欲が邪魔されると怒りになる。
静まることもない。
減るということもない。
絶えることもない。
欲が一杯。振り回されている。
ところがみんな
金が手に入ったら、名誉があれば幸せになれると思っている。
来る年も来る年も。
金が得られたら、妻が得られたら、良い子供に恵まれたらと
日々求めている。
牛をすられた農夫の話がある。
農夫は何ももっていけなかった。
私達も全ておいて、死んでいく。
まことに死せんときは、予てたのみおきつる妻子も財宝も、
わが身には一つも相添うことあるべからず。
されば死出の山路のすえ・三塗の大河をば、唯一人こそ行きなんずれ。
(御文章)
絶対に捨てられない幸せがある。
それを、歎異抄には、摂取不捨の利益と言われている。
永遠に捨てられない幸福。
欲に振り回されているのが私達。
一人暮らしはパラダイス、ユートピア。
自分の好きなことしかやらない。
後生の一大事、まったく頭にない。
だから、仏法を聞くご縁を大切にしないと。
何十年仏法を聞いてもそう。
どんな人でもそう。
仏教を聞いていない時も聞いている時も、
欲のことしか考えていない。
欲が妨げられると怒りになる。
どれだけ、後悔してもだめ。
答えは仏教の教えにある。
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