二度目になるキューバンのショートスモーク探求。
一度目の記事は随分前のこちら。
●H.Upmann Half Corona
サイズは3 1/2 x 44。
表面香は薄め。
フラットカットでドローを確認するとタイトである。
この長さでタイトとは一体……。
着火直後はアーシーで、スパイスは穏やかだろうか。
シダーの香りも素晴らしく、きっと美味しいのだろう。
なんというか、ドローがタイト過ぎる(汗
まぁ、こんなこともあろうかともう一本予備を購入したのだが、800円でこれか…。
こんな短い葉巻で何故ここまでドローがタイトなものを作るのやら…。
濃厚な、ビターキャラメル系の味を薄く感じる。
5回程爪楊枝を刺したがドローが改善しない。
良い味なのは分かるが、なんだこの中途半端な煙は…(汗
着火から1cm。甘さが増し、ナッツ系の柔らかさが出始める。
タイト過ぎるドローによる吸いづらさを除くと非常に良いと感じる。
あまりにアレなドローを改善すべくぐりんぐりんとヘッドを揉みまくった処、
エラいことになる(汗
う〜む、これショートフィラーシガーだったのか…。
しかしドローが改善されると美味さが一気にわかりやすくなる。
うむ、これは良いな…。
ショートフィラーとはいえ口にボロボロ入る程細かい葉も無い。
中盤のコクも素晴らしく、僅かに甘いココアの様である。
後半も更にコクが強く、残り1.5cmで持ちづらくなって終了。
前半のドローの悪さには落胆したが、なんとかちゃんと吸いきる事ができてよかった。
味そのものは非常に素晴らしく、作りで当たりに巡りあえば素晴らしい時間になるんじゃないだろうか。
さて、もう一本も検証用にレビューすべきかどうか。
ドローが良ければそうしてみよう。
という訳で2本目である。
今回はダビドフのエントレアクト並にスムーズなドローで、わざとヘッドをぐりんぐりんと揉み倒したが全く崩れない。
という事は、本来はロングフィラーで前回のあのドローがタイトなショートフィラーがおかしいという事だろうか?
う〜む、普通に美味しく吸えて終了してしまった。
若干差異があるとすれば、1本目より少し薄く感じた事くらいだろうか?
●Cuaba Divinos
サイズは3 8/9 x 43。
レビュー紛失(汗
最初の5mmまではドローが極めて悪く、そこから一気に変化のある旨味を楽しめた。
プロファイルは覚えていないものの、雑味がなく味が濃い印象だったのは記憶にある。
そして今回の3本の中で最も強い葉巻だった。
●RamonAllones Small Club Coronas
サイズは4 1/4 x 42。
フット香は良く、ボディの柔らかさはショートフィラー並でハバノス産にしては珍しいレベル。
着火直後はきめ細かいスパイスとアーシーさ、花の香。僅かにキャラメル系の甘みだろうか。
ドローはとてつもなくスムーズで、8mmパンチで調度良い印象を受ける。
1cm程で濃厚なココア系に転じ、煙がクリーミーになった。
そこから少しずつ花の蜜の様な甘みが加わる。キャラメル系に転じると予想していたが違ったようだ。
そしてフローラルな香りが強い。
う〜む、処々Don Luis H2000系っぽい感がある。ココアやアーシーさが主体だからだろう。
強さもDon Luis H2000系と大差がない印象。
しかし、クリーミーさではDon Luisより上という感あり。
そのままのんびりと同じ味が続く。
そして残り5cm程でヤニクラが来る。味の割に強いと感じるのはハバナ特有の感あり。
う〜ん、サイズから考える重さとしてはVdSより重いなぁ…。クリーミーさに加えて重さでもDon Luisを超えてしまったか。
後半は劇的な変化も無く、それでいてコクとアーシーさだけが増していく印象。
そして終盤はキャラメル系の加わり旨さが増した。しかしかなり強い。
僅かなタンニンさも相まって豊かな喫味を提供してくれたが、もう少し手前で出てきてくれた方がバランス的に楽しめた感あり。
そのまま残り3.5cm程で喫了。う〜む、ヤニクラが酷い(汗
──以上
強ささえ除けばDivinosが一番。コスパや味の好みでH.Upmann Half Coronaが一番。という印象でした。
RamonAllonesも悪くはないんですが、前者2つには及ばない印象でした。
また機会があればH.Upmann Half Coronaを手に入れたいですねぇ。
何か注文する折にRuedaさん辺りで買うかもしれません。
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