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陽葵は、ひなたと読みます。仏教が好きな仏教ガールです。一緒に仏教を学びましょう。
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2017年08月18日

どのように絶対の幸福まで出すか

阿弥陀仏の本心誓われている18願はどういうお約束か。
本当の幸せにしてみせる。
信楽の身にしてみせる。
人間に生まれてきてよかった。生命の歓喜。

 

ところが、十方衆生は、こんな世界なんてしるよしもないい。
十方衆生はどういうところにいるか。
三界というところにいる。
欲界、色界、無色界。
すべての人はこういうものを手にいれたいと思って生きている。

 

五欲のみで生きている世界。
60億の全人類のうち、ほとんどこれといってよい。
おいしいものを食べたい、お金をためたい、色欲、
出世したい、いい賞をとる、ねておりたい。
世の中に寝るほど楽はなかりけり・・・。
ほとんどが欲界。

 

無常の命をもちながら、限りない欲に引きずられいてる。

芸術。音楽。ピアノ。盆栽。
五欲を求める。私は、書に人生の喜びを・・・。
色界の人はあまりお金に無頓着ではない。

五欲、芸術に人間に幸せがあるのではない、と思う人。
哲学、思想。
真の幸福を見つけようとしている人。

ほとんど欲界。
生活が安定してくると、移動してくる。
戦後、明日の食べ物も心配。
書道、詩吟、庭に噴水・・・

十方衆生みなこれ。

 

迷信、墓相、家相、・・・
そういうものを信じている。
こういう迷信を信じていなくても、
お金があれば幸せになれる、平凡にくらしていれば、・・・
と思っている。

 

絶対の幸福の世界なんてしるよしもない。

三界皆苦。みな苦しんでいる。
十方衆生をどうしたら、この世界に出すことができるのか、と
阿弥陀仏が悩まれて、考えら手立てられたのが
19願、20願、

19番目のお約束と20番目の御約束。

19願、20願をたてられた。

 

目的は、18願にいれるため。
本心は18願。この世界に入れたい。
だからこれは真実の願。
この世界にいれるためにたてられたから、方便願という。
これが阿弥陀仏が19がん、20願を立てられた目的。
だから、真実に対して、方便という。
これが必要ないなら、たてられない。
絶対に必要だったから。
このくそ忙しいのに。
不必要なものをたてられるがはずがない。

この十歩う衆生を統合しなけれならない。
いろいろな価値観で生きている。
金、いや、金なんか、平凡な家庭・・・
幸せになろうとしている、しかし現実は幸せになれていない。
因果の道理で統一されようとした。
迷信ですよ。こんなもので幸せになれるのではない。
私たちの幸せは、因果の道理、私たちの行為がうみだす。
これは大宇宙の真理だから、聞けば誰でも納得する。

幸せになりたければよい行いをしなさい。
行為によってわれわれの運命はかわる。
これは外道、迷信を信じていても幸せになれない。
この因果の道理を19願で教えられている。
19願で統合されようとしている。
19願のことを修諸功徳の願という。
功徳=善。諸善のこと。いろいろな善。
一生懸命よい行いをしなさい。
修諸功徳の願という。

19願が絶対に必要だったから立てられた。
善導大師は要門といわれている。
重要、必要、肝要。
ここをとおらずしては、絶対にこの世界には入れない。だからこういわれた。

20願のことを植諸徳本の願という。
諸の徳の本は名号のこと。
大宇宙の大功徳のかたまり。
蓮如上人がおっしゃっている。

南無阿弥陀仏」と申す文字は、その数わずかに六字なれば、

さのみ功能のあるべきとも覚えざるに、この六字の名号の中には、

無上甚深の功徳利益の広大なること、更にその極まりなきものなり。
御文章五帖)
その名号を植えなさい、ということは、念仏を称えなさいということ。

善をすすめられている。
善のかけらもできない自分のすがたが知らされる。
念仏も称えられない自分であった。

阿弥陀仏の巧みなご方便とは、19願、20願。
この世界にいれるために。

posted by 陽葵 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教
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