2016年12月04日
仕事中毒 (依存症) のリスクと多面人生のススメ
突然ですが皆さんは、仕事上、どのような人を羨ましいと感じますか?
ビル・ゲイツや孫正義のような大金持ちのオーナー社長ですか?
大企業で地位も名声も収入も得られたら、それが一番の幸せですか?
そう思っている人は
今から話すことを少し考えてみてください。
価値観が変わるかもしれませんよ。
◯ 増える企業トップの自殺
実は近年、世界的に「企業トップの自殺」が相次いでいます。
*企業幹部にのしかかる重圧
*突然の失職にうまく適応できない
*病気
*人間関係の不和
など理由は様々ありますが、
例えばチューリッヒ保険の元最高経営責任者(CEO)マーティン・セン氏
はCEOを辞任してから6カ月後に自殺して亡くなりました。失職にうまく
対応できなかったのかもしれません。セン氏をよく知る人物は、「突然の境遇の
変化に戸惑っていたようだ」と話しています。専門家たちは、失職が抑鬱状態に
つながった可能性があると指摘しています。
「仕事 = 良いこと」?
例えば、人はギャンブルをし過ぎたり、お酒を飲み過ぎたり、買い物をし過ぎた場合、
多少なりとも罪悪感を感じるものです (依存症になってしまうと鈍感になりますが)。
周囲の人たちも「良くないことだからやめなさいよ」と助言するでしょう。
でも、それが仕事ならどうですか?
仕事を頑張ることに対しては、本人も周囲もあまり否定的な考え方をしません。
むしろ、「仕事」=「良いこと」という意識が強く働いているようです。
他の依存症に比べて「仕事依存」は非常に分かりにくいのです。
ただし、以下の項目のいずれか1つにでも該当したら
あなたは「仕事依存」の状態かもしれません。
気をつけましょう!
□家より会社のほうが落ち着く
□残業という概念はなく、残業して当たり前
□仕事場を離れても、仕事のことを考えている
□仕事が原因でプライベートの人間関係がうまくいかなくなる
□趣味は仕事
□完璧主義で納得しなければ気が済まない
こういったチェックに当てはまるならば、あなたはワーカホリック
かもしれないのです。つまり、仕事に依存し、仕事が全てなので、
仕事を辞めた後に何も残らず、虚しさだけが残り、自殺に踏み切って
しまうのです。
◯ 喪失感に苛まれぬためには
一般的に、50歳を過ぎた頃は「人生の正午」辺りだと言われています。
登った日は、これから暮れてゆくのです。この時期、いくつもの「別れ」
「終わり」などを経験し、強い”喪失感”に襲われます。定年退職もその
一つです。
この喪失感によるダメージを極力最小限に食い止めるため、
□趣味をつくる
□利害関係のない友人をつくる
□プライベートの時間を増やす
といったことを日頃から行なっておく必要があります。
◯ 終わりに
いかがですか?
あなたはワーカホリックではありませんか?
結局のところ、役職も会社名も年収も、仕事上の人間関係も、自分の外側にある
「役割」に過ぎません。その「役割」から離れた自分の内側に残った第二の人生を
どう生きるかということは、人生の有終の美を飾るためにとても重要なことです。
出来れば、利他の心を持って、何かに貢献して歩んだいけたらより充実した人生
になるのではないでしょうか(^。^)
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5685672
この記事へのトラックバック