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2018年01月27日

なぜソウル支局長が野中氏の評伝を書くのか

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 本日は、新聞各紙の一面に出ている野中広務元官房長官の訃報(ふほう)についてです。

 野中氏は私も取材したことのある政治家です。テレビで見る姿は鬼のように迫力がありますが、実際にお会いすると小柄で、誰に対しても気配りをする方でした。残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げます。

 野中氏が引退し、すでに15年の歳月が過ぎました。
 就活生の若い方には全く知らないという人も多いことでしょう。
 ぜひ今日の新聞に出ている野中氏の歩みを読んでください。57歳で中央政界に入っても、自分の能力で首相になる寸前まで上り詰めた人です。

 さて、このブログの目的は野中氏の業績をたたえることではありません。
 取り上げたいのは、日本経済新聞総合3面「野中氏死去 『反戦の闘士』貫く」という記事です。
 本文の上に「評伝」と小さく書かれ、末尾の執筆者名に「ソウル支局長 峯岸博」とあります。朝鮮半島情勢が緊張し、冬季五輪を控える中、ソウル支局長が、日本の政治家に関する記事を書いたのはどういうことでしょうか。

 「訃報(ふほう)」は、有名な方が死去した事実と経歴や業績について客観的に書きます。一方、「評伝」は特に著名で業績が大きな方について、その人物と交流のあった記者が個人的な思い出も含めて、情感を込めて書くものです。誰でも書ける記事ではありません。
 また、個人的な思い入れを出しても許されるので、昨日、禁句として扱った「なのだ。」「である。」も頻発する傾向があります。

 野中氏ほどの大物になると各紙に評伝が掲載されます。日経の峯岸さんは政治部出身でかつて野中氏の担当をしたことがあり、政界引退後も連絡を取り合っていたのでしょう。
 だから、多忙を極めるソウルから野中氏の評伝を書く役回りを得たということだと思います。

 それにしても、各紙を見ても野中氏に対するキーワードは共通しています。「狙撃手」「闘士」という物騒なものがあるかと思えば、「反戦」「弱者」「野党」といった「権力」とはほど遠い表現が並びます。
 懐の深い政治家でした。
 ただ、今の選挙制度では、こういう政治家が登場することはないと思います。
 小選挙区制度に関する批判は改めてしようと思っています。

 引き続き質問をお待ちしています。
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新聞記者をしておりましたがリタイアし、空いた時間をマスコミ志望の方に役立つ情報発信をしたいと思い、ブログを開設しました。新聞記事には独特の表現を使って、政治の見通しや国際政治の展望を書いていることが多くあります。そのような内容をお伝えしたいと思っています。感想や質問があれば、遠慮なく書き込んでください。
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