーで来ると思っていたのだけど。
 マトウシェクはプシーブラムからリーグが開幕してからスラビアに移籍してきた選手だが、当初の予定では今シーズンはプシーブラムにレンタルで残ることになっていたらしい。それが、シュコダ、テツル、メシャノビチというスラビアの誇るフォワード陣が次々に負傷したことで急遽予定を変更して八月の末だったか、九月の初めだったかに今シーズンからスラビアでプレーすることになった選手である。その後順調に出場時間を増やしているようだが、まだスラビアに移籍してからは得点を挙げていなかった。

 後半開始早々に、そのマトウシェクが見事なゴールを決めてスラビアがリードした。その後も相手のミスからいくつもチャンスを作ったのだけど、レアル相手のプルゼニュと同じでそれをゴールに結びつけることができず、最後の最後まで同点にされるのではないかとひやひやしながら見ることになった。特にキーパーのコラーシュが、オフサイドぎりぎりでディフェンスの裏に飛び出した選手と接触しながらボールを保持したシーンでは、一瞬PKを覚悟したほどである。リプレイでコラーシュがボールを取った後、勢いあまって接触していたのを見てほっと一安心だった。どこかで追加点を取っておけば、ここまで苦しむことはなかったのに……。
 現在の中国資本に買われて、トブルディークがオーナーを務めるスラビアは正直嫌いで、チェコリーグでは対戦相手を応援するのだが、舞台がヨーロッパリーグともなると、チェコのほかのチームのためにも勝ってもらわないと困るのである。だから、消極的だけど、応援はする。とにかく、この試合はトラの子の1点を守りきって勝ったのだからよしとしよう。これでスラビアは勝ち点6でグループ2位に浮上である。

 最後のヤブロネツでの試合は中継がなかったので、テキスト速報で追いかけていた。開始早々に、最近好調なヨボビチのゴールで先制したまではよかったのだが、その数分後には同点に追いつかれていた。後半に入ってアスタナの選手がイエローをもらうのがふえていたので、これはヤブロネツが押し込んで優勢二試合を進めているのだろうと想像し、追加点は時間の問題だと思っていたのだけど……。
 結局、どちらも最後まで得点をあげることができずに引き分けに終わった。まあフランスでの初戦、最後の最後の時間帯に信じられないようなファールをやらかしてPKを献上して勝ち点をふいにしたのを思い出せば、上出来である。ヨーロッパリーグ初出場で、まだ慣れていないところもあるんだろうし。そういえば、この試合についてではないけど解説者のルカーシュ・ゼレンカが、チェコリーグの審判がヨーロッパの舞台ではPKを取られたり、レッドカードをもらったりするようなプレーを流したり、イエローで済ませたりするから、肝心な場面で反則を犯してPKとられるんだと批判していた。

 ということで、今週のチェコチームが稼いだポイントは全部で3、ただし出場チーム数で割るから年間ポイントは0.6しか増えていない。順位は変わらず17位で一つ上のクロアチアとは0.1ポイントだけ差を縮めた。プルゼニュとヤブロネツにもう少し運があれば、あと2ポイント上積みできたはずなんだけどなあ。こうやって数字を眺めるのも楽しくなくはないからいいか。
2018年10月26日23時55分。












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