因果の道理は、自業自得。
あなたの受ける結果の、全ての原因はあなたの行いにある。
例えば、手すりにつかまっていなくて、電車が揺れたときに人にぶつかった。
人にぶつかったのは自分。その自分がぶつかったという結果。
その原因は自分にある。
手すりにつかまっていない人は大勢いる。
手すりにつかまっていない人二人。
つかまっていない、という因は同じ。
でも、片方はぶつかり、片方はぶつからない。
なぜ結果が違ったか。
仏教では、因と縁がそろって結果が生じる。
因だけでも結果は生じませんし、
縁だけでも結果は生じない。
因と縁がそろって初めて結果が起きる。
なぜ因が同じなのに結果が違うのかというと、縁が違ったから。
電車が揺れた、というのが縁。
片方は、電車がグラッと揺れた。
もう片方は揺れなかった。
両方とも手すりにつかまっていないという因は同じ。
しかし、片方にだけ縁が加わった。
因縁和合してぶつかった、という結果が生じた。
自分が受ける結果の因は全て自分にある。
因があっても縁が来なければ結果は起きない。
電車が揺れなければぶつからない。
縁を選ぶこともあるし、容赦なく他から来ることもある。
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