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2016年04月30日

集約しつつあるコーヒー豆の配合

意識して期間を決めたわけではないが、
ここ一年ほどコーヒーのブレンドは
試行錯誤の連続というべき配合であった。

一応決めたルールは
モカシダモG4を軸にして
アフリカ産豆がだいたい60%、
中南米が30%、アジア10%といった割合で、
後は焙煎した豆を適当に
データをとらずに組み合わせて飲み続ける。

軸は決めているから
そんなに味にブレはないのだが、
それでも良い配合とそうでもない配合がある。

データをとらなかったのは
いちいち書き留めるのが面倒なこともあるが、
感覚を大事にしたかったからでもある。
データをとってしまうと
この配合だからこうなるはずという先入観ができてしまう。

味というのは先入観に支配されやすい。
医薬品とかの化学的物質を作るのとは違うので
あえてデータは無視して感覚に頼ることにしたのだ。

作ったルールも感覚を基にしたものである。
なんとなくこのくらいにしたほうが美味しかった気がする、
というのをベースに導き出した数字なので
その辺りも時折無視しながら試し続けてきた。

時には8種類を少しづつ混ぜたり、
3種類しかなかったりを繰り返しつつ
あまり試作であることを意識せずに飲むことによって
心地よく感じるポイントを探ってきたつもりでいる。

これはあくまで商売を前提とした配合である。
もし店でコーヒーを出すとしたらを考えると
出す度に味が変わる店というのも試みとしては面白いかもしれないが
それでもやはりベースはしっかりとしていなければいけない。

個人で楽しむ分には
いつまでも味がブレブレだって構わない。
いや、逆にそのほうがいつまでも新鮮な気分でいられるだろう。

大外から1年かけてじわじわと少しずつ枠を狭めて
ようやく心地よく感じるポイントが掴めてきた。

モカシダモG4を含めて4種類、
アジアの豆は不必要で
軸となるモカシダモG4が35%、
他のアフリカ産豆が25%、中米2種を40%の比率、
というのが今のところ心地良く仕上がる。

他のアフリカ産豆はタンザニアだったり
ルワンダ、ブルンジだったりするのだが、
いずれにせよそんなに高級な豆でなくても良い。
いや、逆に高級な豆だと個性が発揮できないので
いわゆるスペシャリティコーヒーは避けたい。

中米産豆にも同様のことが言えて、
スペシャリティコーヒーではない豆のほうが
ブレンドには向いている。

合わせる豆は4種類でも5種類でもあまり差はなく、
だったら4種類のほうが在庫を抱えなくても済む。

アジアの豆はニュークロップのうちは
やはり渋みが目立つ気がする。
使うのであれば味が枯れて渋みが抜ける
オールドクロップだろう。
だから当分は寝かせることにした。

ブルンジを配合して分かったのだが、
ブルンジのような単独で飲むと間延びした味に感じるものでも
自己主張の強い個性あふれる豆のなかに混ぜれば
他を調和して棘のない味になる。
これは人間社会にも共通することではないだろうか。

能力の優れた人を集めてチームを作って
プロジェクトに当たらせたとしても
うまくいくとは限らない。
「俺が俺が」と張りあう結果となって破綻するのだ。

一見能力不足に思える人でも
調整力がある人が入ることでスムーズに事が運び、
それまで以上の成績を収めることが往々にして起きる。

おそらくアジア産の豆のオールドクロップも
同じような働きをしてくれそうな気がする。

コーヒーの味は
豆の焙煎度合いの微妙な違いでもバラつきは出るだろう。
湿度や気温、私の体調によっても影響される。
だからこそ長い期間の試作が大事になる。
おそらくこの微妙な違いというのは
第三者に飲んでもらった場合はさほど気づかれないことだろう。

だが、私は私を騙せない。
私が飲んで心地よくなるためにやっているのだから
どこまでも追求する姿勢は変えない。






タグ:自家焙煎
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