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黒猫ニコライ
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2009年09月06日
個人的ショートスモーク探求002──ハバナ諸々
 基本このシリーズは時系列バラバラです。
 燻らせたときにテキストエディタに残した物をまとめているだけですので。

●──ホヨー・ドゥ・モントレー・デュ・メール



 これが初ホヨー・ドゥ・モントレーです。
 ドローは若干タイトなものの、全く吸えないレベルではありません。
 単なる棒だったモンテクリスト・ホイタスやラファエロ・ゴンザレスのシガリトスに比べれは全く問題はありません(数本試して全部同じ体たらく。この二本は二度と買わないでしょう…)。
 着火直後から雑味が無く、ハバナ特有の香りと旨味を感じます。
 しかし、とても美味しいんですが前半だけではグロリアキュバーナプリトスやロメオのプリトスより凄いという感が無く、少し期待はずれです。
 味の方向性はグロリアキュバーナプリトスに近く、2ヶ月加湿保存したプリトスを燻らせている気になります(汗
 しかし、前半の段階でプリトス類との明確な差は漂う香りで、ホヨー・ドゥ・モントレー特有のもでしょう。これは素晴らしいと思います。

 中盤はコクが増し、更に燃え進むとより強いコクが現れました。
 この頃から唇に痛みを感じ、プリトス以上の強さを感じます。
 濃い旨味の中に花の様な香りが漂い、プリトスでは無くプレミアムなのだと実感できました。
 サイズの近いラ・リカ・テュビトスやジノプラチナム・セプター・XSよりも強く、吸いきった頃には同サイズ以上の満足感でした|*ω*)b

 素晴らしい喫煙時間であり、リングのデザインも格好良いんですが、いかんせん高いです(汗


●──レイデルムンド・デミタス

 サイズはデュ・メール、ペティ・ジュリエッタと同じで、国内販売価格は3種類の中で最も安い700円。
 表面香は薄めで判りづらく、表面香での個性の判断は困難です。
 箱が狭かったのかスクェアプレス的な案配になっていたので指でほぐして円に戻しました。
 こういう形になったハバナは高確率でドローが悪いという過去の経験が頭をよぎりますが、取り敢えず着火。

 着火直後のスパイシーさを抜けると、鰹節? と思わせるような香り。
 1cmくらいからココアっぽい風味を感じだし、1.5cm程で更にココア感が強まりました。
 ドローは予感通り超タイト(汗
 片燃えが酷く2cmほどで味が薄まり、煙も少なくなります。
 そして消えました…|;-ω⊂)
 再着火するとさっきより濃く感じ、片燃えのせいで味が薄まっていた様です。
 4センチほど進んだ辺りからコクが出始めたものの、また片燃え。
 ドローの悪さも相まってとても吸いづらい(汗
 後半は味が薄い気がするもののタバコ感だけがやたら強く、終盤まで吸うのに力のいる一本となりました。
 デュ・メール程度のドローがあれば満足できる一本だったかも知れません。
 ハズレだったのでしょう。満足度が薄くてとても残念な結果に終わりました|;-ω⊂)
 吸い疲れと、ニコチンの強さのみが後に残るという……。
 ロングフィラーでプレミアムのハバナをこのサイズで求めると割と遭遇しやすい事かも知れません。
 この後はロメオのペティ・ジュリエッタが待ってますが、同じ様な結果にならない事を切に願います(汗


●──コィーバ・パナテラス


 着火直後はスパイシーで、世界が認めた葉巻の王者というだけの事はあると思える芳香有り。
 多少共通する風味はあるもののクラブよりも断然旨味を感じます。
 スパイシーさではデュ・メールより上ですが、細さ故でしょう。
 変な癖は無く、どちらかといえばBlurよりOASISというか、王道の強さというものを感じます。
 デュ・メールより甘みは無く、香りはグロリアキュバーナに近いと感じます。
 根本まで吸いきった感想として素晴らしい時間の過ごせるショートスモークでした。
 コストパフォーマンスを鑑みると選択肢入りづらいですが(汗
 味と香りのレベルは高く、同サイズで全く満足できなかったダビドフ・アンバサドリスとは大違いです。
 しかも喫煙後の余韻ではデュ・メールよりも断然素晴らしい。
 さすがコィーバです|*ω*)b

●──ペティ・ジュリエッタ


 長さはプリトスの方が1cm程勝り、表面の仕上がりとリングのデザインではペティ・ジュリエッタが大幅に勝っています。
 表面香はプリトスに埋もれる様に保管してしまった為区別が全くつきません(汗

 さて、個人的に非常に特筆すべき点として、

 ドローが素晴らしい!!|ノ*ω*)ノ

 デュ・メールもコィーバ・パナテラスもドローはタイトめでした。
 そしてレイデルムンド・デミタスに至っては片燃え薄味ニコチンだけ重いと全く楽しめない体たらく。これは過去に起こったホイタス連続棒事件(良いことが一つも無かったのでレビューは破棄)を彷彿とさせる程の有様で、味的に一番期待していたペティ・ジュリエッタもドローの面では心配でした。
 それ故に万歳レベルの高揚感|ノ*ω*)ノ
 他のブランドなら普通のドローですが、ハバナだと感動してしまう辺りがどうなのかと思わなくもないですが…|;-ω⊂)

 味の方は着火直後のスパイシーさが凄く、ベジタブルっぽい喫味。
 そこからプリトスでお馴染みのロメオ独特の風味が、よりしっかりと濃く出ます。
 前半3cmまでで既にプリトスを凌駕しています。
 ロメオ特有のフルーツに近い甘さに加え、このサイズにしてNo.3に近い重さがあります。
 パワフルさではプリトスの非では無いです。
 コクが強く甘さもスパイシーさも揃った一本で、これを毎日吸ったらプリトスが薄味に感じるかも知れませんね。
 香りの面ではデュ・メールも良かったのですが、このサイズでは一番です|ノ*ω*)ノ
 ハバナで短い時間を贅沢に楽しむならこれがベストかもしれません|*ω*)b


 コストパフォーマンスと味ではペティ・ジュリエッタがトップ。
 一番期待通りの味で、スムーズなドローがとても嬉しい一本でした。
 レイデルムンドもドローさえ良ければ印象は違ったかも知れません。
 コィーバ・パナテラスは喫煙後の余韻が良く、高いのに数本手元にあればと思わせるものがありました。
 もしどうしても欲しいと思ったらクラブで我慢しようかと|;-ω⊂)
 やはりコィーバは高いですわ(汗
 デュ・メールも良いものでしたが、個人的にペティ・ジュリエッタが圧倒的に上です。

 ただし、ハバナなのでどれも重さがあり、同サイズのプリトスやドライシガーくらいの気持ちでは燻らせられませんね。
 自分には当座手の出ない葉巻ばかりです。


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