先日のサイエンス系ネットニュースによると「うつ病」の発症の原因がヒトヘルペスウイルスの可能性が高いことがわかった。
研究結果を発表したのは東京慈恵医科大学の近藤教授をはじめとする研究チームだ。
ヒトヘルペスウイルスはほとんどの人が感染しているそうだが、疲労などが重なり体の抵抗力が
低下した時など体内の細胞から抜け出し唾液に入り込み、その唾液から喉を介して鼻の奥の組織
嗅球に侵入し、嗅球と連絡がある海馬などの神経細胞にダメージを与えるためであることを突き止めたそうだ。
以前はうつ病の原因は遺伝的な要素が大きいとされてきたが、DNA研究でも鬱病を引き起こす
遺伝子はまだ見つかっていない。
うつ病の発症メカニズムは人が精神的に疲労したり睡眠不足が重なると、体の抵抗力が低下し
それによって眠っていたヒトヘルペスウイルスが活動をはじめ、それが原因で脳にダメージを与えるということだろう。
したがって、うつ病になると最初、体に倦怠感や疲労感を訴える、元気に動くのがおっくうだと訴える人が多いのも納得できる。
それを放置して、気力で何とかしようと頑張ると、免疫力を低下させるコルチゾルなどのホルモンが更に分泌され
免疫力が更に低下して、うつ病が悪化してゆくと考えられる。
医師の間ではうつ病患者の多くが感染症が治りにくいという臨床経験を持つという。
うつ病にならないためには免疫力を低下させないこと、悪化させないためには免疫力を保持することが必要と考えられる。
免疫力を高めるには、十分な睡眠と質、1日30分以上の運動、様々な必要な栄養素を含んだ食事などが必要だといわれている。
うつ病を治すにも免疫力を高めることが有効かもしれない。
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