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2019年05月04日

勝手に平成を振り返る!国内レクサスの歴史〜その2(〜2010年)


レクサス開業3年目となる2008年には、スポーティかつインテリジェントなセダン「IS」、グランドツーリングカー「GS」、スペリャリティクーペ「SC」、ラグジュアリーセダンとして君臨する「LS」の4車種をラインナップ。
さらに「GS・LSハイブリッド」という環境性能と動力性能を良質した新パワートレーンに加え、大排気量スポーツカー「IS F」を発売し、レクサスは欧州車に近いラインナップを揃えつつあり、環境性能と動力性能を良質したブランドへと成長しつつありました。


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しかし、2008年9月にはいわゆるサブプライムローンを端緒とした「リーマン・ショック」が発生。高級車ブランドゆえ、大排気量エンジン車や複雑かつ高価なハイブリッドカーを中心としたラインナップしか持たないレクサスにとって大きな試練が到来しました。

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■2008年(平成20年)9月3日:IS(IS250/IS350)初のマイナーチェンジ

レクサスISが初のマイナーチェンジを実施。
超レアカラー、「ブロンドマイカメタリック」など内外装のカラーリング、オーナメントパネルの変更など、様々な組み合わせから選べるのはレクサスの優位性の一つでした。

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GSで先行採用された「ドアミラーウィンカー」や「カードキー」の採用、細かいところでは「センタークラスターパネルの英語表記」対応など内外装ともにユーザーからの要望に応えたマイナーチェンジと言えます。

センタークラスターの文字に関しては、従来は画像のように「日本語」が目立ち、レクサス開業当時から不満の声が聞かれていましたね。
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テールランプはデザインを一新。
クリアで「L」が描かれるなど差別化、このデザインが一番好きな方もいらっしゃるのでは。
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なお、2008年の改良ではSC430で先行投入された「マップオンデマンド」や「地上デジタルチューナー」の導入は行われませんでしたが、地上デジタルチューナーがディーラーオプション採用されるなど車内でのTV視聴環境が格段に向上した時代でした。(それまでは電波の問題で受信できなかったり、画質の面で課題が多かった)

当時はpanasonicの外付け地上デジタルチューナー(TU-DTV30)がサイズも小さく、大人気で、プロショップは如何にこのチューナーを綺麗に目立たせずに取り付けることができるかが腕の見せどころでした。

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https://news.panasonic.com/jp/press/data/jn070314-1/jn070314-1.html

レクサス全車の地デジチューナや新ナビゲーションシステム(DCM&マップオンデマンド機能搭載)化は翌年2009年に実施されます。

また、その他先進安全装備の「プリクラッシュセーフティシステム&レーダークルーズコントロール」について、従来は「26万円+税」と高額でしたが、「14万円+税」と半額近くにプライスダウンして装着しやすくなったのは大きなトピックス。
その他、車両運動統合制御「VDIM」をIS250にも採用など、この時点ではレクサスの安全装備は最先端だったのですが・・・


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■2008年(平成20年)9月24日:レクサスインターナショナルギャラリー青山開業

首都圏での知名度向上等のためブランド店が集まる青山エリアに「レクサス青山」と同時に開業。
以後、2018年春に「LEXUS MEETs…」が開業するまで、レクサスの新型車はこのインターナショナルギャラリー青山にて展示されることが定番となりました。特にRXやNXのお披露目では非常に賑わい、首都圏でのレクサスショールームとして活躍。

レクサスの誇るスーパーカー「LFA」など多くの新型車がショールームを彩りました。

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■2009年(平成21年) 1月19日: RX(RX350/RX450h)発表

北米を中心とした大人気のSUV、RXを投入。
当時はFR車を中心としたセダン・クーペのみで展開してきたレクサスにとって初めての前輪駆動(FF)ベース車であり、既存オーナーからも投入に関し議論が行われました。

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以下のような先進装備・快適装備を投入

・ヘッドアップディスプレイ
・LEDヘッドランプ
・白色有機EL採用、マルチインフォメーションディスプレイ
・VDIM
・電動アクティブスタビライザー(RX450h)
・エコドライブモード(RX450h)
・地上デジタルチューナー
・DCM&マップオンデマンド

しかし、ときは不況真っ只中、RXは発売から1ヶ月後、月販目標台数月650台に対し、わずか4倍弱の「2500台」の受注しか集まらない結果に。
今のRX人気からはとても考えられません・・・。
トヨタブランドの「ハリアー」との併売ということもありましたが、世の中はすでに高額な新型車を気軽に購入する時代ではなくなっていました。

RX発表時の日経平均株価の終値はわずか「8,256円」(日経経済新聞社データより)

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■2009年(平成21年)春 レクサス暗黒期

破綻する企業が続出し、3月末決算が乗り切れない法人も多数発生。
高級車を中心に販売するレクサスディーラーは異常な状態となっていました。
新型車RXの不振に加え、中小法人を中心として、高額なLS460/600hの売却、リース中途解約などディーラーのバックヤードには社用車等で使用していたLSで溢れかえっており、中古車市場も暴落状態となっていました。

店舗は閑古鳥、オーナーズラウンジもガラガラの状態。
ついには容姿端麗なレクサスの受付嬢の解雇に踏み切る店舗も続出、実際いくつかの店舗ではディーラーの閉鎖という話もあったとか・・・
当時の経済状況ではやむを得ませんが、レクサス開業以降最大のピンチ、まさにレクサス暗黒時代でした。

トヨタ自動車の2009年3月期決算は、なんと戦後初の営業赤字に転落(▲4610億円)の営業赤字。
なお、同年10月にはトヨタは「F1」からの撤退も表明、モータースポーツ活動は自粛ムードでした。
もはやスポーツカー、大排気量車で我が物顔で街なかを闊歩する状態ではありませんでした。

th_スクリーンショット 2019-05-02 14.37.35.jpg
https://www.toyota.co.jp/pages/contents/jpn/investors/financial_results/2009/year_end/presentation.pdf

奇しくもRX発表日からちょうど1年後の2010年1月19日、「日本航空」が会社更生法を申請し戦後最大規模の倒産。翌月には上場廃止となるなど、当時の日本経済はまだまだ大変な状態でした。

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■2009年(平成21年)5月27日: ISC(IS250C)発表

軽量なアルミ合金製ルーフとオール電動システムを搭載したISのオープンカーIS250Cが登場。
ボディ剛性を強化するため重量増になりましたが、華やかな内装カラーも話題に。
この車が495万円〜発売されたのは驚異的。

https://global.toyota/jp/detail/1698347?_ga=2.49801254.1028301957.1556761884-794607148.1551334673

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もともとオープンカーを視野に入れて開発されていないこともあり、居住性、積載性の面では難がありましたが、そのスタイリングはSCと並びレクサスの華として輝きを見せましたが、登場した時期がわるいこともあり、あまり店頭にも試乗車・展示車がでまわりませんでした。
また、エンジンは2.5Lモデル、スポーツグレードの設定はありませんでした。

レクサス第2世代では残念ながら後継車(オープンカー)の発売はありませんでしたが、2020年、いよいよ久々のオープンカー、LCカブリオレが久々の発売予定。


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■2009年(平成21年)7月14日: HS(HS250h)発表

レクサスの危機を救ったのは、ハイブリッド専用車「HS250h」でした。
すでに先行販売していた3代目プリウスとともに、ハイブリッド専用カーの登場で販売現場が活気を取り戻しつつありました。
閑古鳥の鳴くディーラーが一変、店舗に入れない車の行列ができるなど、状況が一変しました。

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RXと同様、従来のレクサス車とは大きく異なる先進的な内装を採用。
空中に浮かんだセンターコンソールパネル、地デジチューナー、地図更新機能を搭載した新ナビゲーションシステム、大型8インチモニター、USB端子など当時最先端のインフォテインメントシステムを採用。
その他乗降に気をつかったレイアウトや内装材の一部にエコロジー素材を使用、合成皮革「L-tex」が本格的に内装材に使用されたのも大きなトピックス。
実用燃費もリッター15〜16km/Lをマークし、このクラスのセダンとしてはトップクラスの燃費とレギュラーガス採用で経済的にも優れていました。

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HSは大量のバックオーダーをかかえ、発売からの1ヶ月での事前受注はなんと「10,000台」を超える大ヒットとなりました。
当時のニュースリリースによると、「輸入車や国産他メーカーなど他社車より乗り替えられるお客様がおよそ3割を占める」ことで、ユーザー層の変化がみられたことは大きなトピックスであり、LEXUSの高級車のイメージが少しずつ変化した時代でした。

日経平均株価は 「9,261円」といよいよ10,000円回復が目前、徐々に経済活動が活発になりつつある時代で、エコカー減税政策もあり、大排気量車からハイブリッドカーへの乗り換えが進みました。

一方、兄弟車「SAI」との競合や、その独特なスタイリングはレクサスとしては異端であり、日本での好調とは反し海外での販売は芳しくなく、ほどなくして日本専用のレクサス車となりましたが、レクサスの最悪期を救ったのは間違いなくこの「HS250h」のおかげといって過言ではないでしょう。

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■2009年(平成21年)10月16日:LS(LS460/LS600h)初のマイナーチェンジ

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発売から約3年が経過し、LSもマイナーチェンジを果たし商品力を強化。
LS460とLS600hでは外装面での差別化が図られ、特にLS600hの鉄仮面グリルはその前衛的すぎるデザインが大きな話題を呼びました。
HSやLS600hで「ハイブリッドの先進的なイメージ」を具現化するため、このグリルを採用したのでしょうが・・・今なら考えられないデザイン?

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その他のモデルでのフォグランプ周りのデザインが単純化するなど、この時期のレクサスのデザインはデザインの方向性が車種によりバラバラで、ブランドとしての統一性が取れていない混乱期でした。

ガソリンモデルのLS460にはLS460“version SZ”を設定。
ブレンボ製ブレーキ、BBS製鍛造アルミホイールの装備など性能を高めるなど刺激的な改良を実施。




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内装は贅を極め、後席のリラクゼーション機能の追加、リヤシートエンターテイメントシステムの採用などLSのならではの装備を強化。
また、特別内装色「L-select」の採用など、「選ぶ楽しさ」を実現するなど欧州車ライクな取り組みを実施しましたが、これも第3世代のレクサスでは採用されなかったのが残念なところ。

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先進的な取り組みとして、スピードメーターにはフルTFT液晶の「ファイングラフィックメーター」を採用。
夜間の先進安全装備「ナイトビュー」の採用といい、最先端技術を採用していましたが、レクサスは残念ながらそれ以降これらの装備を発展させることなく、クラウンHVにのみファイングラフィックメーターを採用するだけで、BMWを強く意識してかアナログメーターへの回帰、先進安全装備の積極採用を放棄してしまいます。

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その間、ライバルのジャーマン3を始めとするメーカーは2010年〜2014年頃に、フラッグシップモデル以外でも先進的な安全装備や快適装備を積極的に採用、スピードメーターにもフル液晶モニタの採用、デジタルデバイスとの連携など従来レクサスが得意としていた分野を一気に追いつき追い越し、気がついたときはレクサスはライバルに対し周回遅れとなってしまったのは記憶にあたらしいところ。


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■2009年(平成21年)10月21日: スーパースポーツカー「LFA」発表

始まったばかりの経済不況の中、スーパースポーツカー、LFAの生産開始がアナウンスされました。
V型10気筒エンジンから奏でる「天使の咆哮」は楽器に例えられ、未だに世界最高との声も高い名車。
その他コスト度外視のフルカーボン仕様、シングルクラッチの採用など非常に見どころの多い車でした。

2010年春には抽選が行われ、日本国内では約150台ほどが順次生産・納車されました。(生産は2010年12月〜2012年12月)
https://global.toyota/jp/detail/1304060?_ga=2.3590064.1028301957.1556761884-794607148.1551334673

東京モーターショーではプロトタイプがお披露目、多くの注目を集めました。

th_DSC00163.jpg

このような経済環境の中、キャンセルが発生するなど、即完売とまではいかなかったようですが、それ以後大きなプレミアムがついているは有名なところ。
その後、より性能を高めた「ニュルブルクリンクパッケージ」が設定されるなど、こちらも非常にプレミアムがついています。(東京や愛知の販売会社では所有しているようで時折展示などが行われますね)

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唯一、レクサス車で世界に認められた車といえます。
このときに大きな決断してご契約された方は本当に幸運でしたね。(到底一般人は購入できませんが・・・)
なお、細かい仕様・商談に関しては、東京レクサス高輪2階のレクサスギャラリー高輪で行われたとのことです。

また、2010年日経優秀製品・サービス賞 審査委員特別賞を受賞しています。
https://www.nikkei.com/edit/news/special/newpro/2010/page_7.html


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■2009年12月10日: IS250特別仕様車「“X-Edition”」発売

日本経済は徐々に立ち直りを見せていましたが、時代はエコカーブームの真っ只中。
従来型のガソリンエンジン車の売れ行きが急激にしぼんでおり、レクサスHSとともにエントリー車の位置づけとなるISは思い切った特別仕様車を設定します。

当時、「レクサスもここまで堕ちたか!」と言われた、“X-Edition”。
価格は「3,720,000円」と標準車よりも約20万円程度安価に設定されました。

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”X-Edition”ではシートやステアリング、ドアトリムに「オレンジステッチ」を入れたスポーティさを感じる内装ですが、以下のような装備をレスして価格を引き下げています。

・HIDヘッドランプ → ハロゲンランプ
・ヘッドランプのAFS機能 → 廃止
・クルーズコントロール →廃止(MOP)
・8wayパワーシート → マニュアル調整式
・電動チルト&テレスコピックステアリング →マニュアル調整式
・スピーカー 13スピーカー → 8スピーカー
・バックカメラ →廃止

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わずか20万円程度の値下げで失うものが大きく、特にハロゲンヘッドランプの採用やバックガイドモニターの廃止、スピーカー数の削減、パワーシートの廃止など、結果的にはレクサスのイメージを損ねるだけの特別仕様車であったと思います。
これ以後、ベース価格を下げるだけの特別仕様車は登場していません。

このようにベース車両の価格を引き下げる政策はその後「CT200h」、「UX200/UX250h」などのエントリークラスの車でも採用されていますが、需要はとても少なく、カタログ上の最低価格を引き下げするだけの役目しかなく、プレミアムブランドとしてはあまり良い方策とは思えません。

もちろん、この”X-Edition”の需要は少なかったようで、展示車は皆無、販売実績も非常に少なかったようで、以後の特別使用車ではこのようなベース価格を引き下げる目的の特別仕様車は登場していません。


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■2010年(平成21年)1月20日:SC430生産中止、特別仕様車“The Eternal Jewel”発表 

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https://global.toyota/jp/detail/1227660?_ga=2.3646128.1028301957.1556761884-794607148.1551334673

内外装ともに豊富な組み合わを持つ特別仕様車“The Eternal Jewel”は豊富な内外装の組み合わせ、限定200台生産のシリアルナンバープレートなどを備えるソアラ・SCファンのコレクター的な意味合いもあったのかもしれません。

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第1世代レクサスの「華」であったSC430は2010年7月をもってSCの生産は終了、ついにレクサスブランドとし初のモデル廃止となりました。

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■2010年(平成21年)8月25日: IS異例の2度目のマイナーチェンジ

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レクサスISは2008年に初回のマイナーチェンジを実施しましたが、わずか2年後に2度めのマイナーチェンジを敢行。
LEDポジションランプのほか、”F SPORT”を設定するなど、2009年設定された”version.F”をより進化させ、専用意匠装備を投入、スポーティイメージを高めました。現在レクサスの主力となる”F SPORT”戦略の第1弾です。

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価格はISが250(FR)”F SPORT”で「450万円」と、諸税込みで500万円前後となんとか手が届く範囲内に設定されたのも嬉しいところ。


レクサスISははほとんど毎年何らかの年次改良を実施していましたが、2度めのマイナーチェンジにより完成度を高めました。
未だにこのときのISがベスト、と思う方もいらっしゃると思います。
内外装のデザインともに非常に洗練されていましたが、パワートレーンの変更など基本設計に変更がなく、そろそろ本格的な変革が必要な時代でもありましたが、当時の経済環境ではフルモデルチェンジが許されなかったものと思います。

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その他、オープンモデルの「ISC」に待望の3.5Lエンジンを搭載した「IS350C」の設定。
トルクフルかつ2GRのエンジンサウンドでオープン時もより快適な走りができるようになりましが、生産数自体はかなり少なく中古車市場での在庫も僅少です。

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また、「ISF」にサーキットモード、アルカンターラシートの導入など着実な改良を実施。特にこのように、第1世代においてISシリーズはほぼ毎年何らかの改良が施されており、モデル末期の完成度はかなり高くなっていました。

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そして、いよいよレクサスのコンパクトカー「CT200h」の日本投入が年明け(2011年)に迫っていました。
リーマン・ショックによる研究開発費の削減等、高級車のあり方、存在意義など時代の変化はあったと思いますが、レクサスはしばらくコストダウン戦略に走らざるをえず、2011年〜2012年からスタートするレクサス第2世代のスタートは決して明るいものではなかったと思います。

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*あまりに長くなったので続きは次回に・・・なお、以上の内容は完全に当方の主観です
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