しかし、レクサス車といえど、半年点検時に無償で充填されるエンジンオイルはトヨタキャッスルと呼ばれる「鉱物油」ベースの比較的廉価なエンジンオイルです。
ご存知のとおり、自動車のエンジンオイルは多種多様なものが発売されており、一般的に、「モービル1」や「カストロール」など著名なブランドでは、化学合成(全合成)エンジンオイルが高性能オイルとされており、価格も純正よりずいぶん高価なものも多いです。
その他、定評のある、ASH(アッシュ)、モチュール、NUTEC(ニューテック)などのエンジンオイルは1L缶で4,000円を超えるものも・・・(5Lエンジンだと、オイルは8L以上使用するので、エンジンオイルだけで3万円を越えてしまう)
A.S.H.(アッシュ) FS 5W-30 合成油 エンジンオイル 1L 新品価格 |
さて、価格はともかく、せっかく高価なクルマを購入したのになぜ「普及価格帯と同じエンジンオイルなの?」というのはよく言われる話です。エンジンオイルはクルマにとっては「血液」とも言われますし、高性能なクルマにはよいオイルを使うことはクルマ好きなオーナーさんではごく自然なことと思います。
特にレクサスのFモデルやLCに使用される5Lの「2URエンジン」は、エンジンオイルを純正から有名メーカーの全合成オイルに変更するだけで相当な違いがあります。アイドリング音や振動が静かになるだけでなく、エンジンのレスポンスも全然違うように体感できます。
・・・ということで、純正オイルは一般的に無難ではあるものの、敬遠されがちでしたが、2017年夏、密かに「新型カムリ」発売とともに、なんとトヨタ純正オイルの一部が「全合成オイル」にリプレイスされています。
紹介動画
現状では、ハイブリッド車など、低燃費車用の「0W-20」または「0W-16」タイプしかリリースされていないようで、レクサスのNAエンジンやターボエンジン車で一般的に使用される「5W-30」タイプははまだ全合成オイルには置き換えされていないようです。
なお、ディーラーによっては純正の鉱物油タイプに「差額」を支払うことで、全合成オイルに変更できる店舗も多いようです。mobil1などの著名な全合成オイルと、新型トヨタ純正の全合成オイルの性能差がどれだけあるのか、興味深いところです。
なお、ハイブリッド車の場合は、レクサスメンテナンスプログラムで、「0W-20」タイプのエンジンオイルを充填するディーラーもあるようです(5W-30のところも結構多い模様)そのような店舗では、トヨタ純正の新型「全合成オイル」に変更されているかもしれませんね。
気になる方は、レクサスメンテナンスプログラムで、事前にどんな銘柄のエンジンオイルを充填するか確認するのも良いと思います。
ちなみに、以前からディーラーで発売していたレクサス純正全合成オイル(0W-20)はいったいどうなるんでしょうか?
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なるほど!スピードハートも、スポーツカーなどでも使用されている著名なオイルなんですね。
折角なので、いろいろ使用してみたいと思います。