秋は、寂しさを表します。
人生も寂しいものです。
なぜかというと、
ブッダはお経に
独生独死独去独来
と説かれています。
「独り生まれ、独り死し、独り去り、独り来たる」
と読みます。
生まれてくる時も独り、
死んで行く時も独りです。
心中で死んだといっても一人一人です。
人生は生まれてから死ぬまで一人ぼっちということです。
でも私は家族もいるし、友達もいると思っている人は
あると思います。
ブッダが言われているのは、
肉体の連れはいるが、魂の連れはいないということです。
魂の連れがいないというのは、
心のそこから分かり合える人がいないということです。
仏教では、一人一人が自分の世界を生み出していると
教えられています。
これを業界といわれます。
ぎょうかいではなく、ごうかいと読みます。
自分の過去の業によって生みだした世界ということです。
一人ひとりの経験で生きている、ということです。
夫は夫の苦しみ、会社で苦しいことが色々あります。
それを奥さんに言おうという気持ちにならない。
言っても分からないと思うから、飯、風呂、寝るです。
奥さんには上司から叱られるという経験がありません。
一日くらいやっても分かりません。
奥さんの苦しみは姑との苦しみです。
夫に言いたいと思っている。
わかってくれないといいます。
一人一人の生みだした世界で生きているからです。
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