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2020年11月04日

冬将軍

山に雪が降る季節になった。
今朝は、雪を降らせた冷たい空気が流れ込み、最低気温はそれほどでもなかったが、風が強くかなり寒く感じた。

いよいよ、この地にも冬のシーズンがやってきたのだ。
ひと頃は高く輝いていた金星も、急激に低くなり、明けの明星に移りつつある。
月が出ていると、夜中でもとても明るいのは、高度が大きいからだろう。

まもなく紅葉で赤く染まった山が冠雪で白くなる。
下界でも紅葉が始まった。

廃校になった小学校の校庭にある銀杏の大木は、今年もたくさんの銀杏を落としているに違いない。

本来ならば今日が地元のお祭り。
江戸時代から続く伝統的な祭りなのだが、今年はコロナ対策のために中止になった。

私は数日前、祭りの主宰神をまつる神社に参拝し、お詫びを申し上げた。
「コロナ渦に祭りなんて…」、という不信仰者に負けず、コロナだからこそ祭りをして回に平安を祈らなければならないのだ。

その意味でも、コロナ渦に「教会を閉めてはいけない。こうした時期だからこそ皆で神に祈ろう」、というトランプ大統領の発言は、ごく自然で正しいものであると言える。

「お祭りは御神事です。身も心を清めて、感謝を込めて臨んで下さい。」
そういう発信がいる…。

山の雪は終日降り続いたようだ。
この地域では山で天気が悪化すると、その雲が流れてきて、下界も時雨れることがある。
日光が当たらないので、かなり寒く感じる…。

珍しく犬たちも丸くなっている。
日中の最高気温も10℃ほど。

これが厳寒期にはあと十数℃下がるのだから、まだまだ暖かい方なのだろうが、さすがに野球どころではない気候になった。
日没も早くなり、あっという間に暗くなる…。

空気の澄んだ気持ちの良い季節ではあるが、寒さ厳しい時期であることは間違いない。

「丹澤先生、窓を閉めていいですか?」
どんなに寒くても授業前に窓を開けてしまう私に、生徒たちは懇願する目で訴える。

「シャキッとして気持ちいいんだけどね…。」
と言いながら私はしぶしぶ窓を閉める。

まだ授業評価に「あまり窓を開けないで下さい」、と書かれるのだろう。
まぁ、私は気にしないのだが…。

2020年11月03日

合わせ鏡

野球部のキャプテンのTの言動が荒い。
言葉がきつく粗暴で、辛辣なのである。

強気で野球も上手く、リーダーシップはあるのだが、時に感情をむき出しにしてしまう。

『立ち向かう 人の心は 鏡なり 己が姿を 移してやみん』
という言葉がある。
私は小学生の頃、この言葉を教えてもらい、以来人生訓の一つにしているが、時に、このことを忘れてしまう。

何か事が起きて、心が大きく揺さぶられてしまうときには、なかなか冷静にはなれず、そして合わせ鏡の相手を傷つけたり、逆に傷つけられたりする。

時々手を焼くTの言葉を冷静に思うとき、最近ふと、「これは私の言葉なのではないだろうか」、と思うようになった。

彼の言うことは正論である。正しいことを言っている。
だから、時に私は「そうだよね。そのとおりだよね」、と口にこそ出さないものの、肯定している。
つまり、私の心の中にも、Tと同じ思いがあり、彼が私の言葉を代行しているに過ぎないわけだ。

これは、Tの激しい言葉は、私の心の状態を表していることを示している。
きっと、私の心が平らかになれば、Tの言葉も穏やかになるに違いない。

学校生活を送っていると、時に冷静になれないことも起こる。
そのときこそが、勝負なのだろう。

いかに心を揺らさず、冷静に、大局的な見方で、生徒たちや他の教員たち、そして保護者と接することができるかが勝負なのだ。

だが、私はしばしばその勝負に負けている。
再起こそ、他の人を激しく責めることはなくなったが、心の平静は保てない…。
だからこそ、Tの言葉も変わらないのだろう。

人の思いは目に見えないところで飛び交っている。
そして、その思いは、いろいろな所に伝わり、キャッチされる。

良い思いであろうが、悪い思いいであろうが関係なく、世界を飛び回る。
「これが目に見えたら怖いだろうな…」、と思う。

人はそうした中で生活している。

「T先輩の言動がキツくて辛いです…。」
幼い中1の部員がそう訴えてきた。

学齢が低いと、自分の今年か考えられないので、「嫌なものは嫌」となるのだ。

これも私の心のコントロールが出来ていないからなのだろう。

Tと私は合わせ鏡なのだから…。

2020年11月02日

あなたが生まれて…

『あなたが生まれて世界は美しくなりましたか。世界はよくなりましたか』という歌詞で始まる歌を聴いた。

メロディよりも歌詞にドキッとした。

今月誕生日を迎える私は、還暦に近くなってきた。
いつの間にか、こんなに歳をとったのだろうか。

ただ。「あなたが生まれて世界は美しくなりましたか。よくなりましたか?」、問われれば「否」である。

これまでの人生、私は漫然と生きており、人や社会の役に立っているとは思えない。
ましてや、世界が美しくなったとも思えない。

世界が美しくなるとは、世の中から少しでも「悪」が消えるということだろうし、人々が幸福に生活して行ける社会や国家が形成されているということだろう。もっと、卑近なものでは、「家庭や、自分の周りの友人が幸せになり、ポジティブで明るく爽やかな人生を送れるようになったかどうか」、を問われているのだろう。

このような人生を生ききることができれば、人生は成功したと言えるらしい。

美しい世界になるためには、人々の心そのものが美しくなければいけないはずだ。

激しく感情がぶれたりする心の状態では、心の美しさは得られない。

平らかで、波打たず、凪の時の湖面のような穏やかな心の状態を維持し続けなければならないはずだ。

もちろん、こうした生き方をするのは難しい。
一人、山に籠もって、外界との交流を遮断したからといって、こうしたここの状態を作れるとは限らない。

ましてや、「それぞれの仕事で、多くの人と関わる中で、いかに心を磨くことができるかどうか」、は宗教家であっても難しい修行課題だろう。

私は、「まずは一人かな…」、とも考えた。
たった一人、私が生きていることによって、「あなたがいてよかった。あなたの生き方から学ぶことができた」、という人が出てくれば、まずは良しとするべきか…。

それとも、人知れず、誰かの役に立てる仕事をし続けようか…。

いずれにせよ、私自身の生き方すらも変えてしまいそうな、恐ろしい歌詞である。

およそ心の世界の探究をしている人であるならば、必ずやこの歌詞に心を揺さぶられるに違いない。

この言葉は、しばらく私の心から消えそうもない…。


悲しみから喜びへ


2020年11月01日

制服での班別行動

「京都を散策するときは私服じゃ駄目ですか?」
研修旅行の日程が決まって早々、学年主任が学年会で尋ねた。
私を含め、担任たちも全員反対。「制服をきせるべき」ということになった。
研修旅行が修学旅行の代替であること、そして中学生であることが主な理由だ。

制服は学校のステータスである。
生徒たちは制服を着ることで、気持ちが引き締まる。
ほんの数時間ながらも、市街地での初めての班別行動。
緊張感を与えると共に、学校の看板を背負っていることを考えれば、自ずと『制服』という結論になる。

通常ならば、当たり前のように制服着用だろう。
それにもかかわらず、何故学年主任は、「私服でもいいんじゃないですか?」と言う。

私は、彼女が学校経験が少ない上に、高校感覚であることがその理由であろうと分析している。

学校現場には、議論するまでもなく「当たり前」のことがたくさんある。
それぞれに「なぜそうなのか」の説明を付けることができるが、多くの教員たちが「当たり前」のことと思って行っている。

確かに、一部時代に即さないこともあるのだろうが、長い年月をかけて、その方が「中学生を護れるから」という理由も多いのだ。

学年主任は『制服の重み』を感じていないのだろうか。
『制服の誇り』を認識していないのだろうか。

「彼らはシャツの替えが少ないと思うんです…」
とも言うが、だから取って一枚や二枚ではあるまい…。

最近よく、彼女の発言には悩乱させられる。

「従来の常識の打破」と思えるならば、私も受け入れる余地があるのだが、どうもそうではないらしい…。

「私服の帆が、動きやすいですよね…。」
と言うものだから、やっぱりおかしいのだ。

以前学校が荒れていた時代、中学、高校の男子の制服が、学ランからブレーザーに一斉に替わったことがある。

これは、ある意味、先生たち(学校)が、生徒の制服指導ができなくなったことを意味する。
制服をきちんと着させることができなくなったのである。

だが、今はそういう時代ではないだろう。

制服は度の学校も似ているが、それでも、「制服を着ている」という自覚は、生徒たちは持ってくれる。それが学校のステータスであり誇りにもなる。

「彼女は制服が嫌いなのかな…。」

京都の班別行動は、制服でとても良かった。







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