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2018年08月12日
山東省沖で台湾・日米牽制の軍事演習=環球時報
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11日付の中国紙・環球時報英語版によると、中国海軍が10日から13日までの日程で山東省沖の黄海で軍事演習を開始した。台湾の蔡英文総統が12日から米国経由でパラグアイを訪問する時期と重なり、中台双方の注目が集まっている。専門家は、演習には台湾独立派をけん制する狙いがあるという見方をしている。
中国の海事当局は10〜13日に「重大な軍事活動」のため、青島に近い黄海の一部地域を航行禁止区域に指定したという通知をウェブサイトに掲載した。軍事評論家の宋忠平氏は「台湾独立派に対抗するため(7月に行われた)前回の東シナ海での演習と目的は同じだ」と述べた。また、宋氏は「中国が台湾問題で対応せざるを得なくなった場合に想定される日本と米国による妨害に対処するための訓練も行う可能性が高い」と指摘した。
(私の所感)日中平和友好条約40周年の記事について先ほどコメントしましたが、日経のような甘い認識では中国ペースで進むだけでしょう。40周年の記念日に合わせた形で、中国共産党機関紙である人民日報系の新聞に「中国が台湾に侵攻したときに自衛隊と交戦することを想定した演習」を行っているという記事が掲載されたことは注目すべきです。
引き続き質問をお待ちしています。
下のコメント欄にお書きください。
日中、気になったニュースをリツイートしたり、つぶやいたりしています。
https://twitter.com/sagamimuneo
2号サイトを開設しました。https://blogs.yahoo.co.jp/sagamimuneo です。
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中国の海事当局は10〜13日に「重大な軍事活動」のため、青島に近い黄海の一部地域を航行禁止区域に指定したという通知をウェブサイトに掲載した。軍事評論家の宋忠平氏は「台湾独立派に対抗するため(7月に行われた)前回の東シナ海での演習と目的は同じだ」と述べた。また、宋氏は「中国が台湾問題で対応せざるを得なくなった場合に想定される日本と米国による妨害に対処するための訓練も行う可能性が高い」と指摘した。
(私の所感)日中平和友好条約40周年の記事について先ほどコメントしましたが、日経のような甘い認識では中国ペースで進むだけでしょう。40周年の記念日に合わせた形で、中国共産党機関紙である人民日報系の新聞に「中国が台湾に侵攻したときに自衛隊と交戦することを想定した演習」を行っているという記事が掲載されたことは注目すべきです。
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日中条約40周年記事の読み方=日経の飛ばし・提灯記事と毎日の分析
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本日は久しぶりに日本の新聞に関して感想を書きます。
1978年8月12日に日中平和友好条約が締結されたということで、40周年の記事が出ています。
日本経済新聞を見ると、「中国、第5の日中文書検討」という大きな横見出しが総合3面に出ています。平和友好条約など4つの文書に続く「第5の政治文書」を「19年の習近平国家主席の訪日時に合意する日程を想定する」のだそうです。ニュースソースは「複数の中国共産党関係者」。
「本当ならば、大きなニュース。どうして一面に置かないのか」と思って読み始めると、中国内で推進派と慎重派がいて、「関係者は『結論は出ておらず、最終的に見送る可能性もある』と語る」と記しています。日本の外務省でも、「第5の政治文書」について賛成と反対に分かれているということです。
何のことはない。記念の日に合わせた「飛ばし記事」です。
この記事の脇には、中国総局長の署名で「協調の時代 今こそ好機」という見出しの論説のような記事が掲載されています。平和友好条約の批准のため78年10月に日本を訪れたケ小平が日本の発展ぶりに驚き改革開放を進めたと指摘し、「改革開放は日中両国の二人三脚で指導したと言っても過言ではない」と断言しています。そして、中国は発展し「もう日本の助けはいらない」という「おごりすら生まれていた」ものの、トランプ米政権の登場で苦境に立ち、「日本に背を向けたままでは米国と渡り合えないと考えるようになった」と主張しています。結論は、「40年かかって再びめぐってきた『日中協調』のチャンスである。みすみす逃すべきではない」と提言しています。
私も、中国と敵対していては日本の国益にならないと考えています。しかし、この日経の記事の主旨には賛同できません。
この日経の論説のような記事は、「もちろん、尖閣諸島や歴史認識など日中の間にはいくつも対立点が横たわる。習政権は民主主義や人権といった価値観とも距離を置く。中国と付き合う難しさはこれまでと変わらない。だからといって相手に近づくのをためらったら、関係は前に進まない」と書いているのですが、今、8人の日本人がスパイ容疑で身柄を拘束され、このうち2人に先月、懲役刑の判決が出たことに触れていません。この件では、裁判で判決が出るまでの過程は不透明です。根拠を明確にせず、相手国の国民の身柄を拘束する国と一方的に前のめりになって密接な関係を築くべきではないでしょう。
日経は数年前だったと思いますが、中国経済崩壊論のような記事をよく出していたと記憶しています。日本人の身柄を拘束されても、「関係が前に進まない」といけない必要性が、本日の論説のような記事ではよく分かりません。
一方、毎日新聞を見ると、政治部記者と北京の特派員の連名で、「署名40年 歩み寄り機運 緊張抱えつつ国益追求の時代に」と出ています。この記事は、「安倍首相としては、北朝鮮の核・ミサイル問題に対応するために、重要な隣国である中国の首脳と率直に対話できる環境を整える必要があった。中国側もトランプ米政権との貿易摩擦が激化し、日本を含む周辺国との関係を重視。習指導部は『質の高い経済成長』に向け、高い技術力を持つ日本との連携に期待する」と指摘。尖閣問題に触れた上で「日中は一定の緊張を抱えつつ、双方の国益を追求する新たな時代に入ろうとしている」「中国の発展は、日本に巨大市場というチャンスを生むと同時に、強大な隣国という課題も突きつける」と分析しています。
日経の飛ばし記事と40周年の祝賀ムードに流された論説のような記事に比べれば、毎日ははるかに説得力があると思います。ただし、毎日も日本人拘束には触れていませんね。
私がこのところ中国の新聞の記事の翻訳を載せているのは、相手の国が伝える公開情報を踏まえて正確に現状を分析しないと大きな間違いを犯すと考えているからです。今日はこれからもう一本の記事をアップするつもりです。「40周年」に合わせて中国側が何をしているのか日本の新聞が書いていないことがあるのです。
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1978年8月12日に日中平和友好条約が締結されたということで、40周年の記事が出ています。
日本経済新聞を見ると、「中国、第5の日中文書検討」という大きな横見出しが総合3面に出ています。平和友好条約など4つの文書に続く「第5の政治文書」を「19年の習近平国家主席の訪日時に合意する日程を想定する」のだそうです。ニュースソースは「複数の中国共産党関係者」。
「本当ならば、大きなニュース。どうして一面に置かないのか」と思って読み始めると、中国内で推進派と慎重派がいて、「関係者は『結論は出ておらず、最終的に見送る可能性もある』と語る」と記しています。日本の外務省でも、「第5の政治文書」について賛成と反対に分かれているということです。
何のことはない。記念の日に合わせた「飛ばし記事」です。
この記事の脇には、中国総局長の署名で「協調の時代 今こそ好機」という見出しの論説のような記事が掲載されています。平和友好条約の批准のため78年10月に日本を訪れたケ小平が日本の発展ぶりに驚き改革開放を進めたと指摘し、「改革開放は日中両国の二人三脚で指導したと言っても過言ではない」と断言しています。そして、中国は発展し「もう日本の助けはいらない」という「おごりすら生まれていた」ものの、トランプ米政権の登場で苦境に立ち、「日本に背を向けたままでは米国と渡り合えないと考えるようになった」と主張しています。結論は、「40年かかって再びめぐってきた『日中協調』のチャンスである。みすみす逃すべきではない」と提言しています。
私も、中国と敵対していては日本の国益にならないと考えています。しかし、この日経の記事の主旨には賛同できません。
この日経の論説のような記事は、「もちろん、尖閣諸島や歴史認識など日中の間にはいくつも対立点が横たわる。習政権は民主主義や人権といった価値観とも距離を置く。中国と付き合う難しさはこれまでと変わらない。だからといって相手に近づくのをためらったら、関係は前に進まない」と書いているのですが、今、8人の日本人がスパイ容疑で身柄を拘束され、このうち2人に先月、懲役刑の判決が出たことに触れていません。この件では、裁判で判決が出るまでの過程は不透明です。根拠を明確にせず、相手国の国民の身柄を拘束する国と一方的に前のめりになって密接な関係を築くべきではないでしょう。
日経は数年前だったと思いますが、中国経済崩壊論のような記事をよく出していたと記憶しています。日本人の身柄を拘束されても、「関係が前に進まない」といけない必要性が、本日の論説のような記事ではよく分かりません。
一方、毎日新聞を見ると、政治部記者と北京の特派員の連名で、「署名40年 歩み寄り機運 緊張抱えつつ国益追求の時代に」と出ています。この記事は、「安倍首相としては、北朝鮮の核・ミサイル問題に対応するために、重要な隣国である中国の首脳と率直に対話できる環境を整える必要があった。中国側もトランプ米政権との貿易摩擦が激化し、日本を含む周辺国との関係を重視。習指導部は『質の高い経済成長』に向け、高い技術力を持つ日本との連携に期待する」と指摘。尖閣問題に触れた上で「日中は一定の緊張を抱えつつ、双方の国益を追求する新たな時代に入ろうとしている」「中国の発展は、日本に巨大市場というチャンスを生むと同時に、強大な隣国という課題も突きつける」と分析しています。
日経の飛ばし記事と40周年の祝賀ムードに流された論説のような記事に比べれば、毎日ははるかに説得力があると思います。ただし、毎日も日本人拘束には触れていませんね。
私がこのところ中国の新聞の記事の翻訳を載せているのは、相手の国が伝える公開情報を踏まえて正確に現状を分析しないと大きな間違いを犯すと考えているからです。今日はこれからもう一本の記事をアップするつもりです。「40周年」に合わせて中国側が何をしているのか日本の新聞が書いていないことがあるのです。
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