2018年10月19日
カメムシの季節がやってきた
涼しくなって、教室の窓にたくさんのカメムシがやってきた。
毎年、このシーズンになると、寒さ避けてカメムシが飛んでくるのだ。
私の学校は、窓に網戸があるので、網戸には多い教室で20匹ほどのカメムシが止まる。
それが、かすかな隙間から教室に突入し、暖かい教室で「ブーン」と飛ぼうものなから、それがたとえ授業中であろうと、生徒たちは大騒ぎになる。
昨今の生徒は、蝶が一匹教室に入っても、男子生徒すら
「きゃぁー」
と逃げ出す始末なので、蜂だのカメムシとなれば、それは大変なことになる。
そのカメムシ、どこから侵入するのか、窓を閉めていても、いつの間にか教室内にいる。
生徒たちは、彼らを退治しようと、悪戦苦闘するのだが、素手で触れるはずもなく、と言って、刺激を与えれば、強烈なカメムシ臭を放つわけで、その後は授業できぬほど、教室は臭い空間と化す。
この地域では、どの家でもこうした悩みを抱えているようで、ホームセンターには、「カメムシよけ」なる噴射剤が売っている。私も一度試してみたが、これを網戸にかけておけば、数日間、カメムシの数は半分以下にはなるが、だからといって、いなくなるわけでもない。ランニングコストに合わない、気休め程度の効果でしかなかった。
一番困るのが、洗濯物についていることだ。洗濯物を取り込んで、気がつけば排除できるが、分からないでそのまま畳んで、数日後に、気がつかずに着てしまうという事故も起こる。そのとき、彼らを刺激すれば、カメムシ臭の人間が登場することになる。
洗濯物を部屋干をしていたとしても、油断ならないのが、彼らの習性なので、畳むときは、表裏にその存在を注意深く確認し、おそるおそる作業をするしかない。
今日、休み時間に教室の前を通りかかると、生徒たちが、カメムシと格闘していた。
床を我が物顔で闊歩しているカメムシを、雑巾で取り除こうとしたり、箒で掃いて、飛ばしたりしている。そのうち、カメムシが臭いを発すれば、途端に教室中にカメムシ臭が充満する。
「おい、いじめるなよ。」
「いやぁ、だってカメムシが…。」
いじめれば彼らは臭いを放つ。しかし、生徒たちはカメムシの姿すら見たくないのだろう。
私だって、夜寝ているとき、「ぶーん」と顔に当たってきたら嫌だし、一晩のうちに部屋の電灯に四匹も五匹も飛んできたら、やっぱり退治したくなる。
それでも私は授業中、カメムシに困っているようなら、さっと手で取って外に放つ。
「やさしく救えば、臭くならないんだよ。いじめるから臭いを放つんだ…。」
そう言えば昔、教室に紛れ込んだ蜂も、そうやって手で取って逃がしたやったことがある。
こちらが怖がったり、蜂を怖がらせたら、当然刺される。
しかし、心穏やかに虫たちに接すれば、ちゃんと共存できる。
だけど、やっぱりカメムシは好きになれないなぁ…。
いずれ寒くなれば、カメムシは動けなくなる。その時には、彼らは部屋の隅やサッシの端で寒さに耐える。今度は、暖房をつけて部屋が暖かくなると、「ブーン」と飛ぶ。
まだまだカメムシと格闘する日々は続く…。
毎年、このシーズンになると、寒さ避けてカメムシが飛んでくるのだ。
私の学校は、窓に網戸があるので、網戸には多い教室で20匹ほどのカメムシが止まる。
それが、かすかな隙間から教室に突入し、暖かい教室で「ブーン」と飛ぼうものなから、それがたとえ授業中であろうと、生徒たちは大騒ぎになる。
昨今の生徒は、蝶が一匹教室に入っても、男子生徒すら
「きゃぁー」
と逃げ出す始末なので、蜂だのカメムシとなれば、それは大変なことになる。
そのカメムシ、どこから侵入するのか、窓を閉めていても、いつの間にか教室内にいる。
生徒たちは、彼らを退治しようと、悪戦苦闘するのだが、素手で触れるはずもなく、と言って、刺激を与えれば、強烈なカメムシ臭を放つわけで、その後は授業できぬほど、教室は臭い空間と化す。
この地域では、どの家でもこうした悩みを抱えているようで、ホームセンターには、「カメムシよけ」なる噴射剤が売っている。私も一度試してみたが、これを網戸にかけておけば、数日間、カメムシの数は半分以下にはなるが、だからといって、いなくなるわけでもない。ランニングコストに合わない、気休め程度の効果でしかなかった。
一番困るのが、洗濯物についていることだ。洗濯物を取り込んで、気がつけば排除できるが、分からないでそのまま畳んで、数日後に、気がつかずに着てしまうという事故も起こる。そのとき、彼らを刺激すれば、カメムシ臭の人間が登場することになる。
洗濯物を部屋干をしていたとしても、油断ならないのが、彼らの習性なので、畳むときは、表裏にその存在を注意深く確認し、おそるおそる作業をするしかない。
今日、休み時間に教室の前を通りかかると、生徒たちが、カメムシと格闘していた。
床を我が物顔で闊歩しているカメムシを、雑巾で取り除こうとしたり、箒で掃いて、飛ばしたりしている。そのうち、カメムシが臭いを発すれば、途端に教室中にカメムシ臭が充満する。
「おい、いじめるなよ。」
「いやぁ、だってカメムシが…。」
いじめれば彼らは臭いを放つ。しかし、生徒たちはカメムシの姿すら見たくないのだろう。
私だって、夜寝ているとき、「ぶーん」と顔に当たってきたら嫌だし、一晩のうちに部屋の電灯に四匹も五匹も飛んできたら、やっぱり退治したくなる。
それでも私は授業中、カメムシに困っているようなら、さっと手で取って外に放つ。
「やさしく救えば、臭くならないんだよ。いじめるから臭いを放つんだ…。」
そう言えば昔、教室に紛れ込んだ蜂も、そうやって手で取って逃がしたやったことがある。
こちらが怖がったり、蜂を怖がらせたら、当然刺される。
しかし、心穏やかに虫たちに接すれば、ちゃんと共存できる。
だけど、やっぱりカメムシは好きになれないなぁ…。
いずれ寒くなれば、カメムシは動けなくなる。その時には、彼らは部屋の隅やサッシの端で寒さに耐える。今度は、暖房をつけて部屋が暖かくなると、「ブーン」と飛ぶ。
まだまだカメムシと格闘する日々は続く…。
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