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2021年09月21日

アンガーコントロール

発達の偏りがあって、人とのつき合いがうまくできないS君。
最近、アンガーコントロールができるようになってきた。

幼い頃には分からないが、中学生になれば、だんだんと自分の特徴が分かってくる。
「どうやら自分は、他の人とは違うらしい…」、ということにうすうす気づいてくるのだ。

最初は、どうすることもできないが、カウンセリングや訓練を重ねることで、その特徴(個性)を受け入れ、他の人との人間関係を構築するには、「自分はどうしなくてはいけないのか」、が場面場面で、だんだん理解できるようになってくる。

こうした偏りのある人は、その個性を受け入れ、乗り越えていくことで、通常の生活ができるようになってくる。

中1の頃は、自分が嫌なことがあると、教室を飛び出し、廊下に寝転がり、だだをこねていたS君だが、このところ、ずいぶん成長した。

以前は、嫌なこと=怒り、であったものが、今では、自分の目標達成のためならば、多少の嫌なことにも積極的に取り組むようになったし、なにより、怒りの心が抑えられるようになった。

怒りの心は、相応のエネルギーにはなるが、その心に任せて、暴行を行えば、犯罪になってしまうのだ。

本来、自分の心をコントロールするのは自分自身。
ただ、その統御と方法が分からないなかで、悶々と苦しんでしまうのが、思春期の子どもたちの姿である。

そのように自己変革をしようと頑張っているS君だが、傍目にはまだ、「おかしな行動」をとる生徒と見られてしまう。

「S君との関わりとその行動をどう理解させるか」、ということも、周りの生徒たちの学びになる。

昨今、偏りのある生徒がすごく増えてきた感じがするのだが、そうした生徒がいる中で集団生活している中に、学ぶべきことはたくさんあるのが、学校なのだろう。

人は、いろいろ。
いろいろで良い。
そうした、いろいろの中で、人は磨かれる。




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