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2016年03月31日

母がくれた時間 その1


母が肺がんで他界して3か月以上が過ぎました。
未だに母に逢えそうな気がしてなりません。

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入院から1年で他界してしまいました・・・
68歳・・・現在の日本人女性の平均寿命年齢が確か86.6歳
だったと思いますが、それと比較すると、約20年早い。

他界する前日の夜に、「いい人生だった」という言葉と、
「でも、もう少しこっち(現世)に居たかった」とも言っていました。
母の正直な気持ちだと思います。

あっという間に過ぎ去った、母と私たちの闘病生活は
良くも悪くも、濃い想い出として心に焼き付いています。

母が倒れた時の私の覚悟
母が倒れたとの連絡が入ってすぐに仕事を切り上げて
母の職場へ直行する車中で、私は祈るような気持でした。

意識障害、生あくび、寝てしまう・・・
聞いた限りでは、明らかな脳の疾患・・・
脳内出血・・・クモ膜下・・・脳梗塞・・・
すでに倒れてから2時間近くが経過していた。

自分が行くまで持ちこたえて欲しい・・・!?
逝かないで欲しい・・・いろんなことを考える中、
もしかして・・・間に合わないかもしれない・・・と、
現実的にも考えました。

しかし、母は逝かずに待ってくれました。
病院で会話が出来た時、思わず涙が溢れ出したことを
鮮明に覚えています。
生きていてくれて良かった・・・と、
話をすることが出来て良かった・・・、
素直にそう思いました。

終わりの始まり
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母は即入院しました。
診断結果は脳内で出血した痕跡があること、
腫瘍があるかもしれないということでした。

詳しくは入院して検査とのことで、MRI造影撮影、カテーテル検査、
最初に入院した病院設備には限界があり、もっと詳しく検査をする
必要がある旨の説明を頂き、大学病院を紹介されました。

転院後の母に課せられたのは、全身検査でした。
脳に腫瘍があることが確定したと同時に、原発巣が母の
体のどこかにあることも判明したのです。
脳腫瘍は転移性の脳腫瘍だったのです。

原発巣は勿論のこと、更に他の臓器に転移していないかを
くまなく検査する・・・五臓六腑、骨までも・・・、
骨髄液の検査が一番辛かったとも言っていました。

母は肺がんでした、転移が認められる言うことで
必然的に病気はステージWとなり、治療をしなければ
余命は2か月との宣告がありました。

母は治療を受けることを決意してくれました。
ここまで約3週間での出来事。
突然のドタバタ劇で頭の整理がつかないなりに、
母の命について現実的に考えるというきっかけをくれた。

そして、知らないうちに母の死に対して心が準備を
始めていた。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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