2015年12月23日
冬季うつ病にならない予防法と生活習慣
芸能人でうつ病にかかった人は意外に多く、明るく元気で一見悩みなどなさそうに見える人も、うつ病と闘った過去や現在闘病中であることを告白しています。
例えば、
ナインティナインの岡村隆史さん
丸岡いずみさん
長嶋一茂さん
武田鉄矢さん
故 萩原流行さん
などなど...
冬になると増える「冬季うつ病」。その原因はいったい何なのでしょうか?一般的に、寒い国・地域の方が暖かいところよりも鬱になりやすい...と言われています。これは日照時間の短さが原因であると考えられています。そんな、冬季うつ病の予防には“こころ”の免疫力を高めることが大切なのです。
■冬に増えるうつ病
アメリカ北部、カナダ、イギリス、ノルウェー、フィンンランド、ロシアなどの高緯度地域では、冬場、特に日照時間が短くなります。昼間でも薄暗い日が続き、昼と夜のメリハリがなくなってしまいます。すると、私たちの体内時計やホルモン分泌は乱れ、季節性情動障害(SAD)、いわゆる「冬季うつ病」が発症するのです。
例えばアメリカでは、北部と南部で「冬季うつ病」にかかる人の割合が大きく異なります。南部での発症率は人口の1.5%程度ですが、北部では9%!
しかも、日照時間の短い1〜2月頃が最も多いのです。
■治療法
「冬季うつ病」の治療には、低周波の光を体(目)に当て、脳の体内時計中枢を正常化する「光療法」や、うつ病に対処するための「認知行動療法」が行われます。
認知行動療法とは、ストレスなどの問題のとらえ方を、カウンセリングやグループワークなどを通して変えていくことにより、それらの問題に上手に対処できるような精神状態をつくっていく治療法です。いわゆる「メンタル・トレーニング」というものです。
アメリカでの研究調査報告によりますと、「光療法」単独による治療はあまり効果なく、「光療法」と「認知行動療法」を併用し、さらに抗うつ薬などを使用する「薬物療法」を組み合わせて治療するのが一番だと言われています。
■うつ病の治療や予防には...
メンタル・トレーニングが大事!
実は、「光療法」だけではあまり効果がありません。「認知行動療法」では、うつ病を克服する精神状態を自分自身でつくり上げる方法を学ぶため、一度この方法を身につけてしまえば、効果は長期にわたります。
■手軽にできる冬季うつ病の予防法
日本人の冬季うつ病の発症率は1〜3%。欧米に比べれば少ないのですが、冬季うつ病にならないためのポイントをいくつかご紹介しておきますね(^-^)
大切なのは...ズバリ!生活習慣なのです!
・日光を浴びる
昼と夜のメリハリが大切ですよ( ´ ▽ ` )ノ
・規則正しい食事と運動
まず、運動はストレスを解消し、睡眠に良い影響を与えてくれます。それに加えて、規則正しい三度の食事とバランスのよい献立が大事です!セロトニンの材料となる「トリプトファン」は、乳製品、大豆製品、魚、ナッツ類などに多く含まれますので、冬は特に意識して摂取してみてくださいね!
・ストレスを溜めない
貯金と違ってストレスは、溜めても何もいいことはありません。そもそも、ストレスはうつ病の大きな原因なのです。人は生きている限り、様々な人間関係に悩まされ、どうしてもストレスを抱えてしまうもの。...ですが、自分なりのストレス解消法を身につけていれば大丈夫!
スポーツ、入浴、ストレッチ、ヨガ、アロマ、音楽など、リラックスできるものなら何でもいいんじゃないでしょうかっ(^-^)/
以上、いかがでしたか?
わかっちゃいるけど変えられない生活習慣...
うつ病の根本的な原因はいまだに分かっていのですが、うつ病はれっきとした病気であり、気分が落ち込んでいるだけでも、性格の問題でもありません。
うつ病になってしまったら、専門的な治療が必要になってきます。そうなる前に、或いは症状が軽いうちに、日頃の生活習慣を改めて、ストレスに負けない心を作るメンタル・トレーニングを行っていきましょう!
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