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2018年01月15日
抽象的な題の作文を得意にする
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本日の本題は昨日の続きです。
ただ、その前に、今朝の紙面について。
今朝の朝日新聞は「中国が潜水艦輸出攻勢」という見出しの記事を一面トップに据えました。https://www.asahi.com/articles/ASL1D4FXVL1DUHBI00X.html
中国がインド洋で軍事的に存在感を増しているという内容です。大きな扱いで、取材には力を入れたようですが、特ダネではないし、最近の動きをまとめたものです。知っている人にとっては驚きはありません。
「えっ、中国って、インド洋でそんなことをしているの?」と思った人は、本日の産経新聞も読んでください。スリランカの港は、中国の国有企業に99年間譲渡されました。かつての香港のようですね。
朝日の記事で気になったのは、海上自衛隊で潜水艦艦長を務めた山内敏秀氏の「(日本が日本の周辺の海で持っているのと同じ水準の情報を中国がインド洋で得るために)本気で一からやろうとしているとすれば、野心的すぎる」という言葉を引用していることです。
「野心的」とは「大胆で意欲にあふれている」という意味で、この言葉だけだと「無理なことをやっているなあ」と思いながらも好意を含んでいることがありますが、「すぎる」が付くと「無謀だ」という意味に受け止められます。「中国が、こんなことをできるわけがない」と見ているように感じられます。
しかし、中国は本気でしょう。2050年に米国を圧倒することを目指していると、ほぼ公言しているわけですから。今の流れでは、インド洋は本当に中国の裏庭になってもおかしくありません。中国を過小評価するべきではないと思います。
安倍晋三首相がインドのモディ首相と連携を深めようとするのは、ここに危機感があるからでしょう。安倍首相は現在、東欧を訪問中です。東欧は中国と結び付きが深く、今も中国の一帯一路構想に協力しています。なんとかくさびを打ち込みたいということでしょう。
さて、本日の本題です。
抽象的な題で作文を書かないといけないときに、あなたのエピソードをどのように関連付ければ良いでしょうか。「どうしたら良いのか分からないので、具体例を挙げてほしい」というご質問がありました。
一つの例は、「夏の思い出」という歌のパターンです。
この歌の名前を見て、ピンとこなくても、「夏が来れば 思い出す/はるかな尾瀬 とおい空」という歌詞はご存じでしょう。
「夏の思い出」という題ですが、歌詞の大半は尾瀬の美しい情景を描いたものです。最初に「夏が来れば思い出す」と言った後は、自分が感動した景色です。最後は「はるかな尾瀬 とおい空」で終わり、どれだけ尾瀬の景色に魅せられたかを強調します。
新聞社の作文で抽象的な題が出されると、これと似たような構成にすれば書きやすくなるでしょう。
昨日に続いて、「朝」という題が課されたと仮定します。
私は前に毎日、少しでも良いので知らない人に声をかけて会話をするように心がけましょうと呼び掛けました。これを実践している人なら、もしかすると朝の通学時に思いがけない出会いがあったかもしれません。朝は忙しい時間帯だけに、人との交流ができれば読者には意外感があります。
最初に「私は朝、楽しみにしていることがある。3カ月前までは朝はせわしなく、気持ちに余裕がなかった。朝が嫌いだった。しかし、今では『今日はどんな発見があるのだろうか』とわくわくしながら自宅を出ている。」などと書き出せば、自分自身が人と交流しようとしていることや、どんな人と出会ったかを書けると思います。
そして、最後で自分の経験から得たものをまとめ、今後、自分が記者として、社会人としてどのように歩んでいきたいかを記せば良いでしょう。
引き続き質問をお待ちしています。
下のコメント欄にお書きください。
日中のニュースなどについては、ツイッターでリツイートしています。
https://twitter.com/sagamimuneo
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今朝の朝日新聞は「中国が潜水艦輸出攻勢」という見出しの記事を一面トップに据えました。https://www.asahi.com/articles/ASL1D4FXVL1DUHBI00X.html
中国がインド洋で軍事的に存在感を増しているという内容です。大きな扱いで、取材には力を入れたようですが、特ダネではないし、最近の動きをまとめたものです。知っている人にとっては驚きはありません。
「えっ、中国って、インド洋でそんなことをしているの?」と思った人は、本日の産経新聞も読んでください。スリランカの港は、中国の国有企業に99年間譲渡されました。かつての香港のようですね。
朝日の記事で気になったのは、海上自衛隊で潜水艦艦長を務めた山内敏秀氏の「(日本が日本の周辺の海で持っているのと同じ水準の情報を中国がインド洋で得るために)本気で一からやろうとしているとすれば、野心的すぎる」という言葉を引用していることです。
「野心的」とは「大胆で意欲にあふれている」という意味で、この言葉だけだと「無理なことをやっているなあ」と思いながらも好意を含んでいることがありますが、「すぎる」が付くと「無謀だ」という意味に受け止められます。「中国が、こんなことをできるわけがない」と見ているように感じられます。
しかし、中国は本気でしょう。2050年に米国を圧倒することを目指していると、ほぼ公言しているわけですから。今の流れでは、インド洋は本当に中国の裏庭になってもおかしくありません。中国を過小評価するべきではないと思います。
安倍晋三首相がインドのモディ首相と連携を深めようとするのは、ここに危機感があるからでしょう。安倍首相は現在、東欧を訪問中です。東欧は中国と結び付きが深く、今も中国の一帯一路構想に協力しています。なんとかくさびを打ち込みたいということでしょう。
さて、本日の本題です。
抽象的な題で作文を書かないといけないときに、あなたのエピソードをどのように関連付ければ良いでしょうか。「どうしたら良いのか分からないので、具体例を挙げてほしい」というご質問がありました。
一つの例は、「夏の思い出」という歌のパターンです。
この歌の名前を見て、ピンとこなくても、「夏が来れば 思い出す/はるかな尾瀬 とおい空」という歌詞はご存じでしょう。
「夏の思い出」という題ですが、歌詞の大半は尾瀬の美しい情景を描いたものです。最初に「夏が来れば思い出す」と言った後は、自分が感動した景色です。最後は「はるかな尾瀬 とおい空」で終わり、どれだけ尾瀬の景色に魅せられたかを強調します。
新聞社の作文で抽象的な題が出されると、これと似たような構成にすれば書きやすくなるでしょう。
昨日に続いて、「朝」という題が課されたと仮定します。
私は前に毎日、少しでも良いので知らない人に声をかけて会話をするように心がけましょうと呼び掛けました。これを実践している人なら、もしかすると朝の通学時に思いがけない出会いがあったかもしれません。朝は忙しい時間帯だけに、人との交流ができれば読者には意外感があります。
最初に「私は朝、楽しみにしていることがある。3カ月前までは朝はせわしなく、気持ちに余裕がなかった。朝が嫌いだった。しかし、今では『今日はどんな発見があるのだろうか』とわくわくしながら自宅を出ている。」などと書き出せば、自分自身が人と交流しようとしていることや、どんな人と出会ったかを書けると思います。
そして、最後で自分の経験から得たものをまとめ、今後、自分が記者として、社会人としてどのように歩んでいきたいかを記せば良いでしょう。
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