2020年09月28日
体育のマラソン
体育のマラソン
体育の授業でマラソンが始まった。
校内の長い坂道を往復する。概ね2.5kmくらいである。
地区の駅伝大会がタイムレースになったので、その大会に出場する選手の選抜を兼ねるという。
今日は中2が走ったので、私は結果を聞いてみた。
すると、結果学年上位10以内は、すべて野球部かその助っ人だった。
さすがに走り込ませているだけはある。
前日、校内一位のT君が、「明日のマラソン、めんどくさい。雨が降って欲しい」、と言ったので、私は厳しく叱責した。
普段から運動をしている者が、そういうことを言ってはいけない。ましてや、一番早い人がそんなことを口に出してはいけない。そんなことを言ったら、運動の習慣がない人はどうすればいいのだ。やる気にならない人までの気持ちを高めさせるのが、日頃から鍛えている君たちの役割ではないか。
その指導が効いたかどうかは分からないが、今日の彼らは一生懸命走った。
たいてい、面倒がって何人かがだらだらと真面目に走らなかった姿を、私はこれまでにも何度も見ているからだ。
運動部ならば、体育の授業くらいは活躍して欲しいし、運動が苦手な人をも巻き込んで、スポーツの楽しさを教えて欲しいものだ。
先頭集団は10分もかからずに戻ってくるのだから、時間を持て余した彼らはコースを戻って、あとから来る人の応援をし始めた。
「歩くな、走れ!」
確かに、途中出歩くともっと辛くなるし、タイムはどんどん落ちる。
まさに、自分との戦いでもある。
「走るだけで楽しい」、と思える人は少ないのかも知れないが、それでも、走ることで体力は上がり、足腰も心肺機能も強化される。たいていの内臓疾患も改善に向かうようだ。
人間そんなに柔じゃない。
コロナの関係で市内駅伝やら地区のマラソン大会が中止になったので、彼らが走る機会は、体育のマラソンだけになってしまった。
「みんな上位で、なんか気持ちいいですね。」
T君が微笑む。
少し涼しくなって、まさにスポーツの秋なのに、中体連関係の大会だけは、相変わらず中止のまま。
将来、このツケは、いろいろ大きく影響するに違いない…。
体育の授業でマラソンが始まった。
校内の長い坂道を往復する。概ね2.5kmくらいである。
地区の駅伝大会がタイムレースになったので、その大会に出場する選手の選抜を兼ねるという。
今日は中2が走ったので、私は結果を聞いてみた。
すると、結果学年上位10以内は、すべて野球部かその助っ人だった。
さすがに走り込ませているだけはある。
前日、校内一位のT君が、「明日のマラソン、めんどくさい。雨が降って欲しい」、と言ったので、私は厳しく叱責した。
普段から運動をしている者が、そういうことを言ってはいけない。ましてや、一番早い人がそんなことを口に出してはいけない。そんなことを言ったら、運動の習慣がない人はどうすればいいのだ。やる気にならない人までの気持ちを高めさせるのが、日頃から鍛えている君たちの役割ではないか。
その指導が効いたかどうかは分からないが、今日の彼らは一生懸命走った。
たいてい、面倒がって何人かがだらだらと真面目に走らなかった姿を、私はこれまでにも何度も見ているからだ。
運動部ならば、体育の授業くらいは活躍して欲しいし、運動が苦手な人をも巻き込んで、スポーツの楽しさを教えて欲しいものだ。
先頭集団は10分もかからずに戻ってくるのだから、時間を持て余した彼らはコースを戻って、あとから来る人の応援をし始めた。
「歩くな、走れ!」
確かに、途中出歩くともっと辛くなるし、タイムはどんどん落ちる。
まさに、自分との戦いでもある。
「走るだけで楽しい」、と思える人は少ないのかも知れないが、それでも、走ることで体力は上がり、足腰も心肺機能も強化される。たいていの内臓疾患も改善に向かうようだ。
人間そんなに柔じゃない。
コロナの関係で市内駅伝やら地区のマラソン大会が中止になったので、彼らが走る機会は、体育のマラソンだけになってしまった。
「みんな上位で、なんか気持ちいいですね。」
T君が微笑む。
少し涼しくなって、まさにスポーツの秋なのに、中体連関係の大会だけは、相変わらず中止のまま。
将来、このツケは、いろいろ大きく影響するに違いない…。
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