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2017年08月07日

醜いアヒルの娘 レビュー感想 オチが弱い

不気味な洋館を探索して友達を探す話だが、冒頭から細かい伏線らしきものがあるわりにはかなり安易なオチだった。


結構ワクワクしてプレーしたのに、これはひどい


素材は面白そうなのでもう少し練り込んで欲しい


制作12時間らしいが、20時間かければ良作になれたかも




20点 惜しい凡作です


 

何も事件は起こらなかった レビュー感想 あいつはとんでもないものを盗んでいきました!あなたのトランプです!

何も事件は起こらなかった
僕の家で、何も事件は起こらなかった


僕はお姉ちゃんと2人、家で夕飯を食べ、トランプで遊び、風呂に入って、眠りに就く。
ただそれだけなのに、何かが、何かがおかしい。

このゲームはホラーアドベンチャーゲームです。
マルチエンド方式であり、GOOD END、NORMAL END、BAD ENDがあります。
なお、本作に周回要素はありません。全てのエンドは1周目で見ることができます。








攻略しました。ネタバレあり





友達と遊んでいた主人公が、迎えに来たお姉ちゃんと一晩過ごす…





というだけのゲームだが随所に違和感と伏線があり非常に芸の細かい良作だった。





2周目をやると、もうOPから伏線だらけ









ホラーゲームなのにホラー要素がないんで、なんだこれ、たいしたことねえな、と思っていると唐突なワンシーンだけあるホラー演出に心底びびることになる。





死んだほうのレンくん、キモ過ぎだろ。全然「可愛い弟」じゃない









結論からいってしまうと、3人もの家族を事故でいっきに亡くしてしまって精神状態がおかしくなってる女性が、弟そっくりの子供を誘拐していた。





お姉ちゃんは誘拐犯で、主人公は誘拐された被害者、という話









グッドエンド、ノーマルエンド、バッドエンド、シークレットエンドとあるが、中でもグッドエンドが非常に感動的かつゲームギミックのあるいいEDだった。







亡霊にミミヲカスナと言われ、キーを普通に押してお姉ちゃんの言葉に耳を貸してしまうとノーマルエンドだが、文字通り耳を貸さず移動して部屋から出ればグッドエンド。








実は会話中も動ける(人の話の最中に、ウロチョロする弟とそれを気にしない姉…)
ということに最初はまず気づかないので、普通はノーマルかバッドになるだろう。



作者も全てのEDを見るのは大変と言ってるしね







このグッドエンドは、鍵っ子の主人公がお姉ちゃんと家族にはなれないが友達にはなれる。









誘拐されたのではなくて、友達の家に一晩遊びに行っただけ、と成人女性のお姉ちゃんを、とても6歳児とは思えない台詞で諭し、まさに何も事件は起こらなかったというタイトル回収が素晴らしい、非常にカタルシスがあるものだった








何も事件は起こらなかった、僕の家で、何も事件は起こらなかったのアオリの通り(お姉ちゃんの家でも何も事件は起こらなかった)。







シークレットエンドは同様のタイミングで、トランプを入手して部屋から出ると見れるが、正直蛇足かなと思った。レンとお姉ちゃんの物語なのに志乃が入ってくるのも変な感じだし









バッドエンドは塩を玄関に置いてしまうとなる。この後お姉ちゃんは警察に逮捕されるんだろうな…








真相を知った後、改めて最初からプレーするとお姉ちゃんの闇の深さが物凄い。







ヒエッ…














評価 85点。シナリオとゲームギミックを両立させた良作







ところでレンの名前が恋ってのは、このあと恋とお姉ちゃんがオネショタ的恋愛関係になるってことなのかしら…


お姉ちゃん、やたら顔を赤らめるしな…



主人公は新聞も読めるし、6歳児なのにコナンの光彦並に知能が発達した頭のいい子供だった。






でも、赤の他人の6歳児とフロに入りたがる女って、明らかに事件起きてるよなあ(事件というより、事案か)




























SUKI レビュー感想 二転三転するシナリオは面白い

分岐ゲーに見えて実は一本道ゲーム、出来ることが決まってた。最初のEDも強制バッドエンドだしね






お使いイベントがとにかく異常な程多くて、ゲーム上必要性のないものばかり。プレイタイム稼ぎだろうけど、そのせいでテンポを崩してて本末転倒だ



特に大学中を回って消火器を探すイベントとか、全くストーリー上の意味がないのがね…



消火器、その後使うかと思ったけど、全く出てこないし







シナリオはベタながらに二転三転して面白い。



ヴェノムを使って変身していたのがイノリを振り向かせたかったタロウ、そのタロウが閉じ込めていたミミはタロウの元カノで、作中のミミは全てタロウの変身、盗撮の犯人はチロルとダイヤで、殺人鬼はナギサで、レイの彼女も殺害した、イノリの姉…






とまあこれだけ見ても、犯罪者のオンパレードで、まともな奴が誰もいない。




犯人が一人かと思いきや複数いるってのはミステリじゃ珍しいかも。



普通、実行犯とそれを命令するやつくらいだけど、このゲームの場合犯罪者が何人もいる。そして彼らには一切の横のつながりがないのが珍しいパターンだね



結局サークルメンバーでマトモなのはイノリ、スミレ、ミカドの幼馴染トリオだけ





と思わせておいて、かつてスミレの体にナイフで傷をつけてたのが異常性愛者のミカドで、イノリはその復讐のためにミカドを好きなフリをしており、本当に好きなのはスミレだった、というオチ





なんともカオスすぎるエンディングで、いい話で終わるかと思いきやなかなかブラック。なるほどSUKIってそういうことね

(このブログでも扱った、かたわ少女のミーシャが同じパターンだったね。主人公が好きと見せかけて、ヒロインが好きな同性愛者)




なんかこういうミステリ、ありがちだけど面白いね。同性愛者で、実は親友のことが好きだったってオチもありがちだけど、ゲームと本、映画では、やはり印象はかなり違う




結局終わってみればまともなサークルメンバーはスミレ一人だけ…




見事なマジキチカオスゲーでした




音楽もペルソナシリーズっぽくってオサレだし、面倒な移動やお使い以外は面白かった




70点の良作








しかしこの刺身大学が世界一の馬鹿大って設定、必要あったのかね。


金持ちも通ってるし、設定的にはエリート大学のほうが合いそうだけどなあ。



登場人物が全員Fラン以下のバカだなんて、かっこつかんじゃないの



2017年08月06日

繰り返す夏 レビュー感想 石畳とひまわりの盗作では?

夏に東京から帰ってきた幼馴染と私の他愛もない会話。







余りにもありがちな話という感想しかないのだが、これ、ひまわりというモチーフといい設定、展開といい、石畳とひまわりのパクリじゃないか。








まあ石畳とひまわりも格別斬新ではないしモチーフくらいはありそうだが、繰り返す夏はそれをあまりにも安易にパクっただけ




主人公の設定をアイドル(アイドル!?)に変えただけで流れも全部同じ。









石畳とひまわり…





仕事が大変だ。

ヒロイン「遅いよー!」
主人公「仕事が忙しくてな」

















本作…


アイドルは大変だ

主人公「忙しくて会いに来れなかった」
無題.jpg








石畳とひまわり…


「変わらんなあここは」










本作…


「相変わらずここは空気が綺麗だな」
無題2.jpg
















石畳とひまわり…




かくれんぼしてて怒られた

















本作…


秘密基地作って馬鹿やってたよな
無題2.jpg











石畳とひまわり…


「また来るよ」












本作…



「また来たよ」
無題4.jpg


















石畳とひまわりは演出に拘ってるが、繰り返す夏はそういう拘りやアイディアも一切ないし評価点はありません



まあそれより何がマズイかというと、ギミックである、会話に見えて、実は主人公の独り言である。ヒロインが幽霊で声が主人公に聞こえてない、というところまで全く同じ。





違うのは繰り返す夏の幽霊が死んでる事に気づいてないってだけ






盗作の疑いのあるものを評価できないので、論外です(インスパイアにしても工夫が無さすぎる)。0点の駄作







低評価しましたが、ブログコンセプト的に一つフォローします(いいところは極力見つけてあげたい)







スタートボタンの文字が「繰り返す」







…これはよかったかな。

でもここがピークだった

2017年08月05日

夏と化物 レビュー感想 絵はいい

音楽が鳴るシーンも少ない、地味なゲームなのに無駄に重い。


しかもシステムがおかしくてバックログを開くとバグります



さて肝心のシナリオ…設定も流れもありがちすぎてつまらなかった



少年が殺した相手をスケッチしだしたり、いかにもな陰キャのぼくのかんがえたかっこいいてんさいきゃらが寒くて、キッツイです。なろう系にいそう



そもそも正当防衛じゃなくて過剰防衛なのに、一切お咎めなしでスルーされてるし、意味不明な話。殺した後も血がついてない普通の立ち絵を使い回したり、手抜きも目立つ



評価20点 駄作でした



ただ、絵だけは少年誌的でいい感じです。サンデー系かな。

共依存論 レビュー感想 このゲームって言うほど共依存論してるか?

最初に最大の欠点をいっちゃうと、さすがにゲーム性0というのは…



ビジュアルノベルといってもRPGの形式を取ってるので何らかのゲーム性が欲しかった。


5か所調べるポイントがあるのに、まさかエンディングに一切関係ないとは…





シナリオは共依存論というより、インターネット依存論って感じで、こういうテーマは大昔からあったが、過去作品の焼き直しで余り目新しい部分はない。


共依存論というテーマについて深く描写出来ているか?というと、残念ながらノーだと思う




エンディングは3種類





バッドエンドだと主人公が痛いツイカスそのもので面白かった。


バッドEND2はまだしも、バッドEND1は屑過ぎる。


でもこういう奴、ネットに一杯いるよね。メンヘラ男っぽいキャラがまともに見えるほど酷い。





主人公のやりたいことがポエムってのはメンヘラの典型で、そこから脱却できてないんで、他の題材のがよかった。小説とかね







メンヘラの主人公が色々ありつつも前向きにやっていく流れは結構きれいで、最終的にはいい話という感じだけど、エンディングは今まで寝る時に手放せなかったぬいぐるみを置いて一人で寝るってシーンのほうが、主人公の成長がハッキリしてよかったんじゃないだろうか。





外に出るだけならぬいぐるみは関係ないし。まあぬいぐるみに行ってきますというシーンはよかったけどね








評価 50点 良作です




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2017年08月04日

籠の街 レビュー感想 少年の爽やかな成長物語と思いきや、まさかの欝ゲー展開に…

▼籠の街、攻略しました。非常にいいゲームでした。



ざっとレビューと軽い攻略をしていきます。ネタバレ全開なので、クリア後に読むことをオススメします











「少年は自問自答を繰り返す。」

街に住む大人になりたくない少年が、
人の思いに触れて少しだけ成長するお話。








▼オリジナリティ
普通のADVだが児童文学的で詩的な文章センスが凄い。ただ誤字脱字寸前の変な言い回しも多い。

いわゆるギャルゲーや乙女ゲーと違って攻略対象がおばあちゃんとか旅人とか、一風変わった人たちなのも面白い。昔こういうゲーム、よくあったよね







▼グラフィック
PS2初期を思わせる、古臭くも懐かしいタッチ。ひつじ村とか思い出した。総じて、絵がとても上手い。一枚絵がないのが惜しい。そしてエンディングに驚きの演出が(後述)



マナローラの画像を使ってるみたいだが、イメージビジュアルに海があったり、鳥が飛んでたりする割には海岸の街感は、0







▼音楽
フリー音源だが使い方が上手い。聞いてるとフリー音源でも好きになる







▼システム
快適で、スキップだけじゃなく次の選択肢までのカットも可能。ただ次の選択肢までを選ぶと重くなる







▼シナリオ
前述のようにフリーゲーム、同人ゲームでは滅多にない、児童文学的、詩的な文章表現、セリフ表現がとてもうまい。





逆にフリゲ、同人ゲーにありがちなラノベチックな文章が全く無い。







フリーゲームの面白いシナリオ数あれど、殆どがラノベ的、マンガ的なので、作者が何を題材にシナリオを吸収したのかは謎だが、こういう文章を書けるセンスは非常に貴重。特にお嬢様のセリフは知的で皮肉が効いてて面白い。







何故か大人になりたくないと思い込んでいる少年(13才くらいかな?)の大人になるための成長物語をベースに、恋愛、家族愛、兄弟愛などをミックスしている






攻略キャラは4人で、それぞれEDがノーマルエンドとグッドエンドで2種類、累計8種類のエンディングがある。リストでは上がノーマル、下がグッドで一覧を確認できる(普通は逆じゃないか?)









▼お嬢様編





唯一の恋愛シナリオ。




身分の違う幼馴染、というテーマだが本当に好きな人との恋愛をしたいお嬢様が定番の財産狙いの輩ども相手に奮闘。



執事もカッコイイ。(こういうキャラって大抵敵として出てくるからね)


ラストの手紙の連続は面白い演出だった。


2人はこの後、友達から恋人になるんだろうなあ…



2人で大人になる(意味深)なんやろなあ…



でもお嬢様、体調大丈夫かな?というところで終了。



恋愛の結末は描かれないが、決意を新たにしたことで、子供ながらに将来を誓い合う。ハートフルかつ、なかなか爽やかなカタルシス。80点。







…の筈だったのだが…




その時は想像もできなかったよ……




籠の街がこんな風になるなんて…
(後述)









ノーマルエンドはドタバタ劇のまま終了で、恋愛にもならないし、ウェイトが何も成長できない。他のノーマルEDのような「今が楽しきゃいいじゃん!幸せ!」とムリに思い込むシーンもなし









▼おばあちゃん編




ウェイトがクソガキすぎてさっきのお嬢様編に比べると凄いギャップ


好きな女の前ではかっこつけても、祖母の前ではこんなもんなんだろう。



おばあちゃんが孫に厳しいという現実でさえ稀有なタイプで、その理由も深い。ちゃんと自分の死後のことも考えてる。



なんか高齢ニートの息子に対する母親のセリフみたいだな


凄いリアルだった。もしかしてモデルとか、いる?



80点



ノーマルエンドではそんなおばあちゃんがクソガキ相手に折れてしまう。





ウェイトがクソニートそのもので酷い





もうこれ半分バッドエンドだろ









▼坊や編


子供から大人へ、というテーマが一番顕著。


坊やが泣きながら家での現状を語るシーンで、不覚にも貰い泣きしそうになった。


このシナリオのウェイト、おばあちゃん編とはまた打って変わって、精神的に大人すぎる


お前もう、現代の大抵の大人より大人だよ



90点



バッドエンドは恒例の、何も成長せず今が幸せならいいじゃん(いいじゃん)エンド



実は最初こっちのEDになって、え?これがグッドエンド?と思った。



グッドエンドが見れない原因は最初旅人に会ってしまったから


これをやると1日浪費してしまい、どのルートでも強制ノーマルになる。引っかかった人、多いでしょ










▼旅人編


タイトルの籠の街の正体が明かされる。



何故か最後じゃなくても見れるが、シナリオ完結編




序盤から意味深なシーンが連続するが、他のシナリオと雰囲気がガラリと変わり、暗い話。まさか籠の街が流行り病によって主人公以外が死滅した街だったとはね…



伏線が実に巧妙で、旅人と出会うシーンで掠れたセリフが「懐かしい、僕は子供だった」と読めたり、「やっと人に会えた」「夜になればわかる」と街が滅亡していることを示唆していたり、序盤で回答を提示しているのが上手い。




この街が何もない地方都市である、というしつこく振っている話も見事な伏線になっている(そもそも「街」は都会を表すんだが、ってのがずっと疑問だった)。



ウェイトが「この街にあなたの期待するようなものはない」というシーンで、私は地方だから何もないと言ってるのだな、と、見事にミスリードされてしまった。これは作者の策略通りだろう








▼既に死んでしまったおばあちゃんたちからの手紙も泣ける。ネーミングをしない作風だと思っていたが、ここで初めて登場人物の名前が分かるのも妙なインパクトがある




更に、このシナリオで、初めて選択肢



無言だとグッドエンドだが、旅人相手に「言うつもりはない」にしてしまうと何故かバッドエンドになる。ウェイトの反応は同じなのに



この選択肢でエンディングが変わる必然性は、無い気が。ここでバッドになったプレイヤーも多いだろう








▼旅人の正体が大人になったウェイトなのは途中で気付いたが、まさかタイムスリップすることが夢というセリフが伏線になってるとは思わなかった。



携帯電話などの現代アイテムも出ないし、中世ヨーロッパっぽい(背景素材は現在のだろうけど)世界観でタイムスリップ?なんじゃそりゃ???と疑問に思ってはいたが、盲点だった(SFがメジャーじゃない時代にこんな発想をする少年、まあいないだろうし)











▼エンディングでともに旅立つ2人のシーンが、まさかのアニメムービー。



これにはビックリしたね。まさか動画まで作ってるとは。しかもデキが凄くいい




しゃろうのmorningも最高にマッチしてる(これ、フリー音源史上最高のBGMだと思う)









▼悲しい現実に絶望し、ずっと塞ぎ込んでいた主人公にまた笑顔が戻るシーンでは、この音楽も相俟って、涙腺が緩んじゃったよ。




そんな籠の街のピークは、間違いなくここ


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そしてラストに籠の街ロゴが出て、旅人の正体に変わったタイトル画面に戻るまでが、ワンセット。

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うわぁぁああ…





まるで映画のような演出だ。カタルシスが素晴らしい





怒涛の展開にはかなり引き込まれたし、感動もした。


いいシナリオだ、95点













▼総合評価、90点。ルーキーということでさほど期待してなかっただけに凄い良作でビックリだ。


何よりシナリオが泣けるわ。



泣きゲーだぞ、って方向性で押したほうがもっとDLされただろうね





公式HPのアクセス数(いまだに600〜。1000すらいかない…)などを見ても、ヒットしたとはいい難いが、これは記録より記憶に残る、隠れた良作だよ





作者は現在ウィッシュルーム(ラストウィンドウ)っぽいウタヒメトジュウセイというゲームを作ってるが、籠の街とはかなり違う雰囲気だが、これにも期待だ









▼最後に疑問だが、結局このゲームは、どこまで「大人になりたくない子供ウェイト」の妄想だったんだろうね




冒頭、旅人に話し掛けても他のキャラのルートに入り、ノーマルエンドは見れるので、ここだけ見ると同じ時系列に思われる。だが旅人と会った時点で街は滅亡していないとおかしい





3人のエンディング後のストーリーが旅人編なんだろうか



それとも、このゲームは全て旅人編でウェイトが見た妄想なんだろうか。




それはあまりにも切ないし、物的に手紙の存在が残ってるし、旅人は最初出てこないので、やはり3人のエンディング後のストーリーが旅人編と解釈した




どのエンディングも未来と希望があるだけに、街や住人が死滅してしまうのが本当に切ないゲームだね。









…え?そもそもSF的には、同一人物が同一時間に存在出来ない?出会った瞬間にお互いが消滅する、だからこの話はおかしい、だって?
(籠の街、冒頭風に)






いくら中世だからって、流行り病で死滅した街やそこに1人で住む少年を行政が放置するのはおかしい?



そんな街に残った食べ物なんかがクリーンなのはおかしい??汚染されるのが普通だって???




そもそもウェイトだけ病気にならないのはもっとおかしい???




重機もなにもない時代に、子供が1人であれだけの墓を作れるなんておかしい、どんな無尽蔵のスタミナだよって?????




家にあった手紙にずっと気付かなかったのは、もっとおかしい?????




おいおいよしてくれよ…感動に水をさすのは…


ウェイトは植木屋で鍛えられてるから、きっと体力があったんだよ…(小声)




えっ?まだあるのかい?????





そもそもご都合主義と矛盾に満ち溢れたシナリオ、設定だって??????












…か、籠の街はファンタジーだから…(震え声)












姪っ子となつやすみ(試作版) レビュー感想 作画は全部描き直して欲しい

青年が姪っ子と同居するという日常系ゲーム。

余りにも短い体験版なのでレビューする部分もあまりないのだが、気になった点を纏めてみる







・作画レベルが致命的に低い
さすがにラフレベルを完成とするのはマズイ、これじゃDLして貰えない


完全版も同じ絵だが、描き直すべき


作者はサイトを見る限りちゃんと絵が描けるみたいだし









・バッドエンドが安易すぎる。

選択肢1個でバッドエンドになる。しかもかなり安直な展開。


というかそもそもバッドエンドが必要な題材ではない気がする


選択肢全部試したんだけど一人で起きる様に大人の対応をしてもバッドエンドとか、不条理以外の何物でもない









評価50点の凡作。現時点では面白さは未知数だが、面白い体験版ではなかった





夏を舞台にしたゲームなので、夏の間に完成版が出ることを期待します



2017年08月02日

モノラル虹彩 レビュー感想 右耳が恋人

少女が好きな少年に対して嘘を吐いていた…というのを雨の日を舞台に書いているが、まず雨というテーマを題材として生かしきれてない。


モノラルは辛うじて生かしてるが、虹彩もダメ



シナリオ自体が、なんかどうでもいい感じ




嘘の内容も読めるし、相当どうでもいい感じで、中学生高校生のケータイ小説レベル





EDもまあ予想通りで、文章も中学生高校生のポエムのようで下手







やたら「学生」って言葉が出てくるんだけど、中学生高校生って、「学生」じゃないよね。中学生高校生は「生徒」


ノベルをやるにも不勉強すぎる



まあそんな感じで、短いのに、つっこみ出すとキリがない



評価30点。駄作です







2017年08月01日

アカイイカア レビュー感想 青鬼ならぬ赤鬼














 【内容】このゲームは赤い化け物から逃げつつ、謎を解き進めながら謎の建物からの
     脱出を目指すホラー脱出ゲームです。ストーリー性はほぼないです。







謎の言葉アカイイカアの謎を解きながら館からの脱出を目指す短編ホラーADVを攻略しました



最終セーブで18分だったが非常に濃厚なホラーだった。脅かし系のテクニックがうまく、油断したところでアカイイカアのアップになるのがやはり怖い



謎解きはヒントが多いので詰まることはないが、画面が暗いのでヒントそのものを見落とすかもしれない。


私は小部屋の鍵を使ったところでヒントを見逃し、いきなり高速で詰め寄ってくるアカイイカアに殺されて悲鳴をあげた



逃げアクション要素もあるが、このゲームはホラーでは珍しくダッシュがなく、斜め移動が使える。


敵もさほど速くないのでアクションが下手でも遊べるし、かといって緊張感がないかといえば血だまりを踏むと減速するシステムでそれを解消しているのがうまいね



総じてとても良く出来た良作だった。70点

















ところで結局アカイイカアってなんだったんだろうね。まあ明らかに敵クリーチャーの事なんだけど、それが何かってのは謎のまま終わってしまったね。何せストーリー要素がほぼないから


唯一の生存者である若い男が意味ありげなことを言ってたくらいでほとんど情報がない。


逆から読んでもアカイイカアになるが、何かの暗号だろうか。


文章的な情報が0なので、見た目から推理してみる



このクリーチャーは間違いなくネットで有名な「あたしはもうお嫁にいけません」が元ネタ。



立島夕子氏は、この絵について「当時24歳、この絵を描いた当時私はある男性に付きまとわれ精神的に危篤でした。その男性の行動と過去の強姦未遂のトラウマが重なり表現された絵です。この絵は全ての性犯罪に対する私の決死の反逆の絵です。」と述べている。



強姦未遂ってのが大きなヒントである。作中ではアカイイカアが出現するときに、赤ん坊の泣き声がするのはそのためだろう
hqdefault.jpg
yome.jpg








ここで、「あたしはもうお嫁にいけません」を早口で言ってみる




「あたしはもうお嫁にいけません」!!


「アタシヤモメマセン」!!


「アタシモアッ」!!




「アカイイカア」!!



よしこれだ





よってアカイイカアというのは強姦され自殺してしまった女性の成れの果てなんだろう。


赤ん坊はその子供だが、気の毒にも中絶された赤ん坊なのだろう。だから泣き叫んで母親であるアカイイカアを探しているんだろうな。



とそれっぽく言ってみましたが、答えが分かる人は情報下さい。





















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