2019年05月27日
マツダ Mazda3(FASTBACK)実車は噂通り素晴らしい仕上がりでした
社名を車名にしてしまうあたり、マツダの意気込みを感じる1台、マツダファンだけでなく評判が良いようで、質感に対する「価格崩壊」というのも頷けるレベルの仕上がりで確かにこれは200万円〜300万円レンジの国産車のレベルを一気に引き上げた感があります。
▼MAZDA3 FASTBACK 15S Touring (約227.3万〜)
ハッチバックタイプのMAZDA3。
ネーミングは「ハッチバック」ではなく「ファストバック」
すでに試乗車を街なかで見たのですが、特にフロント斜め前とリヤビューがとてもかっこいい!
価格面も魅力で、先進安全装備である、後方からの車両接近を検知する有用な装備である「ブラインドスポットモニター(BSM)」や高速道路での追従走行を可能とする「全車速追従型レーダークルーズ(ACC)」、車線逸脱防止支援「レーンキープアシスト(LKA)」、前後のパーキングセンサー(PKSB)、アクセル/ブレーキ踏み間違い系の装備やトラフィックアラート系の装備(FCTA/RCTA)、そして先進的なヘッドアップディスプレイ(HUD)などをほぼ全グレードにフル装備。
更に、上級グレードでは交通状況に応じ配向を変更するアダプティブヘッドライト(AHS)やレーントレーシングアシスト(LTA)機能を追加するなど、他メーカーに比べても遜色なく、かつ標準装備の水準が高く非常に好印象。
特にこの展示車はエントリーグレードではありますが、これらが諸税コミコミ250万以内で買えるとは思えない!
「 Touring」は、18インチのブラック塗装のホイールやフルオートエアコン、キーレスエントリーシステム、CDプレイヤーなどを搭載する実質的な標準グレードといえそうです。スポーティーさや若々しさもあり、比較的廉価な車という印象はありません。
標準仕様からの価格上昇は10万円もありませんので、レンタカーではぜひこれを採用してほしいなぁ。
すでにSNS等のweb情報で多数レポートされていますが、今回のmazda3はとにかく内装の質感が圧倒的に良くなっていますね。
フロントのドアトリムはこのとおり、標準仕様でも非常にシンプル。
スイッチ類に突起がなくフラットに綺麗に仕上がっています。このあたり、既存のスイッチを流用してはめ込んでいる他のメーカーとは全然違い、mazda3にあわせて新規設計したことが伺えます。
パワーウィンドウスイッチにもしっかり控えめな加飾が入っているあたりは最近の一部レクサス車より上質に思います。
運転席入り口側のスイッチ類もフラットで、形状も単に四角のスイッチばかりでなく、綺麗に配列されています。
樹脂の質感も及第点以上ですし、フタ付きの小物入れも備わっているなど配慮されています。
室内はファブリックシートで、マニュアル調整シートでした。
センターコンソール周りなど合成皮革で覆われていますし、プラスチック感が非常に少ないですね。
ファーストインプレッションとして、とても200万円前半のクルマに見えません(笑)
最近ではトヨタ「カローラスポーツ」なども非常に内装が良くできていると思いましたが、ちょっとレベルが違いますね・・・
助手席前もすっきりしていますし、ダッシュボードを覆う合成皮革が非常におしゃれ。
ブラックだとよくわかりませんが、その他のカラーもあるようですので、この価格帯の車とは思えない質感でした。
ナビ/オーディオ周りも「出っ張り」が少なく、フラットですっきり!
廉価なファブリックシート仕様でもセンターアームレスト周りは合成皮革で覆われていて質感を確保していますし、アームレスト下の収納ボックスも大型でしっかり異音防止処理がされていたり、USB、HDMI,アクセサリーソケットなどが綺麗に配置されており、非常に好印象。
またとても印象が良かったのが、ステアリング。
デザインがすっきりしているのもそうですが、スイッチ類とサテンメッキの仕上がりがとても上質で、これは非常に良いです。
トヨタ系のようにスイッチ1つ1つは大型ではないですが、非常にスッキリ。
オーディオ系が左、クルーズコントロール系が右に集約されていてわかりやすい。(トヨタ系は、一部のオーディオコントロールスイッチが右側にもあるのが分かりづらい)
また、ウィンカーの操作性(節度感)なども良かったですよ。
ルームランプもフラットになっていてLED化。
ここも極力フラットになるように綺麗にインストールされていますが、どこにスイッチが有るか分かりづらい、という声もあるかも。私的にはまったく問題ないですが・・・こういう面をみても比較的廉価な車という印象がなく、非常に丁寧に仕上げていると感じます。
リヤドアトリム。
これは、国内外のメーカーで、コストダウンされやすい場所ですが、mazda3では、リヤドアトリムも手抜きなし。
この価格では、リヤドアトリムはハード樹脂化されることも多いですが、しっかりとソフトパッド、ファブック、合成皮革、そしてクリアブラック塗装のパワーウィンドウスイッチパネルを採用。もちろんドアトリムにも小物入れがあるなど手抜きなし。
リヤシートも特に手抜きな部分は感じられず(強いて言えば、リヤ席のエアコン吹出口がないぐらい?)
センターアームレストにもちゃんと簡易的なカップホルダーがありましたし・・・
天井の素材はちょっとペナペナしていましたしリヤルームランプも簡素なものでしたが、これはコスト面でやむをえないでしょう。
テールランプはトヨタ/レクサス系のような大型のレンズではありませんが、シンプルにまとまっていて好印象。なんか可愛らしさもあります。
ラゲージはさすがに電動ではありませんが、トノカバーもついており、ランプもLED化されていて、フラットですっきりしていました。
極太ですっきりとしたデザインのリヤピラー(Cピラー)ですが、実際走行しているところを見ても目を惹く素敵なデザインでした。
私的にはハッチバック形状の「FASTBACK」の印象が強いですが、Mazda3の内外装の価格に対する素晴らしさには、注目をせざるを得ませんでした。
先行予約された方はきっと満足されるのではないでしょうか。
静的質感は期待以上でしたので、あとは新世代のマツダの走りがどうか。
レンタカーでじっくり試乗するのがとても楽しみですね!
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8840617
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。