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黒猫ニコライ
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2009年09月04日
個人的ショートスモーク探求001──ドライシガー編その一
 葉巻を楽しめる場所と云えば喫煙可能なカフェ、レストラン、バーやシガーバーなんぞがあります。
 そして自宅。
 人目も時間も気にせずに楽しめる部分で自宅は最もメリットが高い喫煙スペースでしょう。
 自分は自宅メインでたまにカフェという案配ですが、将来的に自宅が全面禁煙になる事が決定|*ω*)ガーン
 今は自宅でぷかぷかやってますが、そのうち葉巻の為にカフェ通いというライフスタイルになります。
 喫煙タイムがかなり限定的になる上に店によって大きな葉巻は燻らせられない。
 今まで外で燻らせた最大サイズはコロナですが、これはたまたま空調設備の近くの席だったので許可されたというもの。
 酒を飲む習慣を止めたのでシガーバーの様な場所に出向く事も無く、殆どがそこいらのカフェになるので必然的にサイズも小さくなります。
 たまに1881Traditional等の長いのも燻らせたいんで、大きな葉巻OKの店も探すとは思いますが……。

 という事で、1〜5g程度の小さな葉巻達を少しずつ検証していこうと思います。
 基本興味が湧いた物しか買いませんのでかなり偏ったラインナップになりますが|;-ω⊂)
 取り敢えず第一弾としてクラブサイズより大きなドライシガー類(2g〜5g)のレビューをしたいと思います。
 なんと目新しさゼロです!|*ω*)ガーン



●ヘンリーウィンターマンス・ハーフコロナ



 130円のドライシガーと考えるとコクも甘さもとても優れた一本。
 重量は5g程で、手持ちのドライシガーの中では最大級の大きさとなります。
 5本単位で売られていて、紙箱を開けると一本一本アルミ包装されていますが、ヒュミ保存するのでアルミ包装は捨てました(  ̄- ̄)トオイメ
 オランダ産のドライシガーの中ではトップレベルではないかと思うときもあるものの、毎日燻らせるとだんだん面白みが無くなってしまう不思議。
 個体差による当たりはずれなのかコクが若干弱く、甘みが少し強すぎる物が時々あります。
 熟成の差なのかもしれませんし理由は良く分かりません。
 しかし、値上がりして130円になった今も値段以上の価値がある優秀な葉巻ですね|*ω*)b

●アジオ・ハーフコロナ


 スマトラ地方クアラべグミート産のみで作られたマシンメイドドライシガー。
 ダッチシガーの定番と呼ばれる程メジャーだそうです。
 確かにちょっとだけ葉巻を扱っている程度の店でも見かける事が多く、入手がとても楽です。
 赤いリングにはAgio Primerosとあり、ダビドフを思い出したり|*ω*)
 プリメロスってのはこういうサイズのショートフィラーを云うんですかね?
 よくわからんですが。
 1本110円と安く、買った直後でもそこそこ美味いです。
 加湿すると更にコクや甘みが増し、喫味は同じく加湿したヘンリーウィンターマンス・ハーフコロナより柔らかめです。
 購入直後だとヘンリーウィンターマンス・ハーフコロナの方が明かに美味いんですが、1ヶ月程加湿保存するならアジオの方が美味いと感じます|*ω*)b
 煙草専門店ならヘンリーウィンターマンスより手に入れるのが楽なんで国内でドライシガーを楽しむなら常備しておいて良い一本だと思います|*ω*)b

●アシュトン・セニョリタス


 10本入り2300円。昔1800円だった頃がある事を考えると今の値段はちょっと高く感じます。
 しかし、欧州製でクォリティは高く、カメルーンラッパーとドミニカンフィラーがスパイスと甘さとコクを感じさせてくれる良い葉巻でもあります。
 というか、ブルーベルのオフィシャルデータが89mm x 10mmなんですが、計ると96mm、リングゲージも30なんで11.7mmくらいあるんじゃないでしょうか。
 難儀なのはキャンドルライト・スマトラセニョリタスが実寸97mm x 12mmでヒュミの中で混ざると見分けが付きません!|#ΦωΦ)クワッ
 香りと吸い口の僅かな太さの差で選別し直す必要が生じたという……|;-ω⊂)
 ちなみに、同じアシュトンのエスクワイアはリングゲージ32で欧米圏でのこの表記が正しいのならドミニカンプリトスの中で最も太さのあるものですね。
 こちらはまだ試したことがありません。
 ドライシガーの中では箱のデザインの上品さも相まって非常に高級感のある一品です。
 強さも申し分なく、短いながら満足度は非常に高いと思います。
 ドミニカ葉の甘みを感じる事の出来る良いドライシガーですが、どうもスパイシーさが邪魔に感じてしまう事があります。
 アシュトンやフエンテの味が好みの人なら良いんじゃないでしょうか。
 たまに燻らせる分には良いですが、常用として沢山欲しいと思うほどでは無かったです。

●キャンドルライト・スマトラセニョリタス


 ドイツ製のマシンメイドドライシガーで特筆すべきは1本84円という事と1箱50本売りの店が大半という事。
 味の方ですが長期ヒュミ保存をするのならパンターミノン辺りとは比べものにならないくらいコクや強さを発揮してくれます。
 しかし、購入してすぐに火を付けると舌が痛いほど辛味が強く、雑味も強いものとなります。
 というか、マシンメイドというだけで実際はプレミアムなんでしょうか??
 この辺りが良く分かりません。
 味はアジオと同じスマトラ系の個性が強いですが、辛味はこちらの方が上です。
 乾燥しているウチは辛くて安っぽい感じになりがちなんですが、時間をかけて加湿すればかなりいけます|*ω*)b
 何にせよ国内で購入できるこのサイズの葉巻では最もコストパフォーマンスが高く、Tabaqueriaで葉巻を買うようにならなかったら今でも常時お世話になっていたと思います。

●ロメオYジュリエッタ プリトス


 ロメオ・イ・フリエッタというのが正しい読み方なんでしょうか?
 ハバナ産プリトスはドミニカ産と同じく300円前後の物が多く、大きな違いは購入単位が5本である事とカットの必要がないという事。
 ラッパーは若干ゴツゴツしていて香りは良く、ヒュミる前から良いクォリティを発揮してくれます。
 味はクラブサイズをより濃くした様な感じで、ハバナ産プリトスの中では現在最も気に入っています。
 輸入元曰くミディアムと同じブレンドとの事ですが、個人的にはミディアムより美味いと思います。
 ラッパーの色もミディアムより濃く、サイズもミディアムより大きく、それでいて値段はミディアムより20円安いと良いことづくめです|*ω*)b
 国内でも1500円で入手可能ですが、まとめてどさっと買いたい方は英語圏で買い物が出来る方はスペインやスイスの葉巻通販サイトで購入すると良いでしょう。
 国内で通販をされるのならはまきやさんがお勧めです。
 メール便対応有りですので送料がとても安く済みます|*ω*)b

 さらっと5種類ほど書きましたが、この中で順位を付けると、

1位──ロメオのプリトス
2位──ヘンリーウィンターマンス・ハーフコロナ&アジオ・ハーフコロナ
4位──アシュトン・セニョリータ&キャンドルライト・スマトラセニョリタス

 となります。
 1位のロメオはクラブサイズと共に味が気に入っています。プリトスはその味がより楽しめるサイズでカフェなどで非常に満足できます|*ω*)b
 ハバナのプリトスならよりスパイシーなパルタガスやラ・グロリア・キュバーナ・プリトスも素晴らしい出来です。
 しかし、味の好みではロメオが一番のようです。
 2位の2本は優秀なオランダ産ドライシガーとして、これからも購入しても良いと思えるものです。
 自分の住んでいる地域ですと入手しやすさの関係でアジオの方が購入率は高いでしょう。
 ヒュミ底に10〜20本くらいあると程よいかもしれません。
 4位のアシュトン・セニョリータはクォリティは高いなりに味が良いのも判るんですが、好み的に優先順位が低くなります。
 朝と夕方で1日二本燻らせるとちょっと飽きます。
 そして同率のキャンドルライトですが、入手しづらいのが最も大きなマイナス点かと。
 味と強さはスマトラ葉のドライシガーの割には素晴らしく、コストパフォーマンス的にはアジオよりも上ですので素晴らしい葉巻だと思います。
 ただし、アシュトン・セニョリータよりはクォリティが低く感じるというか、ちゃんと味わうまでの加湿スパンがドライシガーにしては長いです。
 しかし、1〜2ヶ月程ヒュミれる余裕があるならローコストでかなり美味い葉巻として楽しめます|*ω*)b
 あとは方向性ですね。ドミニカとカメルーンが良いのかスマトラが良いのか。
 アジア系の酸味と甘みが好きなら間違いなくキャンドルライトでしょう。
 コスト的にとても頑張っている葉巻なので何かのついでに自分もバラ買いします。
 ちなみにはまきやさんはバラ買い可能です|*ω*)b

 という訳で第一弾のドライシガー類でした。

 …最近ロメオのプリトスは全く買えてませんなぁ……。

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