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2015年07月16日

単純なレッテル貼りでは

昨日の
「クリスチャン同士で同性婚に対する立場の違い」
の続きになるのかもしれないのだけど、
今回の安保法制に関しても
同じようなことが言えるのが面白い。

安保法案に賛成の人を右翼、
反対の人を左翼という決め付けがあるが、
普段右翼的な発言をしている人の中にも
アメリカの言いなりになっている今回の法案に
反対している人はいる。

人というものは「分からない」ものを恐れる。
そのために何らかのレッテルを貼ることによって
安心したがるものだ。

そのために複雑になってしまうと分かりにくくなるから
右か左かの1/2という単純なカテゴリー分けをしたがる。
でも実際はそんなに単純ではない。

右翼的言動と言っても色んな考えのもとで行われている。
明治期のような天皇を中心とした政治を理想とする人もいれば
天皇は置いといて、
日本はアジアの盟主でなければならないと考える人、
とにかく全てにおいて日本は素晴らしいと考える人、
外国人が嫌いだから排斥したい人、
現状に満足しているから変化することなく維持したい人、
などなど。

左翼も同様で
いまだにマルクス主義が正しいと信じている人、
今の政府がすることの何もかもが気に入らない人、
何かが起きれば今の自分に変化が訪れるかもしれないと考える人、

本当はそれぞれ立場は違うはずなのに
大雑把なカテゴリーで分けられてしまうし、
また、その人達も
どこにも所属していないとなると不安になるので
カテゴリーに入りたがる。
カテゴリーに入ることで安心して、
別のカテゴリーを攻撃できる。

政治がゴタゴタするのもそういう理由で、
ある局面では考え方が似ているということで政党を作るのだが、
別の局面になると考え方が違うと離党したり解散したり。

だったら無所属で、という形にすると
発言権やら交付金やらで制約が生じてしまい、
仕方なくまた政党に所属することになる。

最近のイギリスがそのようになっていて
実に興味深い。

元々イギリスは二大政党制で、
保守党と労働党がそれぞれ与党野党になってきていた。
ところが直近の選挙で小政党が躍進し、
連立しなければ政権運営ができなくなった。

また色んな国で議会のねじれ現象が起きている。
それによって政治が滞るというニュースが
頻繁に流れている。

つまりこれは
単純なカテゴリー分けでは物事を判断できないということが
世界的にも広がっていることを意味している。

右翼だ左翼だと決めつけてレッテル貼りをしていては
物事の本質は見えてこない。
何か別の価値基準が求められているように感じる。




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posted by 黒豚猫 at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学
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