2017年05月29日
コレステロール値は高めの方が長生きできる?副作用で寝たきりになる可能性も...
「コレステロールの数値が高いと動脈硬化のリスクが高まる」
「悪玉 (LDL) コレステロール値が気になる」
こうした情報が世の中に当たり前のように広まり、病院に行くと
さも当然のようにコレステロール値を下げる薬、スタチン (クレストール、
リピトールなど)が処方されたりします。
この薬は日本で最初に開発され、いまや世界中で約3,000万人もの人々が
服用していると言われていますが、その効果には専門家の間でも疑問がある
と言われています。
これまで、コレステロールの薬は世界中の多くの患者さんに処方されており、
「死亡率を下げる」という論文がいくつも報告されてはいるのですが、実は
その後、それらの論文における調査は欠陥だらけで、様々な副作用がある
こともわかってきたのです。
そこで今回は、
(特別な病気の場合は別として) 一般的には「少しくらい数値が悪いぐらいでは
コレステロールの薬は必要ない」ということを熱く語ってみようと思います。
【スタチンが多用される理由は...】
ズバリ!
血中のLDLコレステロール値が高いと心筋梗塞や脳梗塞になりやすい...
というデータがあるからです。
しかし、この薬を飲んでいる人と飲んでいない人とで「心筋梗塞の発生率」が
どれくらい変わるかと言えば、立ったの2〜3割程度です。これだと、食事療法
と比べて大した効果は得られていない...とも言えるでしょう。
そもそも、体重を数kg落とすだけでコレステロール値はグンと下がります。
基本的には「生活習慣病は自力で改善させる」と考えていった方が良い
のではないでしょうか。
「薬を売れば儲かる」からお薬がどんどん処方されてしまう...
ということも念頭に置いておきましょう。
【コレステロール値は「低い方が健康だ」と誤解されている】
日本動脈硬化学会が定める基準値によれば、総コレステロール値が220以上
ならば高コレステロール血症にあてはまるそうです。しかしながら、ある
専門医はこう述べています。
「この数値にはなんの科学的根拠もありません。とにかく低いほうが健康だと誤解
されていますが、実際には男女ともコレステロールが高めの方が長生きしているんです。」
「大切なことは、身体全体を診ながら、自分が健康で長生きできる数値を探ることです。
その意味では、総コレステロール値は250くらいの高めの方がいいと考えています。」
【誤解だらけのコレステロール薬】
Aさん (40代女性) は健康診断でコレステロール値が245でした。
他の数値はまったく問題ナシ。でも、「コレステロール値が高い」
ということで、医師からは食事療法と運動療法を指示されたそうです。
真面目な性格のAさんは大好きなお肉を控えて、野菜中心の食生活に変え
ました。毎日のウォーキングにも励んだのです。
にも関わらず、1〜2ヵ月経っても数値はまったく改善されず。。。
だんだんとストレスが溜まっていき、薬を飲むしかないと考えて始めます。
この段階で、
・薬を飲むか
・薬は飲まないか
この二者択一の決断は、のちの人生を大きく左右してしまう
かもしれません。
説はいろいろありますが、
Aさんの場合で考えると、コレステロール値を下げる薬を飲んで
副作用の影響を受けるよりも、薬は飲まない決断をした方が
むしろ健康長寿には良いと言えるのではないでしょうか。
そもそも、基準値に惑わされる必要はまったくないのです。逆に、
医師の勧めに任せてスタチンを飲んでしまったら副作用に苦しむ
ことになるかもしれないのです。
スタチンには、筋肉と末梢神経が破壊される横紋筋融解症という副作用があり、
急性で激烈型の場合には、腎不全を引き起こして命に関わるケースもあります。
急性でなく緩徐に副作用が現れる場合も多く、その場合は徐々に筋肉が落ちて
いきます。
ある80代の外来患者は、腰まわりから下肢の筋肉がごそっと落ちてしまいました。
【副作用で寝たきりになる可能性も...】
スタチンの服用をやめて副作用の進行が止まったという患者さんの話を
聞くと、「薬は必ずしも良くなく、時に毒にもなってしまう」という
ことを改めて実感させられます。
特に、筋力の衰えた中高年以上の女性が、体幹に近い筋肉の筋痛になった
症例が多いようです。あなたの周りにもいませんか?「この筋肉痛は薬の
副作用ですか?」と聞いて「副作用は極めて稀です」と答えるような無知な
医者が・・・
無知ほど恐ろしいものはありません。
実は、高齢者がスタチンを服用することは、低栄養、免疫不全、筋力や心身の
活力低下、ひいては寝たきりにつながる可能性があるんです。
そもそもスタチンは酵素の働きを阻害するものです。これにより、
免疫力にも関係するとされるミトコンドリアの働きも低下させてしまいます。
また、コレステロールは細胞膜やホルモンの原料となるなどエネルギー源とも
言えるので、その数値を下げる際には慎重になるべきなんです。
過度にコレステロール値を下げるとガンや認知症のリスクが高まる...
とも言われています。
コレステロール値は高くても症状はほぼ出ないものなのですが、心疾患などを
引き起こす『サイレントキラー』に怯えて、多くの患者さんは真面目に薬を飲むのです。
特に多くの日本人は薬を飲むと安心し、生活習慣そのものは改めなくなってしまいます。
その方が問題なのではないでしょうか。「生活習慣を改めず、根本原因を改善させず、
薬で抑える」...というのは、疾患を静かに悪化させていっているとも言えるかもしれません。
さらに別の薬が必要になる...という悪循環につながる可能性もあります。
そして、
特にいま人気の「クレストール」や「リピトール」といった薬はもともと
身体の大きい外国人のために開発されたものです。日本人の体質に合って
いるのかどうかは甚だ疑問です。
【悪玉コレステロール値を下げる方法・まとめ】
コレステロール値を下げる、特に悪玉コレステロール(LDL)
の数値を下げるには以下の5つの方法があります。
・悪玉コレステロールを下げる食品を積極的に摂る
・コレステロールを多く含む食品を摂らない
・運動して、中性脂肪を減らしLDLを下げる
・悪玉コレステロールを下げるサプリメントを服用する
・悪玉コレステロールを下げる薬を服用する
そして、
悪玉コレステロールが高くなる原因は、主に以下のようなものがあります。
・加齢
・運動不足
・脂肪分の多い食事
・食物繊維不足
・ストレス
・肝機能の低下
・お酒をよく飲む
・体質(遺伝)
つまりは、これらの原因因子をできるだけ抑え、「食事」と「運動」
で自然に改善させていく方が良いと思うのです。
食事について言えば、コレステロール値を下げる食品として必ず
押さえたいのが青魚に含まれるDHAとEPAです。血液サラサラ成分と
してあまりにも有名ですよね。
他にも、
・青汁で悪玉コレステロールを下げる
・野菜のチカラで悪玉コレステロールを下げる
・大豆製品で悪玉コレステロールを下げる
・ビタミンB群で悪玉コレステロールを下げる
を徹底して行い、
悪玉コレステロールの吸収を抑える働きのある食物繊維やお酢をよく摂り、
悪玉コレステロールの排出作用のあるタウリン (イカ、あさり、ホタテ、
かつおなど) やビタミンCを積極的に摂ると良いでしょう。
併せて、
悪玉コレステロールの酸化を防ぐポリフェノールやビタミンEなども大事です。
要は、バランスのとれた食生活がいかに大事かということなんですね!
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